沖縄で石灰岩の作る地形と湧水を見る(尾方博士のカルストツアー参加、塩川、ドリーネ、ウバーレ)

沖縄三日目は、暗渠マニアックスの御二方に企画いただいた、尾方先生のカルストツアーに参加。沖縄本部半島で、水と石灰岩の作る地形を巡ります。 石灰岩からの塩分濃度の濃い湧水の原因や、3種類の石灰岩で出来た地形、石灰岩そのものの成因、さらに琉球弧の成り立ち(や、日本列島そのものの成り立ち)をという密度の濃い巡検になりました。 いろいろ理解し損ねた点もあり、後から尾方先生に訂正頂いたりしていますので、そのあたりも含めてご参考になればと思います。 さらには、この地質は秩父の地質とひと続きになっていて……。
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↓前日の経緯

まとめ 首里~那覇の地形を歩く(御嶽、樋川、湧水、かつての那覇など) 沖縄の2日目は、地元の方にご案内いただいて、首里~那覇の街歩きでした。 御嶽などの沖縄の文化と、湧水・樋川(井戸)にたくさん触れる15kmの道のりでした。 首里の地形がどのように出来たのかについては、帰ってから学んだことも多く、また行きたいなあと。 2837 pv 10 1 user

↓当日の全体のまとめ
尾方先生のツイートを含めて、綺麗にまとまっています(分かりやすいし、面白いです)。
主催の髙山さん、吉村さんのツイートやブログも含まれていますので、是非ご覧ください。

まとめ 尾方博士のカルストツアー 名護、塩川、今帰仁城跡を中心に沖縄本島の北部をまわりながら、地形や水循環について解説いただくツアー(巡検)とのことです 1275 pv 8

↓ここから本文

平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

沖縄最終日は、いよいよ尾方先生の巡検に参加です。 暗渠マニアクスのお二人に企画して頂いたこのツアー。 ポスターまで出来ていました。このクォリティでぱっと作れてしまうの、すごいですね……。 twitter.com/s15taka/status…

2018-12-03 09:41:25
Takayuki Ogata @s15taka

ポスターを主催のお二人が作ってくれました。地図は @DANkashmir3d さんのおかげ。 pic.twitter.com/VvvN4TboIS

2018-11-12 18:21:31
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

(今みると、あそことあそこに目的地が……と分かります。こういう地形なんですねー)

2018-12-03 09:42:58
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

本日の行き先。 本部半島、沖縄の背中のこぶのところになります。 (地理院地図・産総研シームレス地質図v2) pic.twitter.com/HR3Cnu1222

2018-12-03 12:53:59
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

朝一で宿を引き払って、待ち合わせ場所まで歩きます。 ついでに、ガーブ川にもお別れを……。 カーテン屋さんのドアシャッター、かわいい。 pic.twitter.com/Hk6zhtWfte

2018-12-04 09:00:38
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

ねこさま。 この方も、向こうからやって来て、近くまでは来るのですが、手の届く範囲には来ないパターン。 大通りですが、ガーブ川暗渠なので一応 #ニャン渠 pic.twitter.com/X7GZeLygY3

2018-12-04 09:05:11
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

レンタカーを借りて、集合場所へ急ぎます。写真はレンタカー屋裏手の崖にあった御嶽跡? なんでしょう? pic.twitter.com/oP11Xx3Zav

2018-12-04 09:11:51
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

集合場所。 道の駅で軽食と飲み物を買い出し。 展望台の上で、いよいよ巡検開始。 pic.twitter.com/iQIFNHK6Kb

2018-12-04 09:25:46
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Stop1 秩父帯、仏像構造線

平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

総勢10数名、尾方先生を囲んでご説明を聞きます。 日本列島には、軸線に沿って、いくつもの地質の帯があるお話から。 昨日の街歩きとかなりギャップのある話なのでちょっと心配していたのですが……。

2018-12-04 09:40:41
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

写真の真ん中の平地(名護)を挟んで左側が秩父帯、右側が四万十帯です。名護はちょうど両者の境目の仏像構造線あたりなのだそうです。 秩父あたり(銚子付近でも確認)からずっと日本列島の軸線沿いに伸びた地質帯が、遥か沖縄まで来ています。 pic.twitter.com/lv5luQHYi9

2018-12-04 09:53:09
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

地質帯の名前は、最初に報告された場所の名前がつきます、たとえば、関東地方で台地を歩いていると割と耳にする「下末吉」面の台地は、沖縄にもあります、という話のところで、ちょっとおおっ、という雰囲気になりました。 なんだか、地質の面での共通点が腹に落ちた感じがしました。

2018-12-04 09:57:19
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

(下末吉面は、地質帯の名前ではありませんので、念の為。前回の間氷期の海進(下末吉海進)で出来た浅海の堆積物が隆起して出来た台地面を共通してそう呼びます)

2018-12-04 10:27:38
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

(では、地質帯とは何か……。一言書くたびに襲いくる怒涛の要確認事項)

2018-12-04 11:01:17

Stop2 石灰岩からの湧水

平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

2つ目のポイントへ移動します。 塩川といって、塩水が湧いています。 実は、夏頃にここのツイートを見かけて、実物を見てみたいと思っていました。 どきどきしながら車を停めます。 海から約150m、標高1.5mくらいのようです。なぜ塩水が湧くのか。 どこから水が来るのか (2枚目は、問題の間違い看板) pic.twitter.com/RhC2yESgv3

2018-12-05 08:54:55
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

正しい案内看板。 塩川をご覧になるときは、こちらを是非。 pic.twitter.com/m7pNM4nDTF

2018-12-05 09:04:42
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

少し下って塩川へ。 *゚Д゚)*゚д゚)(*゚Д゚)オォォ... 確かに、塩水が湧いています(病原菌がいると困るのでなめたわけではありませんが)。 pic.twitter.com/Mfw0zU020Q

2018-12-05 09:11:02
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平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

問題の石灰岩。このあたりの石灰岩の隙間などから湧いているようです。 海岸から内陸にかけて、地下水と海水が混合する領域(混合帯)が出来るのですが、ここの地下水は一旦少し潜って、そこを通って湧いている(地下水の上向きの流れ)ようです。 pic.twitter.com/4Uj4w7leTB

2018-12-05 09:26:12
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Takayuki Ogata @s15taka

@hira_sail どこからを「塩水」と呼ぶかは微妙ですね。私が「塩水が湧いている」とは絶対に言わないようにしていて「塩分濃度の高い地下水が流出している」と表現します。現場でもそう解説したと思う。

2018-12-05 09:30:07
平帆⛵(ひらほ🔨) @hira_sail

確かにそうでした。塩水× →塩分濃度の高い地下水〇twitter.com/s15taka/status…

2018-12-05 09:46:57
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