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mizunotori
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『彼女はこん、とかわいく咳をして』が『かのこん』に圧縮されてから数年、『妄想少女』は『わたしと男子と思春期妄想の彼女たち』になってしまった。レーベルも何もかも違うんで牽強付会ですらないんだが。
2011-05-02 17:52:14
あとファミ通文庫の第12回えんため大賞特別賞受賞作に『魔よりも黒くワガママに魔法少女は夢を見る』って作品があるが、B'zの『愛のままにわがままに僕は君だけを傷つけない』とほぼ同じリズムで読めることがわかった。だからなんだっつの。
2011-05-02 17:57:30
ライトノベル初期、ティーンズ向けSF・ファンタジーノベルだった時代、それはタイトルによってその中身を示す必要はなく、魔法かSFかといったほぼ二択が前提としてあって、読者はそのどちらかの判別がつけば良かった。あるいはラインナップ少なさから、一つ一つ手にとって判断すれば良かった。
2011-05-02 18:16:24
その後ライトノベル物語性を強く、またジャンルを多岐に渡らせる。ここでタイトルの重要性が持ち上がる。タイトルにキーワードを忍ばせるものが増えた。旅、学園、マジックなどがある。
2011-05-02 18:19:56
さらに、萌え文化との結びつきが深まりキャラクター小説(大塚英志)などと呼ばれキャラクター商売の一環となり、 タイトルには人名が増える。涼宮ハルヒの、藤宮十貴子は、乃木坂春香の、など。
2011-05-02 18:23:31
そしてライトノベルは氾濫の時代に入る。まず求められたのはキャッチーさであった。そこで流行したのは四文字ものだろう。ラノベではないが、らき☆すた、けいおん!などに似たタイトルはラノベにもしばしばみられた。
2011-05-02 18:25:30
そして今、ラノベのタイトルはビーイング化している。それは過去のラノベでキーワードを忍ばせていたものの発展系と言えるだろう。つまり、より深くそのラノベについて説明することにより、膨大に並んだ、多岐にわたる内容の中から、その人の好みを撃ち抜く工夫だ。ゾンビですか、ギャルゲエの世界など
2011-05-02 18:29:05
なお、以下のラノベタイトルつぶやきはこちらのつぶやきを見かけてのものです。お粗末さまでした。 結局、ラノベ大杉で、長文化は情報量の増加で、ひいては客引きと言う話。 RT @y_arim 『ライトノベル題名のビーイング系化』というトンデモ説を今適当に思いついたので誰か論じれ。
2011-05-02 18:34:09
@juzo213 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』『お兄ちゃんだけど愛さえあれば関係ないよねっ』『俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる』とか、スナイパー並に撃ち抜いてるよね。しかも散弾気味。
2011-05-02 18:47:41
90年代文化史としても非常に興味深い記述内容。人口の多い団塊ジュニア世代が支持していたわけね。 / ビーイングブーム - Wikipedia http://htn.to/GR7wn
2011-05-02 18:21:56
「1993年生まれの高校生にその年のヒット曲を聴いてもらったところ、B'zやZARDを答えることはでき、ビーイング以外のアーティストでも一定の知名度があったが、WANDSに関しては楽曲およびグループ名いずれも認知しているものは出てこなかった」という記述に震え上がった。
2011-05-02 18:23:56
@y_arim 文章にされると、無意識に受けてにリアクションが生まれる気がするんです。体言止めや四文字とかだとまさにタイトルなんですけど、「やはり俺の青春ラブコメは間違っている」とか言われると、「そうなの?」とか心の中で返したくなる。そういうので興味をひいてるのかなとも思います。
2011-05-02 18:51:26
@y_arim そういうタイトルにできる限りの情報量と釣り絵を仕込む、そうしないと埋もれるみたいなところが有るんですね。また、作家買いしてもらえるくらいの中堅作家以上はそういった工夫がいらないのかもしれません。
2011-05-02 19:03:39