やっと届いた&旅行で読めなかった源氏物語ウェイリー訳2巻を読み出したけど紫ちゃん不憫すぎて最初の1ページから既に源氏の君への久方ぶりの殺意がコンニチワしている
2018-06-04 08:14:38ちなみに『澪標(みおつくし)』は『潮位標』になってて「気象庁かな?」ってなったり『蓬生』が『深い森の屋敷』、『関屋』が『国境(くにざかい)でのめぐり逢い』、『初音』が『年の最初の歌』(!)という直球勝負感な章タイトル。でも『常夏』が『撫子の花壇』なのは好きです
2018-06-04 12:23:45源氏物語はこのあたりから読んでて『うっわ……えぐいな……』ってなってくる頃合いなんだろうか(昔一応1周したし関連本は結構読んでたんだけど当時はあまり理解できなかった源氏を巡る女性たちの心模様が今になってよくわかるこの……)
2018-06-04 12:35:28「難波なる身をつくし(澪標)ても」が「難波の潮位標に潮が戻ってくるように」ってなるのほんと天気予報か気象庁か!みたいになってモゴモゴする(ウェイリー訳源氏)岸辺の潮位標の近くで逢引する世界……ブラタモリみたい……
2018-06-05 12:45:14マイヒロインの一人でもある六条御息所さんが病に臥せってしまいお見舞いに来た源氏の君に「私の可愛い娘にはぜっっっったいに手を出さないで」ってめっちゃ懇願してる有名なシーンですがこの訳だと『なんという突飛な考えなのだろう、と源氏は思った』ってざっくり書かれててイラァ…ってなる『澪標』
2018-06-05 19:01:06まあこの誓いはきちんと守られるんですが源氏の君おまえほんとそういうとこやぞ……そういう!!とこやぞ!!!!(机バーン)みたいな気持ちになる……っていうか他の訳どうなってるのかな……一応悲しいシーンなのになんか噴飯レベルが上回っててそれどころじゃないんだけど……
2018-06-05 19:03:23なお源氏の君ですがこの8行後には(!)既にママの枕元にいる娘の秋好中宮ちゃんにめっちゃ見惚れてるので六条ママの懇願は正しかった……
2018-06-05 19:11:33「…宮廷中の皆がどのようにこの物語が終わるだろうと期待しているのがよくわかっていた。よろしい、たまには連中の期待も裏切られるだろう」(訳文ママ)って感じできっちり礼節を保ち、天皇つまり実の息子の嫁にする気満々で元カノ六条御息所の娘の秋好中宮を庇護する源氏の君めっちゃ悪党では……
2018-06-05 19:21:33源氏は一応読んではいるのでそういう話だって知ってるのに、ウェイリー訳の場合はこの風流やら雅にまるで忖度しないスタイルが源氏の君をよりピカレスクに仕上げていて面白さMAXである……
2018-06-05 19:25:20継母の間に生まれた己の不義の子、今やこの国を治める若き帝でもある実の息子(※極秘事項)の嫁さんに、自分の妻を呪い殺したと噂の美貌の未亡人だった元カノの超絶かわいい一人娘を迎え入れたい、という発想が既に常人のものではない気がする(源氏の君もだけど紫式部パイセンやばいな……?)
2018-06-05 19:42:18冷静に考えると源氏の君は出自が出自なので(帝に愛されたかーちゃんが身分低くていじめに遭って…みたいなところからスタートである)宮廷に華麗に振る舞っていても宮廷を愛することはなさそうだなあって思う……やはりピカレスクな男なのだろうなあ……
2018-06-05 19:47:31死にゆく女性の美とその娘の美しさが鮮烈なところとか、源氏物語は特に、こういう美と罪と生と死が隣に住んでお互いを引き立てて恐ろしく美しいものにしているところに感動するんだけどそれとは別でやっぱりファッキン源氏こいつ一度シメねば(使命感)みたいな気持ちにもなる
2018-06-05 20:24:45@amatou_blissful 物語のきらびやかさ華やかさに目を奪われがちなんだけど冷静に考えると女性陣いまのところ誰も幸せになってない……よね………?ってきもちがすごいです(顔を覆う)
2018-06-05 23:42:03『蓬生』まで来ました。みんなだいすきすえちゃんこと末摘花さんが源氏が須磨に流されてる間のお話。さっそく『(末摘花の御殿の庭が)今ではただのジャングルになってしまっていた』ため立派な木を庭に欲しがる政府の役人(宮中の方々がこう訳されてるの好き)が目を付けてるところからスタートです
2018-06-08 08:01:12すっげえ古いけど名高い名工が作った良い家具がある(ジャングル住み(!)といえど天皇家なので)との噂でその筋の人たちから問い合わせがあるんだけど、自分の貧乏に対する不躾な取りざたと見なして突っぱねたり……これ絶対源氏の君がうっかり来襲したせいで日の目があたったやつだよね……
2018-06-08 08:05:07ジャングル化した末摘花ハウスですが『繁殖力の旺盛な ド ク ニ ン ジ ン の群れが急速に屋根の破風や軒を破壊していった』(訳文ママ)という平安朝文学とは思えぬアグレッシブなパワーワードを三度見
2018-06-08 08:26:27ドクニンジンでお姫様のおうちがやばい源氏物語が読めるのはウェイリー訳だけ!!!!amazon.co.jp/gp/aw/d/458276…
2018-06-08 08:27:16ジャングル(訳文ママ)はウェイリー訳でも『jungle』なんだろうか、とか紫式部原作だとここの『ドクニンジン』ってなんだっけ……?って色んなことが気になった調査隊は『泥棒や浮浪者』が『頭を振り、通り過ぎていった』この平安朝文学屈指の深い森の屋敷へ飛んだ……
2018-06-08 10:07:57『蓬生』が『深い森の屋敷』になってて「……?」ってなったけど読んでみたらそこは『ジャングル』でした。どういうことなのか………
2018-06-08 10:09:15末摘花のことをすっかり忘れてた(ちょいちょい思い出してたけどまあまさかあんな古い家にまだ住んでるなんてそんなこたぁねえな、みたいな感じ)源氏の君が花散里さんに会いに行く途中で『何このジャングル…えっまさか……』ってあわてて川口浩探検隊みたいに木々をかきわけて感動の再会(?)中です
2018-06-08 12:44:21そんないくらなんでもジャングルだなんてまさか、と思ったけどそういや朧月夜さんはマラリアに罹ったってあったしやたらゲリラ豪雨が多いのが気になって調べたらこんな感じだったので源氏物語は熱帯文学なのでは説が濃厚になってきました(つまり源氏の君は川口浩隊長か) twitter.com/akinona/status…
2018-06-08 19:27:09最近の温度もヤバイけど昔もヤバかったらしい……【読んでる】疫病・飢饉から分かる歴史上の夏の気温。 - 歴史あるトコ、興味あるトコ、行きませう! blog.goo.ne.jp/ayaka-r0301/e/…
2018-04-17 12:40:47