「日本人と同調圧力」(福島原発事故(現在進行形)から考えたこと)
- yusukeskinjp
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昔、NHKでやってた実験を思い出す。10人の人間に割りばしみたいな棒を二本渡す。片方(A)が微妙に長い。棒を渡して見てもらった後に、「どちらが長かった?」と聞く。さくらである9人は「B」と答える(手をあげる)ことになっている。当然、さくらでない一人は最初は「A」に手をあげる。
2011-04-30 20:59:55ここでさくらでない一人(「αさん」とする)は困惑する。その後もう一度挙手がとられる。このとき「α」はB(の方が長い)に手をあげてしまう。自分だってそうする気がする…。しかしこの実験を「欧米人」でやると「α(さくらじゃない人)」は意見を変えない。
2011-04-30 21:09:49周り9人の意見は「α」の見解を変えることはなかった。「欧米人α」の心の動きまではわからない。しかし結果的に「欧米人α」は周りと違っても、自分が正しいと思う決断を下した、といえる。今回の原発に纏わる日本人の様々な行動や意見に、昔見たこの実験を思い出した。
2011-04-30 21:16:40日本人のこのような傾向は「いじめ」の比較でもよくわかる。日本人は「集団で」一人をいじめる。欧米人にはこの傾向は少ないらしい。理由は先ほどの実験を考えれば簡単だろう。おそらく社会が個々人の判断を尊重するという前提をもっているということ。
2011-05-01 01:14:51今日本人が陥っている状況には、この「個々人の判断(決断)を尊重するという前提が社会に無いこと」が大きく関係していると思う。
2011-05-01 01:18:03僕は今、東京でこのツイートをしているけど、原発に何らかの事態が起こって、東京が一瞬でパニックに陥るという可能性は一般論として否定出来ないと思う。政府とテレビが否定し、過激とさえ言われたネットからの情報は、今や全て現実となった。
2011-05-01 01:25:19危険レベル「7」、東電がようやく認めた「メルトダウン」等々…このままいくと「再臨界」も近い、とするのが普通の推測と思う。
2011-05-01 01:28:10今大切なのは、どの情報が正解かという話しではなく、大量の情報から個々人が自分の行動を決断し、それを人々がお互いに尊重し合うことだと思う。
2011-05-01 01:32:03もーにんです。だいぶん揺れ少なくなりましたね。 RT @ne630: おはよう、おっぱいがいっぱい! RT yusukeskinjp: ゆれた
2011-05-01 11:02:13今現在、原発事故の為に東京を離れている人の数は、普通に東京で生活している人達の想像を凌駕する数だと思う。しかし、やはり個々人の判断を尊重するべきで、やれ「逃げた」とか言って非難するのはもういい加減にやめて欲しい。
2011-05-02 16:45:14どの情報が正しいかわからない状況では「判断が間違ってる」とは誰にも言えない。いくら自分の知識をひけらかしたところで、水掛け論にしかならない。
2011-05-02 16:57:06議論の後、最終的に「君はそう判断してそう行動するのか。俺は違う判断で違う行動をとる。good luck!」というように、お互いの判断の違いを尊重しなければならない。「いじめ」の話しの様に、我々日本人は同調圧力に屈しない人間を受け入れない。
2011-05-02 17:03:22同調圧力に屈しないというのは「大人になること」である。自分たちは「嫌われること」を恐れてはならない。「嫌われることを恐れ」た結果、後悔するのは自分自身だから。長い方の棒を(自分の判断を曲げて)短いと言うということを現実の生活の中で行えば、多かれ少なかれ「後悔」にしか結び付かない。
2011-05-02 17:13:03それ故「個々人の決断の尊重」が重要なのだ。同調圧力に屈しない人間を認められない日本人は、もう永久にそのレベルで、その程度の不幸からさえ抜け出せない、ということを考えろ。
2011-05-02 17:27:13