岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』読書メモ集

岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』(清水書院、1986)の読書メモをまとめました。
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荒木優太 @arishima_takeo

「ウィトゲンシュタインはラッセルの講義に出席した最初の学期の終わりにラッセルのところにきて 、 「私が完全なバカ者と思いますか 」と質問した 」(岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』)。知らんがな。

2018-12-29 11:24:57
荒木優太 @arishima_takeo

「彼は読書により 「これまで知らずに尊敬していた哲学者たちが実は愚かで 、無知で嫌悪すべき過ちを犯しているのを知り 、驚いていた 」という挿話を残している 」(岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』)。煽り力高い。

2018-12-29 11:30:49
荒木優太 @arishima_takeo

「この生徒を気絶するほど殴ったことで 、かねがねウィトゲンシュタインを好ましくないと考えていた村の人々は騒ぎ 、訴訟をおこした 」岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』)。トランペット力。

2018-12-29 12:15:51
荒木優太 @arishima_takeo

「彼は精神を極度に集中し 、講義をした 。その間学生たちも同じであった 。彼はしばしば講義中に考えがまとまらず 、講義を中断し 、沈黙し続けることがあった 」(岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』)。語り得ぬものについては、沈黙しなければならない。

2018-12-29 14:24:57
荒木優太 @arishima_takeo

「彼はヒトラ ーのやったことを嫌っていたが 、しかしナチの敗北が決定的になった時 、英国人が皆喜んでいる時にも 、 「ヒトラ ーのような男が何という苦境に陥ってしまったのだろう 」とむしろヒトラ ーに同情していたというのであった 」(岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』)。へぇー。

2018-12-29 14:45:23
荒木優太 @arishima_takeo

ヘ ーゲルは異なって見えるものが本当は同じものであるといつも言おうとしていたようだ 。byウィトゲンシュタイン

2018-12-29 14:49:53
荒木優太 @arishima_takeo

キェルケゴ ールは非常に長々と繰り返し同じことを言っているので 、 〝おお 、分かった 、分かった ─ ─あなたの見解に同意しますよ 〟と言いたい 。byウィトゲンシュタイン

2018-12-29 14:50:35
荒木優太 @arishima_takeo

駒の名前を知らなくとも 、駒の動かし方が分かり 、規則を全て知らなくとも実際にゲ ームできれば 、チェスのゲ ームが分かると言われる 。言葉もまったく同様である 。言葉が分かるということは言葉を実際に使用でき 、言語というゲ ームができることである 。by岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』

2018-12-29 15:08:56
荒木優太 @arishima_takeo

岡田雅勝『ウィトゲンシュタイン』読了。オススメをぶっちしてまでこれを読んだのは単にKindleで売ってたから、というだけのことだったが、評伝形式で結構面白かった。難しくない。

2018-12-29 15:55:17
荒木優太 @arishima_takeo

相変わらず、きっかけないと永遠に勉強しそうにないな、という感想ももったが。『論考』とか、私のPCに関する感想と一緒で、カント読めばいいんじゃないの、とか思っちゃう。

2018-12-29 15:56:06
荒木優太 @arishima_takeo

他方、後期ウィトゲンシュタインって、なんかプラグマティズムっぽいけど、清水幾太郎以外にそういうことやってる研究者っていないのだろうか。家族的類似性も、パースのアブダクションが類似で進む推論形式だって話ともつながりそうだし、こっちはやって損はない予感がする。

2018-12-29 16:01:09