「ヨーロッパの自殺」 - 大量移民により欧州が死に到ろうとしている

ダグラス・マリー (英国の作家/ジャーナリスト) による動画「ヨーロッパの自殺」を訳してみた。大量移民により欧州が死に到ろうとしているという主張です。
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tarafuku10 @tarafuku10

英国の作家/ジャーナリスト、ダグラス・マリーの動画『ヨーロッパの自殺』を訳してみた。大量移民により欧州が死に到ろうとしているというお話。自民党が入管法の改正案を了承したということで、日本でもタイムリーな話題だと思います。 youtube.com/watch?v=stR5nW…

2018-11-05 01:16:33
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tarafuku10 @tarafuku10

ユダヤ教・キリスト教の価値から生まれた文明、古代ギリシャの哲学、啓蒙時代の発見は、自らの手に導かれて深い穴の縁に立ち、その奥底を見つめています。寒々しい言い方をすれば、欧州は自殺しようとしているのです。なぜこんなことになったのでしょうか。複雑な問題ですが、大きな原因は2つです。 pic.twitter.com/tcTTqDwpbH

2018-11-05 01:17:02
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第1は、欧州への人々の大量流入です。これは第二次世界大戦後から着実に進行していましたが、中東、北アフリカ、東アジアから100万人を超える移民が欧州になだれこんだ2015年の難民危機以降、大きく加速しました。 pic.twitter.com/Sw0mBgNn1b

2018-11-05 01:17:33
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同じくらい重要な第2の原因は、欧州がそれ自体、その信念、その伝統、そしてその正統性への信頼を失くしてしまったということです。2つの原因を詳しく見ていきましょう。 pic.twitter.com/wquElJs9gv

2018-11-05 01:18:03
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欧州は何十年もの間、主に中東や北アフリカから一時的労働者を積極的に招きました。誰も彼らが留まるとは考えませんでしたが、彼らは留まりました。不法移民も含め、誰も彼らに帰国を求めませんでした。1999年、英国の移民担当大臣はこう言います。「移民を返すには時間がかかる。感情的な問題もある」 pic.twitter.com/4I0M7UqrgW

2018-11-05 01:18:24
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そして、もちろん、彼らには去る理由もありません。欧州には出身国よりもはるかに多くの経済的機会があります。仕事がなくなれば、気前の良い社会保障が用意されています。欧州の「多文化主義」への取り組みにより、移民は彼らの望む文化を維持することが許されたどころか奨励された時期もありました。 pic.twitter.com/kFRnJpy2pH

2018-11-05 01:18:43
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しかし、これはうまくいきませんでした。英国、フランス、ドイツの指導者は2011年になってこれを認めました。キャメロン、サルコジ、メルケルは、多文化主義は失敗したと衝撃的に認めたのです。こうして、移民は同化し、西洋の価値を受け入れるように求められるようになりました。 pic.twitter.com/Hb22t3ZgkA

2018-11-05 01:19:06
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tarafuku10 @tarafuku10

欧州各国は、これがうまくいけば、財政的負担や稀に起きるテロも大きな問題にならないと説明しました。しかし、思い通りにいかないどころか、移民は増え続けます。2015年だけで、ドイツとスウェーデンは人口の2%にあたる移民を受け入れました。2017年に英国で最も多く命名された男子名はムハマドです。 pic.twitter.com/0ctCfTflCu

2018-11-05 01:19:26
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tarafuku10 @tarafuku10

それでは、なぜ欧州の指導者たちは、欧州の価値とまったく異なる価値を持つ人や、それに反対する人も含め、戦争から逃げてきた人でも、単純により良い生活を求めている人でも、世界中からあらゆる人を受け入れることができると決めたのでしょうか。

2018-11-05 01:19:48
tarafuku10 @tarafuku10

この質問に一言で答えるとすれば、それは「罪悪感」です。これらの難民は、欧州の帝国主義に起因する状況から逃げようとしているのではないか、と考えているのです。彼らの国の不運な人々を無慈悲に搾取したのは私たちではないのか。彼らの悲惨な状況の原因は私たちにあるのではないか、と。 pic.twitter.com/NIxYi3Fd4P

2018-11-05 01:20:10
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欧州に彼らを受け入れることで、この罪悪感を消すことができます。特にこれはドイツにあてはまります。アンゲラ・メルケルは、2015年に150万人の移民を受け入れることで、20世紀の強大な侵略国でホロコーストの設計者であるドイツが、21世紀の人道的超大国になったと実質的に宣言したのです。 pic.twitter.com/xpi5yprAUp

2018-11-05 01:20:37
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tarafuku10 @tarafuku10

高貴な感情かもしれません。しかしその代償を払うのは誰でしょうか。幾何級数的に増加する犯罪やテロを体験しなければならなかった欧州の一般市民です。彼らの恐怖や不満はほぼ無視されましたが、それだけに留まりません。 pic.twitter.com/3LqvrtVjBq

2018-11-05 01:21:05
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2015年10月、ドイツ政府は800人の新たな移民をカッセル市に割り当てます。不安な住民は、行政側に質問するため会合を開きます。動画によれば、住民は冷静に振舞っています。会合の途中、行政区長がこう告げます。「住民が反対しようが難民は来る」。同意しない人は「自由にドイツを去ってよい」。 pic.twitter.com/lNNFTFoEMH

2018-11-05 01:21:42
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「問題があるなら、それは移民ではなく市民の問題だ」という行政の姿勢は、エリート層に漂う「徒労感」を反映していると私は考えます。欧州の物語は語り尽くされた。宗教や考えうる全ての政策も試した。どれも失敗だ。何もうまくいかない。ならば、私達がいなくなれば世界はうまく回るんじゃないか。 pic.twitter.com/kOTUwOP1fH

2018-11-05 01:22:05
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tarafuku10 @tarafuku10

もちろん、こうした見方を取ることができるのは、自分がどれほど幸運なのかを理解していない人々のみです。皮肉なことに、真の意味で同化し、西洋の価値を守ろうとする難民以上にこれを理解している人はいません。 pic.twitter.com/xhYJehTEUA

2018-11-05 01:22:32
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tarafuku10 @tarafuku10

たとえば、啓蒙時代の原則をオランダ人以上に信じたためオランダを去ったソマリア生まれのアヤーン・ヒルシ・アリや、欧州の価値を擁護したために同じ移民から命を脅かされているドイツ在住のハメド・アブデル・サマドなどの非凡な人々です。 これは本質的に文化の自殺、自己破滅です。 pic.twitter.com/oZUOm1xfrf

2018-11-05 01:23:01
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tarafuku10 @tarafuku10

一般的な欧州人が指導者との心中に加わる可能性はあります。しかし、最近の世論調査によれば、彼らにその意思は見てとれません。この意思に基づき彼らがどう行動するかは、これから数年の重要な物語となるでしょう。 私たちが目撃するのは、欧州の終焉でしょうか。それともその再生でしょうか。(了) pic.twitter.com/qhT8FFm02Z

2018-11-05 01:23:27
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