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【国連科学委員会と放医研】

宗教学者 島園進氏のツイートをまとめまsた。
原発 放医研 放射能 国連科学委員会
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島薗進 @Shimazono
1【国連科学委員会と放医研】軍事に連なる科学領域を所管する科学技術庁。放医研も。放射能・核被害対策。つまり今、原発災害・放射線被曝問題で人々の分断の大きな要因となっている領域。ビキニ被曝問題以来、重い問題だったが、遡れば広島・長崎以来の大問題。マンハッタン計画でもこれは重要領域。
島薗進 @Shimazono
2【国連科学委員会と放医研】放医研は原子力開発と不可分。99年のJCO臨海事故の時も被曝者はヘリで放医研へ搬送、造血細胞移植が必要な2名のみ東大病院転院。加害者側の国家が被害患者のデータを独占する体制。第五福竜丸の大石又七さんは治療せず調べる所と。ABCCと同様、軍事機密研究機関の性格。
島薗進 @Shimazono
3【国連科学委員会と放医研】第五福竜丸大石又七氏『ビキニ事件の真実』「退院直後から放医研は国の予算で俺たちの被爆記録を取りつづけた。だが発病しても治療はしない。「事件は解決済み、発病も被爆とは関係ない」というのだ。被爆と関係なければ検査の必要はないと思う」togetter.com/li/198308
島薗進 @Shimazono
4【国連科学委員会と放医研】このあたりは、拙著『つくられた放射線「安全」論』に概略。放医研の歴史はあまり論じられていない。2代目所長の塚本憲甫の伝記、『ガンと戦った戦後史』が役立ちます。現在の日本の被曝影響論を知るには、その後の放医研の歴史の理解が必要ですが、研究が難しいかと。
島薗進 @Shimazono
5【国連科学委員会と放医研】国連科学委(UNSCEAR=原始放射線の影響に関する国連科学委員会)には放医研の所長が出る体制。国連科学委は国家代表が出る機関で自由な学術的討議の場ではない。科技庁は軍事に連なる科学を国家が直接管理する省庁。放医研と国連科学委は通常の医学・生命科学とは別扱い
島薗進 @Shimazono
6【国連科学委員会と放医研】放医研の第2代所長である塚本憲甫は放医研所長として何度も国連科学委員会の会議に参加するが、当初からその政治性に辟易している。核大国の科学者たちがその国家意思を強く主張する中で、何とか被爆国日本の主張を示そうと努めた。togetter.com/li/513097
島薗進 @Shimazono
7【国連科学委員会と放医研】「会議に慣れてくるにつれて、国連科学委員会という、純粋に学問的な場であるはずの委員会が、米ソを中心にした核実験、核開発競争の政治的かけひきの色を濃くしているのを自らの目で見、耳で聞き、肌に感じ」た。『ガンと戦った戦後史』p304 shimazono.spinavi.net/wp/?p=578
島薗進 @Shimazono
8【国連科学委員会と放医研】「きびしい国際政治の現実にあらためて、目を開かれる思いであった。それは予想以上にすさまじい、露骨な、なりふりかまわない外交戦であった。」塚本哲也『ガンと戦った戦後史』(文春文庫、1995)p304。中川保雄『放射線被曝の歴史』も参照。 togetter.com/li/199581
島薗進 @Shimazono
9【国連科学委員会と放医研】初期の放医研には放影研では無視された広島・長崎の被曝を研究しようとした者もいた。核大国の利益にそって動かざるをえない体制に、内から抵抗しようとするもの。ところが80年代以降ともなれば、放医研所長の見識がだいぶ異なるものになる。チェルノブイリ事故以後は…
島薗進 @Shimazono
10【国連科学委員会と放医研】原発推進の中核国の1つとして日本は国連科学委員会でも大きな役割を分担。2006年国際原子力機構(IAEA)の協力センター、16年日本原子力研究開発機構の一部の研究所を統合し量子科学技術研究開発機構。放射線医学研究開発部門は引き続き放射線医学総合研究所の名を使用
島薗進 @Shimazono
11【国連科学委員会と放医研】島薗『放射線被曝と原発の科学と倫理』専修大学出版局、2月刊予定。『つくられた放射線「安全」論』(2013年)を引き継ぎ、科学が国家意思や(国際的)産業利益に引きずられて混迷する事態を論じ、とくに「不安」と「リスクコミュニケーション」の議論の危うさを検証。

コメント

永添泰子(まっとうな人を議会に送ろう!) @packraty 1月7日
島薗進先生の『放射線被曝と原発の科学と倫理』専修大学出版局、2月刊予定だそうです。