【ダムとダム擁護に固執する「無責任治水行政」】(2018.12.4作成)

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リンク 日経 xTECH(クロステック) 直ちに堆積土砂の除去を、ダムの運用見直しで提言 西日本豪雨を受けてダムの運用見直しを検討していた国土交通省の有識者委員会は11月27日、操作規則の点検や堆積土砂の除去などを早急に実施するよう求める提言案をまとめた。国交省は提言を基に、同省が管理する全国の558カ所のダムで優先度の高い対策から順に実施する。 1 user 39
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

日経xTECHのこの記事は有料ですが、この記事が取り上げている国交省の有識者会議については、国交省のサイトに配布資料等が公開されています。mlit.go.jp/river/shinngik… tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/colum…

2018-12-03 12:34:55
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

記事中のこの表は、国交省の配布資料2-2の2ページに。 mlit.go.jp/river/shinngik… pic.twitter.com/aBtMxpMcpa

2018-12-03 12:41:36
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八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

国交省配布資料3ページより 「ダムの容量を確保するための土砂対策」 mlit.go.jp/river/shinngik… ダム事業に参画した自治体は、ダム完成後も、これらの維持管理対策の費用をダム事業の負担割合に応じて負担しなければならない。 pic.twitter.com/EhzBzSDoCw

2018-12-03 12:46:14
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まさのあつこ @masanoatsuko

「異常気象の頻発化に備えたダムの洪水調節機能に関する検討会」 という名称が国土交通省自身の主眼がまだダムにあることを示す。 「流域治水」へと動かす足がかりを角教授は作るだろうか。。。 tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/colum…

2018-12-04 07:59:38
まさのあつこ @masanoatsuko

堤防決壊、氾濫が起きた後に、国土交通省はすぐに「ダムは機能した」「ダムがなければもっと氾濫した」とアナウンス(鬼怒川)。 人が死んでも「ダムは規則通り操作した」と繰り返し(肱川)、堤防決壊の近視眼的なメカニズム分析と修復のための工法を審議(鬼怒川、高梁川)して終わっていた。

2018-12-04 08:06:06
まさのあつこ @masanoatsuko

今回はそれに加えて何をするのか?河川法52条に踏み込むのか? 異常豪雨の頻発化に備えたダムの洪水調節機能に関する検討会 - 国土交通省水管理・国土保全局 mlit.go.jp/river/shinngik…

2018-12-04 08:07:00
リンク www.mlit.go.jp 異常豪雨の頻発化に備えたダムの洪水調節機能に関する検討会 - 国土交通省水管理・国土保全局 国土交通省水管理・国土保全局関係の検討会等 9
まさのあつこ @masanoatsuko

議事要旨を見ると第一回からこんな調子。 「今回の豪雨で、ダムの洪水調節がぎりぎりの状況で何とか事なきを得て大きな被 害に至らなかったダムはかなりある」 「 野村ダムは(略)それでも大きな洪水が発生したことは仕方がないことだが、そのこ とを住民に理解してもらう努力が必要。 」 twitter.com/masanoatsuko/s…

2018-12-04 08:10:55
まさのあつこ @masanoatsuko

検討会の目的は「効果的なダムの操作や有効活用の方策、操作に関わるより有効な情報提供等のあり方について、ハード・ソフト両面から検討する」と。 肱川と高梁川の2つの既存の検証の場を合体させ、霞ヶ関に持ってきた形。有識者メンバーも。 mlit.go.jp/river/shinngik…

2018-12-04 08:20:36

異常豪雨の頻発化に備えたダムの洪水調節機能に関する検討会 委員名簿

加藤孝明 東京大学生産技術研究所 准教授
佐々木隆 国土技術政策総合研究所河川研究部 水環境研究官
◎角哲也 京都大学防災研究所 教授
関谷直也 東京大学大学院情報学環 准教授
中北英一 京都大学防災研究所 副所長 教授
森脇亮 愛媛大学大学院理工学研究科 教授
矢守克也 京都大学防災研究所 教授

まさのあつこ @masanoatsuko

「(委員の任命)第3条 委員は、有識者から、水管理・国土保全局長が任命する」とあり、「ダム安全神話」を作り上げてきた旧河川局(ダム村)がイニシアチブを取って始めたことだと分かる。 水害に弱い町づくりしかできていなかったので、本来、国土交通大臣が気付いて流域治水を目指すべきところ。 twitter.com/masanoatsuko/s…

2018-12-04 08:24:59
まさのあつこ @masanoatsuko

最初から全3回と決めて、 1.顔合わせして被害をおさらいして、 2.官僚が書いたとりまとめ案が出て、 3.まとめ。 結論ありきの霞ヶ関机上会議の典型。 これではまた別の水系で同じ被害が繰り返されても不思議はないのでないか? mlit.go.jp/river/shinngik…

2018-12-04 08:30:10
まさのあつこ @masanoatsuko

細部に宿るこの検討会の深刻さは、「検討会における議事要旨については、会議後速やかに作成し、 あらかじめ委員長に確認の上、 国土交通省ウェブサイトに公開する」の部分。 議事録は作成せず、発言者名も明らかにされない。 mlit.go.jp/river/shinngik…

2018-12-04 08:43:10
まさのあつこ @masanoatsuko

民主主義の簡単なお作法に無知、無意識、無関心な「有識者」を守り、現状と現利権を守り、被害者を危険にさらし続ける。 twitter.com/masanoatsuko/s…

2018-12-04 08:46:02
まさのあつこ @masanoatsuko

ダムとダム擁護に固執する「無責任治水行政」は、この調子で、過去20年、河川法大改正後も、本質的な変化を遂げずにいる。 twitter.com/masanoatsuko/s…

2018-12-04 08:52:20
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

今本博健京大名誉教授(河川工学)は、「国は山鳥坂ダム建設を優先し、堤防かさ上げや河道掘削などを先送りしてきたと主張。国と県の肱川水系河川整備計画の「河道内掘削を行わず」とする記述について、全国の1級河川でも異例と強調した。」ehime-np.co.jp/article/news20…

2018-12-03 12:52:44
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

今本先生の講演タイトルは、「山鳥坂ダム計画が肱川治水を狂わせている」でした。国が西日本豪雨の被災地、愛媛県の肱川流域でなおも進めようとしている山鳥坂ダムの愚かしさ、もっと多くの方に知ってほしい。 twitter.com/yambatomorrow/…

2018-12-03 12:57:53
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

12月1日、愛媛県大洲市で京都大名誉教授の今本博健氏が「山鳥坂ダム計画が肱川治水を狂わせている」と題し講演。2日、松山市で、滋賀県知事時代にダム建設を凍結した嘉田由紀子氏が「洪水多発時代の治水政策とは?」と題し講演する。 twitter.com/yambatomorrow/…

2018-11-28 12:44:52
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

「ダム偏重」治水対策転換を 元国交省近畿地方整備局河川部長・宮本博司氏が講演/ふるさと再生懇、綾部市で学習会 kyoto-minpo.net/archives/2018/…

2018-12-04 09:24:22
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

宮本氏の正論 現状の治水対策・河川改修では、想定外の雨量には対応できない。 そもそも、自然災害の規模は想定できない。川の中に水を閉じ込める対策には限界があり、森林整備や霞(かすみ)堤などの土地利用で「洪水のエネルギーを川に集中させない」とともに、避難体制整備など総合的な対応が重要。 twitter.com/yambatomorrow/…

2018-12-04 09:28:37
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

さらに、越水による堤防の決壊を防ぐための堤防強化が必要。しかし、計画高水位より上の部分の堤防については、国は、ダムの効果で計画高水位を越えないため強化しない方針。

2018-12-04 09:29:29
八ッ場あしたの会 @yambatomorrow

正論を貫こうとした宮本博司氏が辞めざるをえなくなった国土交通省。 わが国の治水対策は21世紀に入ってから逆流。 八ッ場ダム本体工事見学会に観光客が押しかける現象は、こうした流れを象徴。 twitter.com/yambatomorrow/…

2018-12-04 09:33:20

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