オーク、さらに東へ行く! #ぴくめす

砦のオーク達が東方オークと旅をするはなし pixivのR-18企画 【pixiv牝化騎士団陵辱】 略称 ぴくめす 企画目録 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6313499
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まとめ オーク、東へ行く! #ぴくめす 砦のオーク達が東方オークと旅をするはなし pixivのR-18企画 【pixiv牝化騎士団陵辱】 略称 ぴくめす 企画目録 http://www.pixiv.net/novel/show.php?id=6313499 2840 pv 5
帽子男 @alkali_acid

#ぴくめす オークはゆくよ東へ東へ。 東西を結ぶ鬼の道。 立ちはだかる敵を牝化し苗床に。 目指すはミカドの統べる東海の列島。 俺より強いやつに会いにゆく(孕ませるために)

2018-12-03 00:20:18
帽子男 @alkali_acid

東西を結ぶ交易路、絹の道。 と並行して走る鬼の道は、遠い昔に冥王の時代に作られたといい、たどるものは通常の何倍、何十倍もの速さで進める。だがおよそ影の領域に隠れた途とて、横切る国々が修繕や手入れするはずもなく荒れ放題。難所は数知れず、妖怪変化も出没する。

2018-12-03 00:23:55
帽子男 @alkali_acid

川に住まう大鯰に、山に巣食う大鶏。双子の大亀に、六脚の山羊。 いずれも天帝に背いて放逐にあった神将天兵、聖吏に仙使とか。 妖怪変化には妖怪変化なりの交際(つきあい)というのがあるらしく、近頃鬼の道を駆け巡る噂は、西方からやってくる白い小鬼と、東方からやってくる高僧のこと。

2018-12-03 00:27:26
帽子男 @alkali_acid

白い小鬼の生き胆を食えば千年寿命が延び、犯し殺せば罪業一万年が減じるとか。 かくて押し寄せる百鬼夜行。 さながら陸を走る怒涛の如し。

2018-12-03 00:29:03
帽子男 @alkali_acid

案内役を務める東方オークの大将マサカドは、蛮刀を縦横に振るって、化生どもを迎え撃つ。 標的になった古オークの少年ガブも、たやすく餌食となる性質ではない。熊に跨り、黒い鉞を振るって魑魅魍魎と斬り結ぶ。 かたわらにはオークでありながら呪文を操る幼い仲間もいる。

2018-12-03 00:31:02
帽子男 @alkali_acid

泥人形使いのゴマ 魔拳使いのゼマ 加えて、まだ腫れがひかずに鼻水と涎をだらだら流して震えているギマとジマだ。こいつらは戦力外なのでどうでもいい。

2018-12-03 00:32:26
帽子男 @alkali_acid

あとは東方オークの子供で、忍術使いのダンゾがいる。黒曜石のくないを投げるなかなかすばしっこいちびすけ。 かくて一行は昼夜戦いながら東方への道を進むのだった。

2018-12-03 00:33:27
帽子男 @alkali_acid

「セイジンダイショウグン!ヨウカイヘンゲどもの数が多い!」 「ぶっ殺す!」 「うむ!!」

2018-12-03 00:36:30
帽子男 @alkali_acid

特に策はない。 オークだからね。 「ぐぐぐ…元気で結構」 魔法のじゅうたんに寝転び、痙攣する牝の尻を撫でながら水煙管を吹かして高みの見物はターバン頭のオークメイジ。いつの間にか生えた口ひげをしごいたりなんかして。そばで慰みものになっているのは東夷の元道士。

2018-12-03 00:38:33
帽子男 @alkali_acid

かつては王朝に仕え、豚人と蔑むオークを滅ぼすべく奔走した英才であったが、今はただ玩弄に嬌声をこぼすだけの靡肉に過ぎない。 「ぐぐぐぐ…しかし、いつまでも足止めでは退屈する」

2018-12-03 00:40:23
帽子男 @alkali_acid

「やいやい爺。高見の見物とはいい度胸だな。お前も小鬼の仲間か?」 目の前に大口を開けた驢馬頭の妖怪が浮かんでいる。仙雲を踏んで鼻息も荒いようすはどうやらもとは神将でもあろうか。 オークメイジはあくびをひとつ。 「そそらん」 「ああん?しわだらけの食いでのなさそうな爺だ。だが」

2018-12-03 00:43:55
帽子男 @alkali_acid

「隣の女は汁気が多くてうまそうじゃねえか!」 「ぐぐぐ…うるさいやつよ」 オークメイジの腕が緑に輝きながらずぶりと元道士の背中にめりこむと、まるで操り人形のように手足をばたつかせつつ立ち上がらせる。 切れ長の双眸から常盤に光る涙が二筋、瞳も同じ色に輝く。

2018-12-03 00:46:08
帽子男 @alkali_acid

「急急如律令!!!!」 滑らかな女の肌から呪符が無数に剥がれて宙に群れ飛び、たちまち妖怪を包み込み、小さな珠に圧し潰す。 「ぎゃあああ!!」 「やかましいことよ…ぐぐぐ…」 獣鬼の翁は、丸薬のようになった魔霊をあっさり指でつまむと、ぱくんと飲み込む。 「ぐぐぐ…まずいわい」

2018-12-03 00:49:12
帽子男 @alkali_acid

「ひいいい!!獣鬼霊師さまあああ!」 「ぐぐぐ…いけ」 宙に愛液と尿のまざりものをぶちまけながら、オークメイジの道具となりはてた人間は白目を剥いて絶頂に達する。

2018-12-03 00:52:37
帽子男 @alkali_acid

そうこうするうちにほかの妖怪もみな、マサカドと東方オークの一団、それにガブが退治したようだった。ゴマとゼマもなんか術を放ちまくってはいた。ダンゾはほぼそれをよけるのに精いっぱい。 ギマとジマは発熱と発汗を繰り返していたが、特に誰も気にしてない。

2018-12-03 00:54:29
帽子男 @alkali_acid

◆◆◆◆ 「ちくしょおおお。なんで西方の鬼ごときがあんなに強ぇえんだ!?それにあのみょうちきりんなじじいはなんだ?俺達妖怪を逆に食っちまうだと。どうなってんだ?」 逃げ延びた妖怪の一匹が泣き言を漏らしながら宙を漂う。 「こうなりゃ火炎山まで逃げ延びてどうにか眠ってる親分を」

2018-12-03 00:57:07
帽子男 @alkali_acid

だがみなまでいわせず、金の箍(たが)がはまった棒が化生の頭を打ち据えてざくろのごとく弾き飛ばす。 「うるせえ蠅だ…っといけねえ」 棒が風を巻いてさらに屍を打ち据え、粉々の散り散りになるまで叩く。 「さてと、これでばれねえぞ。お師匠さんに無駄な殺生をしたと知られたらまじい」

2018-12-03 00:59:34
帽子男 @alkali_acid

喋っているのは猿のような人のような、行者のような。 獰猛そうな顔つきだが愛嬌もある。頭にはまった緊箍児の下に閃く火眼金睛。 「一の兄貴、待ってくれよう」 追いかけてくるのはなんとオーク。しかも豚面肥満の部族だ。 「二弟か。なんだってんだ」 「お師匠さんがまた仏心を出してよ」

2018-12-03 01:06:55
帽子男 @alkali_acid

「なんだって?懲りねえおひとだな。俺が道の安全を確かめるまでまでおとなしくててくれって」 「三弟が止めるのも聞かず、村の娘の…へへ…たいした美人だぜ…娘のかわりに生贄になるとよ」 「なんだってあの人は命を粗末にしたがるんだ」 「妖怪も御仏の慈悲をもって話せばわかるとさ」 「けっ!」

2018-12-03 01:08:57
帽子男 @alkali_acid

猿の行者が口笛を吹くと、黄金色の雲が下りてくる。 「俺ぁ先にいくぜ二弟。その妖怪野郎をぶっ殺してやる」 「手荒な真似をしたらまたお師匠さんが怒るぜ」 「知ったことかい!!」 すっとんでいく兄貴分を見送ったオークは急に舌を出す。 「ち、いばりちらしやがって猿野郎が」

2018-12-03 01:10:34
帽子男 @alkali_acid

「あれでうまく妖怪と相打ちになってくたばってくれりゃ、ブヒヒ、村娘はおいらがいただくんだが…ついでに御仏の戒めとやらも解けて、おいらの女をとろかす匂いや汁が元通りになりゃあな」

2018-12-03 01:12:10
帽子男 @alkali_acid

ぶつぶつと豚面のオークはひとりごと。 「だがあの無茶に強い猿野郎にかかっちゃ並の妖怪は紙切れみてえなもんだ。おかげで、いつまでたってもくだらねえ取経の旅とやらから抜け出せねえんだ!ブヒイイイイ!!」

2018-12-03 01:13:47
帽子男 @alkali_acid

「畜生。どこかにあの猿野郎をこてんぱんにできる…強ぇやつがいねえもんかなあ」 山のむこうで派手な光がほとばしる。 「ありゃあ猿野郎の神通力だな。さっそくおっぱじめやがった。ブヒイ。もうちょっとゆっくり行こう。巻き添えをくっちゃたまらねえ」

2018-12-03 01:15:05
帽子男 @alkali_acid

さて、東方への旅もいよいよ後半。 王朝の侍衛に続いて妖怪変化を打ち払い、ひとまず難敵はすべて退けたかに思えたオーク達ではあるが、思わぬ相手と遭遇することに。 西方へ取経の旅を続ける高僧とその亜人の弟子。一番弟子の猿人に、二番弟子の豚人、三番弟子もいるらしい。

2018-12-03 01:20:29