アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、F-エフ-30話脚本:自分を超えろ

アニメカイジに感動し、かつ高屋敷英夫さんは子供~大人になるまで、よく見る名前なので気になった…と思ったがこの方の歴史は膨大すぎた。 今回は、F-エフ-30話脚本。 前回はF-エフ-29話脚本。 https://togetter.com/li/1294323 続きを読む
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まきもgpfb @makimogpfb

カイジが好きで始めた、カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの歴史を追うシリーズの続きやります。今回は、F-エフ-30話脚本。 前回は、同作29話脚本。 ブログ: makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/12/… 上記ブログのtogetter版: togetter.com/li/1294323 他: togetter.com/id/makimogpfb

2018-12-09 14:03:01
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話1 アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画のアニメ化作品。破天荒だが天才的な運転技術を持つ青年・赤木軍馬が、レーサーとなり成長していく姿を描く。 監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。 今回のコンテ/演出は古川順康氏。

2018-12-09 14:04:57
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話2 詳細は、ブログに書きました: F-エフ-30話脚本:自分を超えろ - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 makimogpfb2.hatenablog.com/entry/2018/12/… #はてなブログ F-エフ-の記事一覧: makimogpfb2.hatenablog.com/archive/catego…

2018-12-09 14:07:02
リンク カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 F-エフ-30話脚本:自分を超えろ - カイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡 アニメ・F-エフ-は、六田登氏の漫画をアニメ化した作品。破天荒だが天才的なドライビングテクニックを持つ青年・赤木軍馬が、様々なドラマを経てレーサーとなり、数々の勝負を繰り広げていく姿を描く。監督は真下耕一氏で、高屋敷氏はシリーズ構成・全話脚本を務める。今回は、コンテ/演出が古川順康氏、脚本が高屋敷英夫氏。 ─── 今回の話: 異母兄・将馬と殴り合った後、軍馬はユキ(赤木家の元使用人。将馬に囲われていたが失踪)と再会。そしてユキから、軍馬の母の形見の指輪が、非常に高価なものであると知らされる。ユキの「走って
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話3 今回の話: 異母兄・将馬と殴り合った後、軍馬はユキ(赤木家の元使用人。将馬に囲われていたが失踪)と再会。そしてユキから、軍馬の母の形見の指輪が、非常に高価なものであると知らされる。ユキの「走って」という強い想いを受け、軍馬は年内最後のF3レースにて聖に挑む…

2018-12-09 14:09:57
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話4 序盤は、アニオリエピソードが展開される。 冒頭の、波間に揺れるロープの意味深な「間」だが、高屋敷氏の担当作には、このような「もの言わぬもの」の「間」が多く見られる。めぞん一刻脚本と比較。 pic.twitter.com/6yTVT112g4

2018-12-09 14:11:16
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話5 雨宿りしながら、今までの事情( togetter.com/li/1294323 )を聞いたユキ(赤木家の元使用人。将馬に囲われていたが失踪中)は、聖(軍馬のライバル)の情けを受けてまで走りたくないと意固地になる軍馬を、「そんな事で走らないなんて、軍馬様らしくない」と諌める。 pic.twitter.com/EhKUYi0UmO

2018-12-09 14:12:51
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話6 ユキは言う。 「私の知ってる軍馬様は、そんな弱音吐いたりなんかしなかった。そんな情けない顔なんか見せたりなんかしなかった。そんな事で簡単に夢を捨てたりなんかしなかった」と。 ここのユキの台詞はリズミカルで、高屋敷氏のクセが出ている(同じ音の単語で揃える)。 pic.twitter.com/u8KCyIAsod

2018-12-09 14:14:21
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話7 ユキの言葉に逆上しかける軍馬だが、「(自分の知る軍馬は)いつも眩しいくらいに輝いてた」という言葉に、拳を収める。 そしてユキは、軍馬の亡き母の指輪を見せる。 軍馬はそれを払いのけるが、ユキは、再鑑定の結果、指輪が非常に高価なものである事がわかったと告げる。 pic.twitter.com/qbX6bHW4e3

2018-12-09 14:16:59
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話8 ユキは指輪を拾い上げる。 「思いのこもった物を持つ手」を、高屋敷氏は強調する。あしたのジョー2・MASTERキートン・カイジ脚本と比較(画像1)。 「走って…!」とユキは涙する。雨の中のドラマも、同氏は多く出す。めぞん一刻・あしたのジョー2と比較(画像2)。 pic.twitter.com/41voBpiuy6

2018-12-09 14:19:30
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話9 一方、英二郎(軍馬の親友・タモツの父で、フリーのメカニック)は、息子・タモツ(現在は聖のメカニック)の幼少期を回想。 そこへ軍馬が訪ねて来て、1千万円以上する指輪(原作では億)を見せ、F3マシンを貸して欲しいと頼む。 若者と中年男性の交流は、高屋敷氏の得意分野。 pic.twitter.com/Ekiu8rcIjp

2018-12-09 14:22:27
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話10 軍馬の真剣な眼を見た英二郎は、「お前、聖って奴に勝てるか」と、マシンを貸すことを了承(指輪を受け取ったかは不明)。 やはりここも、はじめの一歩3期脚本の鴨川と一歩、カイジ2期脚本のカイジと坂崎など、疑似的父子のような関係が描かれ、高屋敷氏の真骨頂を感じる。 pic.twitter.com/jnBNLdDL9K

2018-12-09 14:23:42
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話11 前述までが、26話( togetter.com/li/1287197 )あたりから続いた、アニオリ展開。 そして時は流れ、年内最後の鈴鹿F3レースが開催される(原作は春)。ここから、ほぼ原作に沿った流れになる。 サーキットには、純白のマシンを駆る軍馬の姿があった。

2018-12-09 14:25:56
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話12 ここで、純子(ヒロインの一人)の象徴である、軍馬のヘルメットのキスマークデカールが意味深に映り(アニメオリジナル)、どうもデカールに生キスマークが重なっているように見える。 29話( togetter.com/li/1294323 )で大喧嘩した軍馬と純子が、仲直りしたのかもしれない。 pic.twitter.com/DOolniNBWl

2018-12-09 14:28:14
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話13 または、純子とユキ、二人の女の想いで、いま走ることが出来ている軍馬を表しているのかもしれない。 いずれにせよ、ここも、高屋敷氏の担当作によくある「魂のこもった物のアップ・間」が出ている。 pic.twitter.com/jfsuiWClNn

2018-12-09 14:29:26
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話14 軍馬のマシンの音を聞いたタモツは、まるで自分が整備したようだ、と驚愕する。 これも、高屋敷氏がよく表す「魂が込められた物」。ワンダービートS・1980年版鉄腕アトム(脚本)にも、それは表れている(挙げればキリがないが)。 pic.twitter.com/0nWecdxHrp

2018-12-09 14:30:15
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話15 そこへ英二郎が現れる。その後、タモツ・英二郎父子は互いに言葉を、思いをぶつけ合う。 元祖天才バカボン(演出/コンテ/脚本)やMASTERキートン(脚本)などなど、父子の様々なドラマも、高屋敷氏は取り扱う事が多い。 pic.twitter.com/J21GPnmEYC

2018-12-09 14:31:14
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話16 予選結果は、軍馬4位(原作では5位)・聖8位となった。 その夜、英二郎とタモツの関係を知った軍馬がタモツの前に現れる(アニオリ)。 タモツは軍馬に、今の聖に勝つのは難しいだろう、言う(ほぼ原作通り)。

2018-12-09 14:32:28
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話17 聖は120%の力で走れると、タモツは解説(原作では、軍馬の所属するチームの代表・黒井が語る)。軍馬は、なら自分は150%で走ると言い返し、順位表を破る。 順位表を破るのはアニオリ。 意味を無さない紙を破る表現は、結構出る。ワンナウツ脚本、エースをねらえ!演出と比較。 pic.twitter.com/WwT9nulVlw

2018-12-09 14:34:15
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話18 タモツも軍馬も、負けるわけにはいかない…と、一歩も引かず。 親友同士が真剣勝負をするわけだが、エースをねらえ!(高屋敷氏演出)では、先輩と後輩、忍者戦士飛影(同氏脚本)では親友同士の対決が描かれたのが思い出される。 pic.twitter.com/sFm7ODmynm

2018-12-09 14:35:03
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話19 その頃ルイ子(聖の恋人)は、聖の体が発光しているように感じていた。原作通りだが、アカギ(脚本)における、アカギ発光イメージに重なる。 聖はルイ子に、雪がいつから降っていたのか尋ねる。彼は不治の病が進行し、雪が見えない位に視力が落ちていた。 pic.twitter.com/wYCl0082nG

2018-12-09 14:36:15
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話20 それでもレースに出ると言う聖に対し、ルイ子は「覚悟は出来ている」と泣く。聖は「冷たい奴だ」と抱き止める。原作通りだが、雪の中の恋愛場面は、めぞん一刻(脚本)の、雪降る夜に結ばれた五代と響子を思わせる。 pic.twitter.com/53P4CjvXQI

2018-12-09 14:37:10
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話21 そして、決勝の日は快晴。サーキットに赴く聖に、軍馬が声をかける。 軍馬の方に光が当たり、聖が影の方に立つ意味深な構図(アニオリ)は、カイジ2期脚本にて、遠藤が、カイジを眩しく感じる立ち位置にいる構図と重なるものがある。 pic.twitter.com/X54UAe2QxK

2018-12-09 14:38:23
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話22 軍馬はまず、ライセンスの件で聖に礼を言うが、「勝たせて貰う」と決意表明(アニオリ)。 聖は軍馬の手首を掴み、「オレのテールに食らいつけ」「面白いものを見せてやる」と言う。 手首を掴むのはアニオリで、手で思いを伝える表現が多い、高屋敷氏らしさが出ている。 pic.twitter.com/sdDVFZK4hr

2018-12-09 14:41:39
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高屋敷氏脚本F-エフ-30話23 聖は続いて、「今日お前に、自分を超える方法を教えてやる」と告げる。 これを口に出して軍馬に伝えるのはアニオリ(原作ではモノローグ)。聖がこれを言えたあたり、アニメは、まるで原作の改変世界のような趣がある。 軍馬は、「何か変だぜ」と聖の様子に疑問を持つ。 pic.twitter.com/XK4fnZUvTy

2018-12-09 14:44:38
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