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Noriko Osumi @sendaitribune
記念講演会これから開催。震災復興にも関わる風土学の権威、オギュスタン・ベルク博士。#2018年コスモス国際賞 expo-cosmos.or.jp
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ベルク博士は元々、和辻哲郎の『風土』の翻訳もされた方。メソロジー(風土学)を提唱。#2018年コスモス国際賞
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はじめに #2018コスモス国際賞 の説明を東北大学名誉教授、野家啓一先生よりベルク博士の業績のご紹介。そもそも、花のコスモスと宇宙、化粧品コスメティックは同じ語源! pic.twitter.com/TSsYrtb1yo
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ベルク先生は東北大学理学部地理学の客員研究員、宮城大学事業構想学部教授、東北大学文学部非常勤講師も勤められた。自然と文化の二元論から自然の主体性論へ、「宇宙船地球号」から「風土としての地球」へ、イメージ転換。#2018コスモス国際賞
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現代における環境荒廃は、近代の人間主体がその「風土性」を否定し、「殺風景」な世界が生み出された。東日本大地震の一年後、ベルク博士は神社に慰霊の参拝も行った。たびたび被災地を訪れている。日本語に翻訳された著者多数。#2018コスモス国際賞
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コスモス国際賞の動物を視聴。「風土」は両義的な言葉であり、「土」は物理的な環境、「風」は文化的な環境。「土」のみでは成り立たない。両者は影響し合って続いていく。なるほど。#2018コスモス国際賞
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ベルク博士の講演始まり。宮城大学に着任して講義をした時、風土学をフード学と聞きちがえられた、というジョークを。風土学はフランス語でmesologie(メゾロジー、アクサン付けられず)。あまり英語圏では使われていない。#2018コスモス国際賞
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和辻哲郎の概念をさらに拡充、深化、発展させられたのはベルク博士が東洋文化に深い理解があったからこそ。北海道開拓時代に農民は寒冷地で育つ作物だけでなく、米を食べたいという文化背景のもとに品種改良を重ねて稲作を定着させたという事実は、まさに風土。#2018コスモス国際賞
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(あ、ちなみにベルク博士は美しい日本語で講演されています。)大学時代から日本語を学び、合計で12年も日本に滞在。風土はmilieuという仏語が対応だが二義的。風土と環境は異なる。風土学と生態学(エコロジー)も異なる概念。(なるほど、捕鯨問題などまさにその真ん中ね。)#2018コスモス国際賞
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「見立て」という概念についての説明。例えば「近江八景」など、リアルには中国の「本歌」とは異なるものの、そこに類似性を感じることができる風土性があるから。「通態」とも。 #2018コスモス国際賞
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「容中律」という概念。3世紀のインドで発明された4段階。AはA(肯定)Aは非Aではない(否定)、Aではなく非Aでもない(両否定)、A4非Aの両方を認める(両肯定)。西洋の伝統では排中律。だが、量子論では両肯定を認めていることとなった。風土学は容中律の立場。 #2018年コスモス国際賞
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私たちの概念をどうアウフヘーベンするか? 現代の精神的枠組みを捉え直し、「持続可能性の風土学的基盤」を得ることが喫緊であろうという結語。 #2018年コスモス国際賞
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#2018年コスモス国際賞 受賞記念イベント@仙台、第2部の対談開始です。ベルク博士と赤坂憲雄 学習院大学教授、福島県立博物館館長。司会は東大情報学環の佐倉 統教授。会場は満杯。 pic.twitter.com/IybYzcUYO8
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まず、東日本大地震の後すぐに被災地に入った赤坂氏より。津波に沈んだ田圃がかつての「潟」に戻った。「渚」は長い時間の中で動いてきた。防潮堤を建てることは「風土性」を無視している。人が住まないところに防潮堤を建てる意味は? #2018年コスモス国際賞
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人と自然の境界線は防潮堤のようなものでなく、もっと柔らかくあるべきではないか? 佐倉氏より「通態の連鎖」 は人がコントロールできるのだろうか? ベルク氏「地理的、生物的歴史に基づき方向性はある」「偶然と必然により進化してきたものの、まったく偶然だけではない」 #2018年コスモス国際賞
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「進化に関して、神が作った、あるいはインテリジェントデザインという考え方もあるが、風土学では〈おもむき〉、通態の連鎖として捉える。」 赤坂氏「縄文時代の遺跡は津波の届かないエリアに存在していたようだ。それより高台の村は津波の被害にはあわなかった。」 #2018年コスモス国際賞
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佐倉氏「社会の中に蓄えられた〈智〉としての言い伝えなどがなおざりにされがちなのが現代」 ベルク氏「震災の年の7月、被災地を訪れた。風土は再生する。まったく同じではなく、歴史に基づき、そのときの必要に応じて。今西錦司の進化論に通じるものがある。」 #2018年コスモス国際賞
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佐倉「生物の主体性は扱いにくく、プロアクティブな側面は置き去りにされたが、現代のエピジェネティクスを取り入れられれば、説明できるだろう(大隅意訳も含む)。」 「今西錦司が〈コース〉をどのように理解していたのかは不明だが、西田幾多郎の影響を受けた可能性はある」#2018年コスモス国際賞
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赤坂氏「人の共同体としての〈主体性〉は民俗学では扱われなかった。文化人類学でタブーとは何かを考えるときに、AでありAでないもの、両義性のあるものがタブー〈もしくは聖なるもの〉の対象になりうることに気づいた。現代ではグラデーションとして考えるべき。」 #2018年コスモス国際賞
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野家先生「通態とは、フランス語のtrajection、風が通って変化をもたらすこと。民俗学の赤坂氏、風土学のベルク氏に共通するものとして、近代への批判がある。乗り越えるために前近代の遺産を探す。」 #2018年コスモス国際賞
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ベルク氏「ポストモダンは近代の極みではないか?非コスモス的。近代の考え方は世界を客体化すること。」 赤坂氏「ノスタルジーとしての民俗学は終わった。柳田國男の時代のものは手に触れられるものが中心に思われているが、必ずしもそうではないことに着目。コモンズが鍵」 #2018年コスモス国際賞
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質疑応答時間開始。 フロア女性「防潮堤により自然環境が変わってしまった。色々心を痛めている。云々」(コメントなので次へ) フロア男性「風土学の立ち位置は?」 ベルク氏「風土的に生成するという考え方が実践的創造に活かされるのでは」 #2018年コスモス国際賞
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フロア男性「自然保護活動を実践する際にどうすれば良いのか? 農村に人かいない。産業としては近代化しているが。」 赤坂氏「柳田國男が見ていたものの中で掘り起こして使えるものはあるのではないか?」 佐倉氏「風土学は簡単に使える道具ではない。解釈者も必要」 #2018年コスモス国際賞
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フロア男性「風土性が作品にも活かされるが、いかにアーカイブすべきか?」(? それは風土学を理解していない?) ベルク氏「〈景観10年、風景100年、風土1000年〉という言葉がある。自然のコースに合わせるべき」 佐倉氏「解は1つではなく能動的に見つけるもの」 #2018年コスモス国際賞
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