哲学を匿名で語る者は無責任なのか? ネオ高等遊民氏を中心とした議論

はっきり言って不毛な議論ですが、議論するとは一体どういうことなのかを考える良い機会になったと感じたのでまとめてみました 基本的にネオ高等遊民氏の哲学Youtuberとしてのスタンスを巡っての議論なので彼を中心にしてまとめてありますが、作成者にはこの件に関して三人のうち特定の誰かを支持する意図はありません 三人とも正しいところもあれば間違っているところもあります 19.1.30 続きを読む
議論 哲学 ネオ高等遊民 匿名
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発端:ネオ高等遊民氏(@MNeeton)に対し糸崎公朗氏(@itozaki)が「哲学を語るなら顔出しでやるべきだ」と意見

糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
ネオ高等遊民さんにはかなりガッカリというか、哲学を語りながら顔出ししないような人はどうせこんなもんだろうと思ってましたが、けっきょくは落としどころが左翼なんですねぇ・・・ youtube.com/watch?v=waY0wZ…
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野原燐 @noharra
@itozaki 哲学を語るなら、批判は「顔出ししないような人はどうせこんなもん」「落としどころが左翼」といった文体で語るのではなく、もっと分節化された言葉で語るべきではないか。でないと「対話」につながらない。(突然失礼しました)@MNeeton
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
@noharra @MNeeton すいません、返信に気づくのが遅れました。哲学において「顔出しして語る」は実に重要なのです。哲学が古代ギリシアから始まったとすれば、それを語ったのは顔出ししたポリスの「市民」、顔を隠して表に出て来ないのは「奴隷」たちです。
ネオ高等遊民@哲学youtuber @MNeeton
浅学の身には理解できない論理です どなたか解説をお願いしますm(_ _)m twitter.com/itozaki/status…

糸崎氏①:ネオ氏への返答「命懸けで哲学をしたソクラテスに倣い、顔出しで批判の矢面に立つべき」

糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
返信遅れまして申し訳ありません。また再びネオ高等遊民さんにご迷惑おかけしてしまったようで、申し訳ありません。私としてはこの話題は終わりにしたつもりでしたが、返信があったものでまた書き込んでしまった次第です。 twitter.com/mneeton/status…
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
さて、私の立場はどうなとかと言えば、まず私は写真家・美術家でありまして、そして美術とは哲学を幹とするその枝葉であると言うことから、哲学を学んでおるのであります。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
そして哲学の起源を取りあえずソクラテスに求めるなら、ソクラテスは古代ギリシアのポリスであるアテナイの「市民」であったのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
ところで戦争というと、現代の我々の常識では「偉い人が下級の兵士に命令して戦う」と言うようなイメージがありますが、古代ギリシアのアテナイにおいてはこれが「逆」だったのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
アテナイにおいては、まず偉い人が率先して武器を携えて戦争に赴き、そのように体を張って命を懸けて国(ポリス)を護った人に、「市民」として国政への発言権が与えられたのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
実際に古代ギリシアにおいては金持ちの「市民」でなければ槍や盾や鎧などの高価な武器を買うことが出来ず、戦争にも行けなかったのです。そしてソクラテスもそのような武器を携えて、重装歩兵として従軍していたのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
つまり当時のアテナイではそのように従軍の経験のある「市民」が哲学的議論を交わしていた訳です。従軍するとは文字通り「矢面に立つ」事ですが、議論においても「矢面に立つ」ことは重要です。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
つまりそれは「自分の意見に責任を持つ」という事で、他人からの批判に対し真正面から対峙して受け止めなければならない訳です。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
ところが、ソクラテスは当時の知識人たちに対し「無知の知」を持って議論を仕掛けてことごとく言い負かしてしまい、これによって多くの恨みを買って裁判に掛けられ死刑判決を受けます。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
つまりソクラテスの論敵は彼の批判の「矢面に立つ」ことに耐えられず、卑怯な手段に訴えた訳です。そこでこれに対しソクラテスは、あえてその死刑判決を受け入れて、自ら毒杯を仰いだのでした。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
以上、ソクラテスの死について書かれた『ソクラテスの弁明・クリトン』を読んだのがちょっと前で、うろ覚えの勝手な解釈が入ってるかもしれないですが(ですからまた読まねばならないのですが)哲学とは究極的には命懸けになるものだと知って、いたく感動したのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
ということもあって私はアーティストとして作品を作る上でも、自分の意見を表明する上においても「批判の矢面に立つ」ことを覚悟して、本名も経歴も素顔を明かしているのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
しかしこれは私がそうしたいからしている態度であって、そうではない価値観の人も当然いらっしゃる訳です。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
まず端的に言って、戦争と言うものを断固否定されるような方は、私のような考えには馴染まないだろうと思います。誰だって痛い思いをするのは嫌だし、まして戦争なんかで死にたくはないだろうと思います。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
そもそも「死んだらおしまい」ですから「自説を曲げずに死んでゆく」なんて言うのは本末転倒だとも言えるのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
批判の矢面に立ったり、自分の意見にいちいち責任を負ったりするのも面倒だし、たとえそれをしなくとも大して他人の迷惑にはならないし、そんなことをいちいちあげつらって大騒ぎする方がおかしいとも言えるのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
顔出しをしないのも、とにかくインターネットは誰でもアクセス可能なメディアで、しかも一度アップロードされたデータは自由にシェアしたりコピーしたりできてしまいますから、そんなところに「自分の素顔」を晒すのはとんでもないと言うこともできるのです。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
たぶんネオ高等遊民さんは、大変にお優しい方なんだろうと思います。そのことは動画やブログを見ても分かりますし、そんな優しいネオ高等遊民さんを慕って多くのファンがおられるのだろうし、そのこと自体は日本の哲学界にもYouTube界にも良いことではないかと思います。
糸崎公朗@ADHD暴走アーティスト @itozaki
はじめにちょっと文句をつけてしまったようで申し訳ありませんでしたが、今後のご活躍楽しみにしておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
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コメント

バトル・イン・かわうそ 2019 @Nek_ssd 2019年1月30日
おお…昔の2ch哲学板みてぇなことやってるな…
ヘルヴォルト @hervort 2019年1月30日
生身とアバターの違いなんて変更難易度が違うくらいでほぼ同じものだよ。名前と顔と素性明かしていても逃げる奴は逃げる。アバターであっても逃げない奴は逃げない。
ヘルヴォルト @hervort 2019年1月30日
信頼性という点から見るとその名前と姿の利用期間が違うというのが最大の差じゃないかな。生身ならほとんど年齢イコールその姿形の利用期間という保証が付くけど、アバターならそうはいかない。 だから作ったばかりのアバターは信頼性がどうしても低くなるし、長く利用していればアバターでも信頼を獲得できる。
nob_asahi @nob_asahi 2019年1月30日
古代ギリシャ諸国は強力な軍事国家であり、軍属にのみ市民権を与えていた。従軍忌避者は奴隷並み(本物の奴隷は侵略先の元国民)の扱いを受けていたとされる。言わば軍人と奴隷による封建国家であり、それはフィロソフィアに於いても同じである。古代ギリシャの哲学者が軍人並みの覚悟があったのは哲学を語っていたからではなく、市民権を保持するためである。
nob_asahi @nob_asahi 2019年1月30日
また、定説ではないがソクラテスは出自や経歴に謎が多く、本名ではなかったという学説もある。
nob_asahi @nob_asahi 2019年1月30日
因みに孔子は実在すら疑う人がいるほど、素性が判らない。
やし○ @kkr8612 2019年1月30日
後世の人間は古代の哲学者が自ら批判の矢面に立って論を展開したことに感銘を受けたのではなく残された著作ないし言行録などの内容に感銘を受けたのだろうから顔晒してノーガードで論議に挑むことが必須条件であるという理屈はちょっとよく分からない。自分でそう規定するのは一向にかまわないけど、他人に要求できるほどの根拠があるようには思えないなあ
Ukat.U @t_UJ 2019年1月30日
哲学じゃないにせよ、不破哲三とかどうすんの。あれ実名じゃないですよ。今のところ匿名実名の話で「黒木ルール」を越えた論点はほとんど無いと思う。
Ukat.U @t_UJ 2019年1月30日
黒木ルールは数学者の黒木玄氏が掲示板での議論に適用していたルールで、ざっくりいうと、ハンドルネームでも発言がトラッキングできてものの考え方がつかめるような発言者は実名扱いするけど、どこの誰かわからない一見さんは実名でも匿名と同じってルール。初めて書き込む人には、ブログなり他の掲示板なりで、その名前でまとまった分量の書き込みをしていることをリンク貼って自己紹介として示すことを求めていました。
easyiizi1111 @easyiizi1111 2019年1月30日
哲学者なら、「実名」と「仮名」(固定ハンドルは匿名ではなく仮名と言う方が正確)の本質的違いは何なのかを考えてほしいもんだ。「実名」なんて「生まれた直後から使い続けている仮名」にすぎない、って考えることもできちゃうんだから。
tama @korogari5625349 2019年1月30日
莫迦め、ソクラテスは死んだわ
名無し元営業写真師 @Naominakata 2019年1月30日
哲学は全くの素人ですが、古代ギリシャ市民の武装権、参戦権と参政権の関係はここで述べられているものとはちょっと違うのではないかと。
name @jkgkikllh 2019年1月30日
ソクラテスは哲学を漫才と同じだとする考えの人。対話している時だけ哲学で、それを文字にしたら哲学ではないとする考え方。
name @jkgkikllh 2019年1月30日
バンクシーは?
とらうと @o6nvePje0EHrbGP 2019年1月30日
一貫して同じアカウント使って発言してるなら別に実名顔出しじゃなくても何の問題もないだろ。そもそもド無名の一般人の顔出し実名なんて議論に何の信憑性も与えないでしょ。ド無名なんだから。 相手が匿名で顔出ししてないからって、そこ攻撃して奴隷だなんだ難癖つけてる方が、卑しい根性としか思えん。
name @jkgkikllh 2019年1月30日
トランプ大統領は誠実?
ヘーコ @apporu 2019年1月30日
日本のSNSにおいて発信者の個人情報を特定したがる人間って、だいたい単に「有効な反論ができないから実力行使をして相手を黙らせたい」って人ばっかりなんですよねぇ。「責任」という名の下にリスクをちらつかせることで、相手が慎重に振る舞わざるを得なくなるようにしたいわけです。このルール下で自由に発言出来るのは、バックがついてる人か無敵の人だけで、一般人は黙るしかなくなる。
あすぺ @viverevo 2019年1月30日
実質的正当性(主張の正否)はあまり問題にならず、形式的正当性(顔出し、人格と主張の一貫性の要否など、どのように主張されるか)が主題になるあたりはあんまり哲学的ではないね 冷血漢の言うヒューマニスト的言説が信頼に値しないとしても、論理の学問としては主張の形式よりも内容を問題にすべきと主張したい
ななよ(七代) @nana4_japan 2019年1月30日
そもそも、論のディスカスは、その内容に対して行うもので、発信者が誰であろうと、例えボットであっても良くて、真理の探求には不要。 顔出しを求める理屈がわからない。
ぽんぽこたぬき @pompocotanuky 2019年1月30日
原因と結果を取り違えている。哲学するから(奴隷と違う)市民なのではなく、市民(の一部)が哲学したにすぎない。
kartis56 @kartis56 2019年1月30日
内容じゃなく本人の中傷始める時点で語る価値がないヤツ
mikumiku_aloha @mikumiku_aloha 2019年1月30日
共同体に貢献している市民にだけまっとうな権利があるというのは、基本的人権という考えが発明される以前の感覚ですね。今でもそういうこと言う人いますが、ギリシャの頃の民主主義と近代民主主義の違いのポイントの一つです。
mikumiku_aloha @mikumiku_aloha 2019年1月30日
哲学は、対象を観る、そして考えるということで、それ以外の要素は哲学の必要条件ではないと思います。
かしわ天 @kashiwaten6mai 2019年1月30日
15年くらい前の「ネットの匿名性批判」みたいな話を今頃してるのかと思ったらそれ以前の問題だったでゴザルの巻
K.K. @te4cupful 2019年1月31日
言説の真偽か責任か何を語りたいのか不明。指摘されているけど、何故古代ギリシアや侍(中世日本)を持ち出してそれを根拠とするのかよくわからない。
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