タイコンデロガ級CGのウェイトマージン

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ふゅ〜りあす @tebasaki_s

タイコンデロガ級の重量関係あれこれ 引き渡しの満載排水量が9,500トンで、区画浸水計算上の排水量が9,700トンと余裕が無さすぎるのが問題視されるが、曳航ソナー用の非水密開口部の廃止で10,200トンまで向上させる見込みがたつ。 その後限度の引き下げがされるが、色々あって何とかなる。 #世艦 #484

2019-01-10 22:01:56
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

それ以前にも、受注後初の重心重量計算書が’79年2月、79年6月の重量削減案の作成指示、それに対する70以上の候補要目、80年8月時点で実際に採用された11項目、82年4月の予想でKG(キール上重心高さ)が限度に収まらずバラスト追加と検討が重ねられている。色々と。 #世艦 #484

2019-01-10 22:01:56
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

しかし、船体強度は9,500トンまでしか耐えられないので補強対策が考えられるものの、再計算により船体縦強度部材の強度が初期計算より高い事が判明。原因はフィート方式寸法規格からメートル式に変更された事にあった。 結果、強度上の排水量限度は10,200トンまで増やす事が出来た。 #世艦 #484

2019-01-10 22:01:56
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

ヤードポンド法は滅ぼされるべきである。

2019-01-10 22:01:56
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

とはいえ決して余裕のあるものではなく、1,2番艦は就役時から重量マージンを0とするしかなかった。 3~6番艦で187トン、7番艦以降は124トンの重量削減がなされた。 #世艦 #484

2019-01-10 22:01:57
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

ベースライン1が1~5番艦 同2が6~12番艦 同3が13~21番艦 同4が22~27番艦 #世艦 #484

2019-01-10 22:01:57
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

ベースラインとウエイトマージンは別になっているのが面白い。 とはいえVLS搭載艦の6番艦のマージンが、Mk.26搭載のベースライン1重量削減/重心低下対策艦と同じというのは怪しいところがあるが。

2019-01-10 22:01:57
ふゅ〜りあす @tebasaki_s

スプルーアンスファミリーと呼ばれ船体は共通なものの、隔壁甲板を1甲板から01甲板に1レベル上げているのはかなり無理している感がある。 メートル法で図面が引かれている時点で、別物と云って良いのかもしれないけれど。

2019-01-10 22:08:51