吉見義明著「従軍慰安婦」はバアイアスが有るか否か。
の続きです。
議論が枝分かれしてるので、twitter上で振り返るのが不便。
なので、後から読み返すために、ただただ時系列で放り込んで記録してるだけのものです。
@MituzoJ @GBSso 1.印象形成 >史料を全文そのまま引用せず一部の引用をもって代えること自体は一般的で即それ自体は問題にはなりません とのことですが、確かに引用するとき一部省略と言うのは、いろんな場面で良くあることかもしれません。
2019-01-15 19:26:29@MituzoJ @GBSso ですが印象形成ってご存知でしょうか? 心理学者のアッシュは、ある教室に臨時講師が来ると言う実験をしました。 その時、半分の人には講師の紹介文に「熱い人」もう半分には「クールな人」と描いたものを渡しました。
2019-01-15 19:26:53@MituzoJ @GBSso 結果、見事に講師の印象が分かれました。(影響が強い言葉弱い言葉はあるけれど)たった一言の「事前情報」で「印象形成」は変わります。 これがミスリードに当たるかどうか分かりませんが、科学的な手続きとしての「事実認定」の「証明過程」でこれをやるのはまずいと思います。
2019-01-15 19:27:31@MituzoJ @GBSso 2.確証バイアス >「他愛もない」を省くことが「吉見センセー、結構バイアスかけてるからw」の証明になるのか 確証バイアスってご存知でしょうか?
2019-01-15 19:28:17@MituzoJ @GBSso 誰もが持ってる傾向で、自分の考えが正しいことを証明しようとする場合、好都合な点にばかり目が行ってしまい、不都合な点は無視してしまう認知的なバイアスのことです。
2019-01-15 19:29:03@MituzoJ @GBSso 歴史学の内、問題意識を持って歴史を紐解こうとする場合100%この「確証バイアス」に囚われてると言って過言ではないと思います。 吉見氏だけでなく全員です。 批判的思考で考え、客観的な意見をもらうことによって緩和できます。
2019-01-15 19:29:22@MituzoJ @GBSso 歴史学の「科学的手続き」には、この誰にでもある認知的バイアスを緩和するための批判的思考過程や客観的意見をもらう過程は含まれてないのでしょうか?
2019-01-15 19:29:36@MituzoJ @GBSso 3.記憶の想起 >長沢軍医は「漢口慰安所」という回想録で、山田 武漢兵站」という回想録です。どちらも1次史料ではないですが ヒトの「記憶の想起」の仕組みの多くは解明されてませんが、分かってることもあります。
2019-01-15 19:30:09@MituzoJ @GBSso いろいろありますがぼくがここで言いたいのは二つ。ひとつは長期記憶は思い出す度に不安定になり繰り返すと思い出したときの周囲の印象が混ざって記憶されてしまうということ。もうひとつが記憶の喪失です。
2019-01-15 19:30:43@MituzoJ @GBSso PP1と言う酵素は人の記憶を喪失させます(マンスイ)。年をとるとPP1が暴走し記憶は忘却されます(井ノ口)。
2019-01-15 19:31:09@MituzoJ @GBSso 慰安婦の証言はどうなんでしょう?高齢であることや繰り返し思い出させると言う調査方法をしてる以上、「一次史料」よりは下の位置付けの「回想」よりも、さらに下の位置付けにしないと科学的ではないと思いますが、この点はどう扱われてるのでしょう。
2019-01-15 19:31:54@MituzoJ @fab4wings まずは氏の主な主張について引用しておこう。 「元史料を読む限り、軍による拘束が行われていたとは読めない物を記述の一部を省くことでミスリードしているという話ですね」 twitter.com/MituzoJ/status…
2019-01-15 21:38:47@MituzoJ @fab4wings >「借金を返済し追えた者の帰国を認めること」これ借金を返し終わらなければ認められなかったかのような記載ですね。実際は「債務から解放された慰安婦達を帰国させるべく手配」です。認められなかったのは「戦況ゆえに」ですね twitter.com/MituzoJ/status…
2019-01-15 21:39:18@MituzoJ @fab4wings >これ普通に読む限り、前借がなくなっても働き続ける慰安婦に帰国を促してる話なのだが、あたかも軍が拘束していたかのような記述。 そもそも、なぜ説得の「他愛もなく=easily(原文)」を抜く?ww twitter.com/MituzoJ/status…
2019-01-15 21:39:44@MituzoJ @fab4wings 債務から解放された慰安婦達を帰国させるべく手配 前述の条件を満たして帰国を希望したある慰安婦 慰安婦はその契約によって完済時期がまちまちなので、6月に軍側が帰国の手配が出来ると言うことは、いつでも帰れる状態にいた慰安婦が少なからずいた、と言うことなんだけど twitter.com/MituzoJ/status…
2019-01-15 21:40:20@MituzoJ @fab4wings さて次に原史料たる1944年の東南アジア翻訳訊問センター「心理戦 訊問報告 第二号」を読み直してみよう。 同史料は『従軍慰安婦資料集』の453頁から収録されている。今回『従軍慰安婦』の記述と直接呼応するのは、460頁からになる。
2019-01-15 21:40:39@MituzoJ @fab4wings 「「慰安婦」はすべて、次のような契約条件で雇われていた。慰安婦は彼女自身が稼いだ額の五〇パーセントを受け取り(後略)」(1・2行目)で始まり、こうある。
2019-01-15 21:41:13@MituzoJ @fab4wings 「慰安婦は、彼女の家族に前貸しされたお金と、それに加えて利息を返済できた場合には、朝鮮に帰るための無料の交通の便宜を提供され、あとは自由の身であるとみなされることになっていた。
2019-01-15 21:42:07@MituzoJ @fab4wings しかし、一九四三年六月、第一五軍司令部が、債務から解放された慰安婦たちを帰国させる手配をしたにもかかわらず、戦況のゆえに、これまでのところ、M七三九のグループのだれ一人として、帰国を認められた者はいなかった。
2019-01-15 21:48:00@MituzoJ @fab4wings そして、前述の条件を満たして帰国を希望したある慰安婦は、他愛もなく説得されて残留することになってしまった。」460頁4行目から10行目
2019-01-15 21:48:08@MituzoJ @fab4wings まずこの記述に照らすと、「債務から解放された慰安婦達を帰国させる手配」という7行目の記述の「債務から解放された」という表現は、「「慰安婦」はすべて、次のような契約条件で雇われていた」という1行目の記述から、
2019-01-15 21:51:17