通貨はいかなる意味で政府負債なのか? 及びソマリアシリングの話

・通貨は納税手段であるがゆえに流通するのであり、その意味で政府の負債以外の何物でもない。 ・ソマリアシリングの流通価値は、新政府期待に基づいており、純粋な無政府通貨というわけではない。 ※政府債務の将来負担についての話も追加しました。 ※管理通貨制度における決済・債務ヒエラルキーについての話も追加しました。
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牙 龍一:脱財政再建!消費税は廃止!通貨消滅やめろ! @kiba_r

逆に言えば、永久国債を発行して中央銀行が引き受けて財政支出したとする。 政府には債務が積み上がるので、会計上借金が増えただけで収入が増えたわけではないけど、それで財政支出を出来る。 どう考えてもコレは通貨発行益と言えるわな、会計上は収入じゃないとしても。 twitter.com/kiba_r/status/…

2019-01-01 12:05:27
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

①1兆円分の国債を発行して日銀に買い取らせ、永久に借り換える ②1兆円分の無利子永久国債を発行して日銀に買い取らせる ③1兆円分の政府紙幣を発行して日銀に預け入れる ④1兆円硬貨を政府が発行して日銀に預け入れる 全部同じことなんだけど、①を通貨発行益と言うと抵抗がある人がいますね。 twitter.com/kiba_r/status/…

2019-01-02 12:00:43
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

結局言葉の定義の問題だと思いますよ。何を債務と定義するか、何を益と定義するかという。

2019-01-02 12:03:20
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@kiba_r 通貨発行益についてはこちらでまとめたのでご一読を。 「通貨発行益 再論」 ameblo.jp/nakedcds/entry… 『いつ"益"が発生するかというと、発行した負債=通貨が純粋に吸収・破壊される際』 『統合政府の徴税、それによる統合政府負債=通貨の吸収・破壊が、通貨発行益を"発生"ないし"確定"させる措置』

2019-01-02 12:06:02
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

日銀の発行銀行券や日銀当座預金が債務かどうかの話は(ここでは)してないですよ? 政府が日銀に保有させて永久に借り換える国債や無利子永久国債って本当に債務と考えるべきなの?って話。形式的にはもちろん債務なんだけど、政府紙幣や高額な硬貨を政府が発行したのと変わらないでしょう。

2019-01-02 17:04:58
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 租税貨幣論的には、政府紙幣や高額貨幣もそもそも負債なんで......って感じですね

2019-01-02 17:15:04
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru それもそういう風に定義してるってだけでしょう。実務では政府が貨幣(硬貨)を発行しても負債にはしませんし。

2019-01-02 17:18:49
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 政府(財務省)が現金主義会計を取っているってだけで、発生主義的に(複式簿記会計ルールに則って)計上すれば負債になりますね。 実際、資金循環統計では硬貨も日銀負債として合算しています。 詳しい話はこちらを。 貨幣はいかなる意味で負債なのか そもそも負債とは何なのか ameblo.jp/nakedcds/entry…

2019-01-02 17:25:42
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 仮に全ての財政支出を政府紙幣の発行で賄っていて、政府紙幣で徴税している国があったとしましょう。発行済みの(流通している)政府紙幣が1兆GBだったとして、政府は1兆GBの負債を負っていると考えるべきでしょうか?政府紙幣の発行時に通貨発行益を計上して、負債は全く負っていないという考え方も

2019-01-02 23:21:06
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru アリだと思うのですが。もちろん政府紙幣の一枚一枚を無利子永久国債だと考えれば負債と見なすことも可能でしょうが、負債と見なさなければならない合理的な理由ってあります?

2019-01-02 23:22:53
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 納税は政府紙幣(という国民にとっては資産に見えるが誰の負債でもない紙切れ)を出せと言われて出しているだけと考えれば、政府の請求権を政府の負債で相殺しているとは言い難いと思いますが。

2019-01-02 23:23:31
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 詳しいところは『貨幣はいかなる意味で負債なのか そもそも負債とは何なのか』ameblo.jp/nakedcds/entry…を通読願いたいのですが、統合政府の発行する通貨は(日銀券にせよ政府貨幣にせよ)、納税手段として認められているがゆえに、つまり政府の(発生主義的)負債であるが故に、非政府部門の資産となる。

2019-01-02 23:32:32
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 政府が納税手段として受領することを認めなければ、通貨(日銀券や政府貨幣)は、非政府部門の資産として機能せず、単なる紙切れとなるので、民間から財を調達することは出来ません。 裏を返せば、金銭徴税とは、通貨を非政府部門間で資産として流通させるための措置に過ぎない、とも言えるわけですが。

2019-01-02 23:34:05
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney ウォーレン・モズラー「命取りに無邪気な七つの嘘」紹介まとめtogetter.com/li/1294965の最初の記事などが、租税貨幣論の理解の役に立つかもしれません。

2019-01-02 23:35:12
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 私の出した話をちゃんと読んでくれましたか?この政府は政府紙幣を納税手段として認めています。ですから非政府部門の資産として機能し流通します。 「政府の負債であるが故に、非政府部門の資産となる」は、「誰かの資産は誰かの負債であるという原則が必ず成立するように理論を構築すべきだ」と

2019-01-02 23:53:34
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 言っているように見えますが、誰かの資産が誰の負債でもなかったとしても別に良くないですか?

2019-01-02 23:53:56
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 誰かの負債でもないのに資産として機能するものがあるとしたら、それはそれ自体が価値を持つもの=実物資産以外にあり得ないわけです。 金融資産は、それ自体が価値を持ち得ない。他者からの何かしらの形での弁済(通貨の場合は、国家による税てしての受領)がなければ資産価値を持たないわけです。

2019-01-03 08:35:50
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney というわけで、金融部門に関しては、「誰かの黒字は誰かの赤字」、「誰かの金融資産は誰かの金融負債」が必ず成り立つわけです。 会計上負債として扱われない株式ですら、SFC的には負債になる。というのは、株式はあくまで保有者に対する何かしらの支払い(要するに配当)にのみ基づいて価値を持つから。

2019-01-03 08:38:19
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 実際、資金循環統計では株式は負債カウントですしね。

2019-01-03 08:38:44
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney 金融構造を考えるとき、常に下図のイメージがあるわけですよ。 pic.twitter.com/1ZDuflDl5Y

2019-01-03 08:43:46
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たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru ①納税手段として認められている ②誰かの負債である それ自体に価値が無いもの(紙切れ等)が資産として機能するためには、①の条件だけでも十分かと私は思いますが、①と②の両方が条件として必要ということですか?

2019-01-03 11:31:50
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney ①は②と同値なんですよね。 通貨を納税手段として認める =通貨を「政府の徴税債権を相殺可能な手段」として認める=通貨を「政府にとって負債として機能する代物(政府のIOU)」として認める。

2019-01-03 11:46:06
望月慎(望月夜) @motidukinoyoru

@TamurinMoney このことは、「MMTに関する追加Q&A」 ameblo.jp/nakedcds/entry… の以下記述を見た方が分かりやすいのかもしれません。 pic.twitter.com/HP0bgEWmFt

2019-01-03 11:50:22
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たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru なるほど、①と②を同値と見ているのであれば筋は通りますね。誰かの資産が誰かの負債であるとすれば全体がすっきり綺麗にまとまるし綺麗な図を描けることも良く分かります。 しかし私が理解出来ないのは、政府紙幣なりで納税した時に「政府に債務を弁済させた」と考えることです。

2019-01-03 13:13:02
たむりん@お金とは? @TamurinMoney

@motidukinoyoru 納税する側は嬉しい(価値のある何かを交換に受け取る)わけではないし、税金として受領する側も悲しい(うわー、これを受領しなきゃいけないのかー。辛いわーとか思っている)わけではないですよね。どうしてこれが債務の弁済なのか。 徴税というのは言ってみればカツアゲみたいなものです。

2019-01-03 13:14:27
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コメント

みっくす・じゅーす @mixjuice_100cc 2019年1月4日
なんか知らんけどこうすると社会が上手く回る、程度のオカルトなんじゃね カネは社会を回すための従の立場 主じゃあない 価値があると信じられてるオカルトの総量が価値
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wot-object @wot_object 2019年1月4日
国がなんら債務を負わないという前提で貨幣の負債性を論じるからこんがらがるように見えたけど。 単に「国は国民に対し行政サービスを提供する義務を負い、その対価として租税を国民に課す」ところ上記のサービス提供義務が貨幣発行時に認識される負債である、という説明ではだめなのかな?
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月4日
wot_object 一応、プレーンなh議論では政府が何かのサービスをするかどうかにかかわらず、単に国民に対する一方的な暴力を保有してさえいれば、通貨制度が成立してしまうので……。
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月4日
wot_object もちろん、もっと深く考えて、国家にそのような暴力を”保証”するような人間社会の構造とは何か? まで考え始めると、国家に暴力を”独占”させる社会システムは、国家に何かしらの事業を期待する社会的圧力に基づくものだ、と議論することは可能だとは思いますが、そこまで考え出すと本題から逸れますので、それはどちらかというと「発展編」って感じですね。
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儀狄@パブリックエネミー @giteki 2019年1月4日
通貨が通貨である理由は『皆がそれで支払いを受け付けるだろうから』という貨幣利用者の緩い合意に基づくものであって『納税手段であるから』流通するわけではない。むろん、『納税』それ自体が特に商売を行うものにとっては巨大な支払いであり、『最終的にお店のあなたがたは納税でこれ使うでしょ』というのは信用のそれなりに大きな部分を占めているが、それが信用の全てではない。オーストリアが発行したマリア・テレジア通貨が20世紀半ばまで中東で流通していたような事例もある。
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儀狄@パブリックエネミー @giteki 2019年1月4日
マリア・テレジア銀貨の話は『貨幣システムの世界史(黒田明伸・著)』でどうぞ https://www.amazon.co.jp/dp/4000268589
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儀狄@パブリックエネミー @giteki 2019年1月4日
そして、徴税サイドと納税サイドでは明らかに前者のほうが人手不足であり、『○○という通貨でしか納税は受け付けません』『そんなん言うてもワシら◇◇という通貨しか使てませんで』となった時には前者が折れざるを得なくなるなんてよくあるパターン(マリア・テレジア銀貨が流通していた理由は結局これ)
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wot-object @wot_object 2019年1月4日
motidukinoyoru 回答ありがとうございます。素人目には何らの履行義務を負わないところに負債が存在するというのは、少々違和感があったので納得できました。
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月5日
giteki マリアテレジア銀貨は結局、エチオピアが納税手段として認可していたので、流通性が保持されていたわけなのですがhttp://sirakawa.b.la9.jp/Coin/E015.htm、おっしゃる通り、発行通貨で納税されるためには、まず当該通貨による支出がなされなくてはならない。その方法は一般に、第一には政府自体の購入、もう一つは旧通貨との交換です。 また、通常は新通貨に納税能を(少なくとも段階的に)「独占」させるといったことも必要でしょう。
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月5日
giteki 通貨の最終需要を基礎づけているのは租税(国家による受領)である、ということが分かれば、経済システムに混乱はもたらしつつも、新通貨にシフトすることそれ自体は難しくないですし、実際歴史的にも普通に行われています。 問題は、通貨システムへの理解が施政側に乏しく、うまく最終需要が設定できなくて流通が限定されたり(和同開珎がこれにあたる)、あるいは「事前に十分な発行が必要」という条件の見落としで自縄自縛に陥ったりすることですね。
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儀狄@パブリックエネミー @giteki 2019年1月5日
motidukinoyoru それで質問なんですが、マリア・テレジア銀貨はオーストリアが発行し中東で使われていたわけですが、『1.この場合も通貨は負債なんですか?』 『2.通貨は負債であるとしたらオーストリアが間接的にエチオピア政府やイギリス植民地に貸し付けていたことになるのですか?』
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月5日
giteki ①この場合も、通貨はエチオピア政府の負債になります。議論を簡単にするために、マリア・テレジア銀貨に一切の実物価値がないと仮定しますが、その場合、マリア・テレジア銀貨に資産価値を与えるのは、エチオピア政府による受領の約束≡エチオピア政府による政府負債認定だけになります。
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月5日
giteki なお、実物価値が多少なりともあった場合は、認定納税価値-実物価値=負債価値となります。この議論は、https://mokuroku.biwako.shiga-u.ac.jp/WP/No126.pdf のバークルンドの項目が分かりやすいかと。もちろん、一般的には、発行体と受領体が一致しているのが普通ですが、発行は必ずしも通貨の要件ではないです。既に論じた通り、通貨流通の肝は受領ですからね。
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月5日
giteki 別の例を挙げるとすると、例えば平安時代の米や布は、(あまり品質に関係なく)市場で通貨的に利用されていたのですが、それは租庸調によって政府による受領が一定程度保証されていたためです。これも、発行体と受領体の乖離のケースにあたるでしょう。
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望月慎(望月夜) @motidukinoyoru 2019年1月5日
giteki ②オーストリアが「貸し付けていた」というと、少し話がわかりにくくなりますが、オーストリアが事実上、通貨発行分だけエチオピア政府に対する(純)債権を得ていたという意味ならその通りだと思います。もちろん、この(純)債権は、オーストリアが購入を行った時点でオーストリアの手を離れ、購入先に移るわけなのですが。 エチオピア政府は、自国通貨を整備しなかったツケを、オーストリアに対する事実上の純負債形成によって払わされた、という意味なら大体あってるかと思います。
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