夫婦してる現パロ帝都騎殺♀まとめ　その２

ぶっちゃける方の多鶴 @s_tadu

そろそろ年末調整の時期だな面倒だなーそんなわけで夫婦してる現パロ帝都騎殺♀のそういう話。ある日、パート先から年末調整の書類を渡された以蔵♀ちゃん。書き方が分からないので帰宅した龍馬さんから教えてもらうついでに、龍馬さんのバイト遍歴を知る。

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以♀「おまんの会社はこれ書かんがか？」 龍「僕のとこは会社の事務がやってる筈だから…でも昔、バイトしてた時に書いたことはあるよ」 以♀「ほーん、何のバイトしちょったんじゃ？(単純な好奇心)」 龍「ええっと…」(指折り数え始める)

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以♀「…探偵はバイト雇うがか？」 龍「うん、とにかく人手が欲しいって求人ポスターあって、興味本位で行ったら採用されたよ」 以♀(そんなのにホイホイ行くなよという顔) 龍「基本的にペット探しだったけど、たまに尾行とか囮とかそれっぽいことやったなあ」

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以♀「…囮？」 龍「尾行してる時にわざと相手に気付かれて、警戒心無くさせる為に必要なんだって。浮気調査の時に1回やったくらいかな」 以♀「ほうか(危ない事してなくてほっとしてる)」

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以♀「あと占い師っちゅうんはバイトで出来るもんか？」 龍「占いって言っても結局は話術と観察だからね。お客さんの身なり見て、言葉で誘導して個人情報引き出すんだ。最終的に相手の気分が良くなるようなそれっぽい事言えばいいだけだから」 以♀「…そういうもんがか？」

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龍「勿論本物の人はいるよ。でも大抵はそうなんじゃないかな。詐欺っぽいからすぐ辞めちゃったけど」 以♀「…ほうか(こいつ会社員で収まってるの勿体ないなと思ってる)」

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龍「さ、もうすぐ映画始まるよ。書類書いちゃおうよ」 以♀「全部書かんでえいじゃろ？」 龍「うん、以蔵さんは…ここと、ここだけかな」(指差し) 以♀「おう」(ｻﾗｻﾗ) 龍(相変わらず字が上手いと感心してる) まあ以蔵♀ちゃん褒めたら照れてキレる典型的ツンデレだから中々褒められない龍馬さん。

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書類書き終え、リビングのテレビで映画観ながら夜を過ごす普通に仲が良い龍以♀夫婦。 この後観た映画に思った以上に二人ともハマって動画配信サービスからシリーズ作品探し出して夜更かしするまでがワンセットな流れ。

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ワイ前のバイトと今バイトしてるとこどっちも年末調整の書かされたから他も書くやろ…な雑な知識で呟いてるから許して。

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もうだいぶ寒くなってきたけど結婚してる帝都騎殺♀で秋の味覚の話。いつものように龍馬さんが帰宅すると以蔵♀ちゃんがキッチンでザルいっぱいの栗の皮を剥いてる。

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龍「ただいまー」(栗に気付く) 以♀「おう、おかえり」(栗剥いてる) 龍「どうしたの？それ」 以♀「(パート先の)オーナーに貰ったんじゃ。飯食ったら手伝え」 龍「いいよ」 夕食後、二人で栗の皮を剥く。

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ちな以蔵♀ちゃんは拒否されたら「おまんの食うもんじゃろうが。こんくらい手伝え」って反論するつもりだった。まあこの龍馬さんは普段料理手伝おうとすると「ふとい(体が大きいの意)から台所狭い」って嫌がられるんで、以蔵♀ちゃんの手伝いは喜んでやるタイプだけど。

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以♀「渋皮は残せよ」 龍「失敗しちゃったら？」 以♀「それは剥いてもうて栗ご飯にするき」 龍「栗ご飯！じゃあ全部失敗しようかな(ｳｷｳｷ)」 以♀「…おい」(ｷﾞﾛﾘ) 龍「冗談、冗談じゃ…(ちょっと本気だった)」

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栗全部剥いた。 龍「渋皮残した方はどうするの？」 以♀「ワインで作る渋皮煮ちゅうんを教えてもろうたき」 龍「マロングラッセじゃなくて？」 以♀「わしに違いが分かるか。おまん偉い人からワイン貰ったの何本かあったじゃろ？それ使うぞ」

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龍「せっかくだから飲みかけのやつ使おうよ」 そう言って龍馬さん、ラベルがオール仏語な本格ワインの飲みかけ取り出す。 以♀「あー…まあえいか」 龍馬さんと一緒になって段々価値観が庶民から遠ざかりつつある以蔵♀ちゃん。まあこの二人洋酒にはあんまこだわり無さそう。

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このそこそこな量作られたワインの渋皮煮はタッパ入れて冷蔵庫に置かれて、二人でちょいちょい摘まむおやつになる。 龍「次は栗きんとんも食べたいね」 以♀「あれ正月じゃろ？」 たぶん以蔵♀ちゃんは文句言いながらも作ってくれる。そんなほのぼの龍以♀夫婦。

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ワインの渋皮煮はワインの風味が残った上品なおやつって感じ。

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最近こればっかり呟いてる気がするけどとりあえず結婚してる現パロ帝都騎殺♀。ある日、偉い人と雑談盛り上がって昼が遅くなった龍馬さん。いつものように社員食堂行くと「機械トラブルによる臨時休業」の貼り紙が。同僚も出払ってるし一人で外へ。

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ちな偉い人(取締役)とは双方嫁の惚気で盛り上がる仲。飲み会とかだと大抵皆嫁の悪口言って二次会にキャバクラ行くっていう流れになるので、それが嫌って理由で意気投合してる。

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ビジネス街のコンビニのイートインで一人おにぎり食べる龍馬さん。そういえば一人でご飯って久しぶりだな…とちょっと物思いに耽る龍馬さん。いつもは同僚と昼食べてるけどこの日はなんとなく合流する気にならなかった。

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結婚前は無職だったけど以蔵さんとダラダラ同棲してて外食ばかりでも3食一緒に食べてたし、その前には付き合ってた彼女と同棲してて、そういえばその彼女の為に前の仕事辞めたんだっけなあ…と色々思い出すと同時に自分の人生常に誰かが傍にいてくれる事に気付く龍馬さん。

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だからこうしたふとした瞬間一人だと余計寂しさを感じるんだろうなって実感する龍馬さん。肩を落としながらコンビニ出るとよく知る声が。 「龍馬？」 振り返るとビジネス街とは縁の無い筈の以蔵♀ちゃんが。

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「えっ以蔵さん！？」 龍馬さん滅茶苦茶びっくり。聞けば以蔵♀ちゃん、今日は予定無かったけどパート先の店長から臨時シフト頼まれ午前だけ仕事。お詫びとお礼で店長から昼御飯御馳走してくれるってことでちょっと遠出した。

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食後現地解散した後、龍馬の職場この辺じゃったな…て思ってビジネス街ウロウロしてた以蔵♀ちゃん。まさか会えるとは思ってなかったけど。

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昼休みまだ時間あったから適当なビル一階にあるコーヒーチェーン店に入って雑談する二人。以蔵♀ちゃん見たらなんかホッとした龍馬さん、コーヒーついでにホットドッグも頼む。