
ツイートで「PS2以前の海外ゲームの難しさはデバッグとかあまりやってないからバランス調整されてないのが理由」みたいなのを目にしたんですが、それ全然違います。NES時代からQA(デバッグのこと)はちゃんとやってますが(ATARI時代は社内だけのQAでテキトーだったそうですが) >続く
2018-12-24 22:42:19
80年代のレンタルビデオ全盛期に北米でブロックバスタービデオっていうチェーン店が大繁盛した際、ゲームソフトのレンタルも始めたんですね。2泊3日で貸し出しが基本だったんですが、敢えてゲームを難しくしてクリアできないほど難易度を高くすることによって延滞させるのが目的だったんです >続く
2018-12-24 22:44:43
そして大人たちはビデオをレンタル、子どもたちはゲームをレンタルしていきます。が、ゲームを簡単にクリアされては店側が延滞してもらえないので儲からないでしょ? さらに相乗効果でビデオとゲームを同時にレンタルされ、ゲームがクリアできるまで借りる子どもも多かった。つまり…… >続く
2018-12-24 22:47:49
親が借りた映画のビデオも子どもが借りているゲームと一緒に返却しようとするわけですが、子どもが遊んでいるゲームが延滞されるとビデオの返却も一緒に延滞。というわけでレンタル店がボロ儲けできた時代が90年代後半まで10年ほど続きました。しかし、円盤メディアはレンタルNGとなり…… >続く
2018-12-24 22:50:31
NINTENDO64時代まではブロックバスタービデオはレンタルで潤っていましたが、プレステの勢いがプレステ2発売によって日本と同じく北米でもDVDプレイヤー扱いで大きく普及。レンタル店では光ディスクは傷だらけにされるためレンタル禁止になっており、主にロムカセットばかりだったんです >続く
2018-12-24 22:53:01
メリケンキッズたちはゲームの扱いがガサツだったことから光ディスクのゲームはレンタル禁止にしていたんでしょうけど、2000年初頭まではNES、SNES、GENESIS、N64がブロックバスタービデオでレンタルされていたんです。PS2の登場でDVD普及の鍵となりVHSは淘汰されレンタル店でゲームと共に減少 >続く
2018-12-24 22:56:00
ゲームボーイ系のような小さなロムカセットタイプはブロックバスタービデオは積極的にレンタルをしていなかったと言います。それはなぜか? 紛失が多かったからだそうです。そもそもNESのカートリッジが大きいのも盗難防止の意味も含まれていたそうですし、レンタル店側からすると納得いきます >続く
2018-12-24 22:58:05
ブロックバスタービデオは任天堂側も全米チェーン店ということもあり、BBVのレンタル専用のN64タイトルも多く出荷してたんです。最初のタイトルは「クレイファイター」のBBV専用タイトルです。次に「インディ・ジョーンズ」「ブルースブラザース2000」など。のちに一般販売されたのもあります >続く
2018-12-24 23:01:04
任天堂とセガは(特に任天堂)ブロックバスタービデオでのゲームレンタルには相当なチカラを入れていたんです。ゲームの難しさはレンタル向けも想定してハードにしていることはこれでお分かりになったかと思いますが日本と米国人のゲームの腕前はこういった環境の違いから差が出たんでしょうね >続く
2018-12-24 23:04:51
余談ですが今はどうなのか知らないですがロムカセットをお店で購入して何かしらの理由を付ければ2週間以内であればクーリングオフ制度を活用され返金返却できたこともあって、ゲームの難易度を高くしていた事実も聞いたことがあります。つまり、2週間でクリアさせないよう難しくする必要があったとw
2018-12-24 23:07:22