「塔の上のラプンツェル」感想集

🍙 @ryokikuzaki

『塔の上のラプンツェル』観てきた。や、やべえ…ちょう傑作…。

🍙 @ryokikuzaki

『トイ・ストーリー3』『ヒックとドラゴン』『借りぐらしのアリエッティ』のどれかを観てるのに、この映画をわざわざ観ない理由がみあたらない…。

🍙 @ryokikuzaki

映画が始まる前にかかってた『カンフー・パンダ2』の予告を観て「この表情の演技（フェイシャルアニメーション）ハンパねぇなあ！」なんて驚愕してたんだけど、『ラプンツェル』は凄すぎて、キャラクターの動きを見てるだけで感動してちょっと涙がでてしまった…。

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去年のベスト10にいれた『プリンセスと魔法のキス』を観た時に「この手描きの2Dアニメーションで練り上げられたキャラクターの演技が失われるなんて残念だ」と思ったんだけど、マジ杞憂だった。

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こんなこといったら怒られるかもしれないけど…及第点の2Dセルアニメの演技くらいはすでに余裕で超えてね …？ 「セルルックの2Dアニメーションで練り上げられたキャラクターの演技を3DCGIで継承している」という意味では『ヒックとドラゴン』より驚いた。個人的にもヒクドラより好き…

🍙 @ryokikuzaki

カートゥーンちっくなドタバタがあるんだけど（戸棚の中にフリン・ライダーを入れるシーンね）、あえてカメラをFixにして見慣れた2Dアニメのように撮っている。その見慣れたドタバタに、テクスチャーとライティングが加わることによって「さらに笑える」ようになってる！と感じたよ。

🍙 @ryokikuzaki

主人公が子どもの頃から憧れ夢見る「美しい風景」があり、これが物語のキーになるんだけど、めちゃくちゃハードルあげまくったにも関わらず、その風景をちゃんと画で見せて、なおかつ観客である 我 々 が 感動できるほど美しい。

🍙 @ryokikuzaki

劇中のキャラが感動するだけじゃなく、映画を観ている我々がその風景に胸をうたれるんですよ。実在するアルプスの氷河やアラスカのオーロラではなく、架空の場所の絵で描かれた風景を見て、なんて美しいんだ…と感動してしまうんですよ。これってすごいことですよ。

🍙 @ryokikuzaki

『ガフールの伝説』を観たときにも感じたのですが、絵コンテもプロダクションデザインも、奥行き、高さを感じるフレーミング、カメラを切り返した時に広がる景色…などなど完全にS3D（立体視）を前提としてつくられている（はず）。

🍙 @ryokikuzaki

『トイ・ストーリー3』』は冒頭以外はかなり控えめだったけど、『ラプンツェル』はもうS3D全開。3D上映で観ないともったいないくらいのレベル。てかマジDVDやBD（非3D）じゃなくって劇場で観たほうがいいよ…

🍙 @ryokikuzaki

ちなみに僕は吹き替え／XpanDで観ました。IMAXにしようかなとも思ってたけど、近所のシネコンのポイントが溜まってたのでひさびさにXpanDで観たんだけど、思ったより明るくていい意味で驚いた。ディズニーデジタル3-Dって、XpanD向けに画調してるのかな？

🍙 @ryokikuzaki

あと主人公のラプンツェルの吹き替えをした、しょこたんが素晴らしいな。巧すぎて、かえってリップシンクロしてない（口の動きは英語だからね）のが気になるくらい（笑）。完璧でした。

🍙 @ryokikuzaki

それ専門のスタッフがいる「髪の毛」のアニメートはもちろんイイんだけど、なにげにラプンツェルのスカートの動きがとんでもなかったです。あのモーションってどこまで手付けなのかな…。……やべえ …とまらないのでそろそろ自重。というわけで『塔の上のラプンツェル』最高でした。

🍙 @ryokikuzaki

僕の押しだけじゃなく権威づけすると（笑）『塔の上のラプンツェル』はクエンティン・タランティーノ先生が2010年ベストで『トゥルー・グリット』『ザ・ファイター』『英国王のスピーチ』『ヒックとドラゴン』より上にランキングしているのだった！　http://bit.ly/gXU65p

nekokatz @nekokatz

帰宅なう。今日は万難を排してラプンツェルのIMAX版見てきました。都内でIMAXでやっているところが少ないので、わざわざ南町田まで行って来た。夕方の回、入りは今ひとつでちょっともったいない。画質についてはIMAXで十分満足した。

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) 色々な人が書いているが、ヒロインのラプンツェルのキャラがやはり素晴らしい。僕はディズニーのキャラクターや映像作品への思い入れは(特に最近のは)それほどでもない人間だが、それでもラプンツェルはカワイく見えてきたし、とても魅力的だった

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) この作品、一般のお客さんも楽しめると思うが、やはりアニメ関係者はちゃんと観ておいた方が良いと思う。ディズニーのフルCG映画は、チキン・リトルとかボルトとか、未来泥棒とか、北米でのキッズゾーンに向けた、デフォルメが効いたキャラの作品ばかりだった

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) 当然、カトゥーン的な表情や芝居で成立しているキャラも多かった。だが、このラプンツェルは随分と、想定する観客の年齢層を上げている。キャラの等身もリアルに近い。ラプンツェルの顔も、日本的可愛さをずいぶんキャッチアップしている。日本向けというより世界向けの処理？

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) ちょっとした日常芝居のデフォルメ感など、うまいバランス感覚だった。なにしろ表情が良くできていて、天然の元気っ娘的キャラが良く表現されていた。ヒックとドラゴンの時にも思ったけど、ある程度日本のアダルト層にも受け入れられるキャラデがちゃんと出来ていると思う

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) 考えてみれば、これは日本にとっても脅威だ。2Dアニメの表現力では日本のアニメは負けないと思うが、3DCGでこれだけのものを今の日本では作れない。早めに追いつかないと、取り返しがつかなくなるのでは、と思いました。

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) キャラクター表現については素晴らしいが、一方で話についてはちょっと首をかしげる部分がある。1幕でのラプンツェルは魅力的な紹介がされているが、2幕以降、内面が深まらないまま進んでしまう。「天然な元気娘」キャラは、ともすると受け身のリアクション型になってしまう

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) あと、音響については子供向けディズニー作品という感じでちょっと残念。とにかく劇伴鳴りっぱなし。ミュージカルなのだから、音楽の活かし方をもっと考えて良かったと思う。フォーリー自体は悪くないのに、劇伴のおかげで舞台の空気感が減っていたかなあ

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) ラストについては、意見は分かれるだろうが僕は嫌いではない。3幕でこれでもかと話が動くのは、構成としては苦しい部分があって、ちょっと必死だなと思ったｗ。ラプンツェル自身が選択する行為が少ないままなのが弱い

nekokatz @nekokatz

ラプンツェル続き) 余談だけど、3D映画の表現としてちょっと格好いいなと思ったシーンがあった。悪人コンビ、マッシュとオルテガがジェットストリームアタックするんですが、これはぜひ劇場で見てください

鉄面あなざ @Gadjetmovie

ラプンツェルは前評判でガンガンハードル上げまくって行ったんだけど、いやはやお見事でした。ヒクドラといいラプンツェルといい、3DCGアニメてこの日のために進化してきたんじゃねえの？ってくらい。