家具デザインの歴史 _ 1970-80年代

書籍「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェ」をベースにしています。 今後随時掘り下げの更新をしていく予定。
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はるきち @kiruhachi
「近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェを読んでいる。ここ最近で「1965-1976 実験的な試みと反デザイン」という章を読んだのだが、なだかかあまりパッとしない章であったーー;
はるきち @kiruhachi
60年代までのデザインに対する批判がかなり高まった時代であったようだが、あまりカタチの話が出てこない。理論・言論でのデザイン更新が「目論まれた」時代であるのかもしれない。
はるきち @kiruhachi
とりあえず引用しておく。「60年代は、消費社会と機能主義の最盛期とともに、その後半期になるとすでに危機の明らかな兆候を引き起こした。成長の限界に到達したように思われ、70年代には、さっそく1973年にオイルショックが始まった。」
はるきち @kiruhachi
「大量生産と近代デザインの純粋な機能主義との多幸感が、高まる批判に直面し、資本主義社会におけるデザインの役割もまた疑問視された。多くのデザイナーはもはや自らを「企業の手先」であると思いたくはなく、自由に実験的に活動し、広がっていく社会構想に政治的に関わりたいと考えた。」
はるきち @kiruhachi
「70年代初期には批判的な理論がデザインに影響を与えた。社会におけるデザインの使命についての問題が新たに提起され、物品の機能についての問題が単に技術的な局面を超えて象徴的なものや社会的なものへと拡げられた。」
はるきち @kiruhachi
こんな感じで、機能主義あるいは資本主義という、デザインを成長させてきた思想、生活そのものに懐疑的な気分が強くなった。そのため、"じゃあデザインってなんなんだ?"という疑問が世間を覆い、デザイナーの手が止まった。そんな時代。
はるきち @kiruhachi
いままで信じてきたものへの懐疑心。そこから価値観の転換が生じた。それが60年代後半-70年代前半。
はるきち @kiruhachi
そんな中、デザインに刺激を与えたのが、「この時代の若者文化やポップ・アート、ミニマル・アート」であったのだという。中でも特にポップアートとデザインの関係は深いようである。
はるきち @kiruhachi
引用すると、(イタリアでの)「反対運動の創始者とみなされたE.ソットサスは、家具や陶磁器のオブジェにおいてすでに早くからポップ・アートを引用し、ユートピア的な対立世界をデザインした。彼のオブジェと理論は80年代までイタリアの反デザインの道標であり続けた。」
はるきち @kiruhachi
ソットサスはこれな。彼は「ベル・デザイン」の章で紹介したが、「反ベル・デザイン」の時代の人のようだな。先に述べた価値転換の時代に、どうやってデザインしていたのか、ポップアートとの関係など調べる必要があるな。(いつか… twitter.com/kiruhachi/stat…
はるきち @kiruhachi
というか、ポップ・アートとはそもそもなんなのかを僕はあまり知らないことに気がついた^^; 60s、70sにおけるポップ・アートについても勉強しないとな…
はるきち @kiruhachi
近代から現代までのデザイン史入門 1750-2000年」 / トーマス・ハウフェを読んでいる。最終章「1968-2000 モダニズム以降」。まずは序盤の、60年代末から70年代にかけてをまとめていく。
はるきち @kiruhachi
60年代末あたりはざっくりいうとこんな時代。70年代に入り、デザイナー達を鼓舞させたのが、ポップアートであり新しいデザイン理論であった。 twitter.com/kiruhachi/stat…
はるきち @kiruhachi
まずポップ・アートあるいはポップ・カルチャーからの影響に関して引用すると、「60年代末ごろにはことにポップ・カルチャーに刺激されれ「良いもの」と「悪いもの」、「グーテ・フォルム」と「キッチュ」、「高級文化」と「日常文化」、(続く
はるきち @kiruhachi
続き)これらの間に厳格な区分を設けることをもはや甘受しない兆しが文化の様々な領域で生じた。…歴史的引用、キッチュと豪奢、個性と多色によってポスト・モダンは、教条的に硬直したモダニズムの無職の合理的な形態に反乱を起こした。」とのこと。
はるきち @kiruhachi
60年代末〜70年代初頭という時代において、ポップ・アートやポップ・カルチャーが、確実に人々の美意識の変化の起爆剤となっている。本書にそのシーンは記されていないが、しっかり勉強する必要があるな。
はるきち @kiruhachi
新しい理論に関して引用する。「アメリカにおいてR・ヴェンチューリは、『建築の多様性と対立性』(1966)、『ラスベガス』(1971)において反機能主義の理論を的確に述べた。」
はるきち @kiruhachi
やはりヴェンチューリのモダニズム批判の影響力は計り知れない。
はるきち @kiruhachi
こうした流れで1976年にイタリアにおいて生まれたのが、デザイン集団「スタジオ・アルキミア」である。アレッサンドロ・グリエーロ、アレッサンドロ・メンディーニ、ソットサスらがメンバー。
はるきち @kiruhachi
アルキミアについて引用すると、「モダンな大量生産の冷ややかな機能性に逆らって、使用者と物品との間の新しい感情的で感性的な関係を生み出すことが目標であった。…なによりもまず重視されるのは、物品の表現的な、機知に富んだ空想的な、詩的な、風刺的な影響力であった。」(続く
はるきち @kiruhachi
続き)「「アルキミア」は「安物の」日常品をかん高い色彩とアプリケされた装飾でデザイン・オブジェに作り変えた」こんな感じ。
はるきち @kiruhachi
"「安物の」日常品"の価値転換という手法は今の日本と親和性が高いと思うのでとても興味深い。明日はちょっとアルキミアについて調べて、80年代=メンフィスの時代をまとめよう。
はるきち @kiruhachi
アルキミアについて検索しているのだけれど、詳しい情報が全然ヒットしない…日本ではあまりメジャーではないのな^^; 完全にメンフィスに隠れている。 twitter.com/kiruhachi/stat…
はるきち @kiruhachi
かろうじて見つけた情報がこれ。 / アルキミア 終わりなきイタリアンデザイン somewheretokyo.blog130.fc2.com/blog-entry-44.…
はるきち @kiruhachi
79年に「バウハウスコレクション」というコレクションを発表している。またアルキミアの精神的支柱は、モダニズムへの強烈な批判精神であるという。>前ツイ
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コメント

はるきち @kiruhachi 2018年12月7日
まとめを公開しました。
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