- Uroak_Miku
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まめちしき。 「風邪をひいている」は「I have a cold.」 「花粉症です」は「I have hay fever.」 「インフルエンザです」は「I have the flu.」 「a」だったり無冠詞だったり「the」だったり…どうしてこういう差が生じるのか生徒さんに聞かれて説明できる英語の先生は日本にはまずいないの法則。
2019-01-20 14:06:47こういう冠詞の感覚を学校英語は触れたがらない。日本語学習者に「は」と「が」の使い分けを教えるのと同じくらい面倒くさいうえに、生徒の側も訳読で済ませる裏カリキュラムに先祖代々なじんでしまっているので、そういう面倒くさい話を避けられるのなら避けたい思いが学ぶ側も教える側にもあるから。
2019-01-21 04:27:16「東京に行く」と「東京へ行く」の違いを外国人生徒に教えるめんどくささ。どうやって答えてあげるのだったかな記憶がおぼろになってる。もっとも日本語ネイティヴなら説明はできなくても使い分けは完璧にできてしまう。
2019-01-21 04:30:34日本の英語教師のほとんどは英語ネイティヴではないから、同種の質問をされても、うまく説明できないどころかそもそも使い分けがわからない。 それでそういう質問がとんでこないような教材を好むのだと思います。そして訳読式の授業に傾く。日本語にしてしまえば「the」や「a」なんて文脈の話になる。
2019-01-21 04:40:52だからこそ小学校の国語で「日本語教師ごっこ」をやらせていくべきだと思う。「東京へ行く」と「東京に行く」の違いは何ですカーとガイジンに聞かれて面食らう体験をさせておくと、英語を習いだしたとき冠詞や単数/複数の使い分けにとまどって「ああ小学校で習ったアレなんだこれ」と気づきに至る。
2019-01-21 04:49:44これ、こんな風にガイコクジン生徒には教えられてる。「映画に行く」は〇で「映画へ行く」は✖ですよって。「映画に行く」は「映画を見に行く」の略だから〇だけど「映画へ行く」だと「映画館へ行く」だから館の売店に品を届けに行くとかの可能性もあるわけでまぎらわしくなるよ、と。
2019-01-21 04:52:56「~に」には目的のニュアンス、「~へ」は目的地のニュアンスというところでしょうか。 こう説明すると非日本語ネイティヴも日本語ネイティヴも「おーっ!」と反応するという話は興味深い。
2019-01-21 05:01:40同じように英語の冠詞や前置詞の使い分けも説明はできるし、その説明をもとに自ら使い分けできるようにもなるのですが、生徒がそのレベルに達する(つまり英作文ができるようになる)には教師がこれらの使い分けを体でできている+説明できるレベルでないといけないわけです。
2019-01-21 05:08:09むろんネイティヴではない方がほとんどなので、事前に調べておくとかALTに補ってもらうとかグーグル検索で確認してみるとかの補助的なものは要るのだけど、やってやれなくはない。しかしこのレベルにある英語教師は全国にいったい何人みつかるのか。
2019-01-21 05:09:47こうやって考えていくと英語教科書がとにかく文の形式(SVOCとか受動態とか)一義でカリキュラムを階段上り式に整えたがるのかが見えてくる。教える側のレベルが低すぎるので、なるべく負担をかけないよう教科書が編纂されているのです。
2019-01-21 05:12:07このところずっと各社の中学英語教科書を順に分析していて、脳内に仮想の中学生を置いて、この子たちがどんな風に「英語」を身に着けていくかを、ルソーの『エミール』気分でシミュレーションしていて、ああ、どんどん誤った方向に染まっていく様に気が滅入っていく。
2019-01-21 05:14:18