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アンソニー・ホロヴィッツが島田荘司『占星術殺人事件』を「最高のスリラー小説10選」に選出(英『デイリー・メール』紙、2018年4月)

2018年末のミステリーランキングを席捲した『カササギ殺人事件』。その作者であるイギリスの作家、アンソニー・ホロヴィッツが、2018年4月の英『デイリー・メール』紙の記事で、「最高のスリラー小説10選」(TEN THRILLERS TO DIE FOR)に島田荘司『占星術殺人事件』を選出していました。 約10カ月前の記事ですが、英訳版『斜め屋敷の犯罪』に関する情報を集めていて気付いたので、まとめておきます。(2019年2月8日) ※記事にも詳細が書かれていないため、アンソニー・ホロヴィッツがどのような基準や条件でこの10作を選出したのかは不明
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リンク Webミステリーズ! 年末ミステリ・ランキングすべてで1位! アンソニ-・ホロヴィッツ『カササギ殺人事件』 : Webミステリーズ! みなさまこんにちは。『カササギ殺人事件』の担当編集者TKです。2018年9月の刊行以来ご高評をいただいていました『カササギ殺人事件』が、上記の年末ミステリランキングすべてで1位に選出されました。ご投票くださった方々、お読み下さった方々に、厚く御礼を申し上げます。 1 user 1
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

アンソニー・ホロヴィッツ『占星術殺人事件』「最高のスリラー小説10選」(TEN THRILLERS TO DIE FOR)に選んでるのか! 2018年4月のことだけど、気付いてなかった……。英国『デイリー・メール』紙。どういう条件で選んだのか詳細は分からない。 dailymail.co.uk/news/article-5…

2019-02-08 02:17:54
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

アンソニー・ホロヴィッツの『占星術殺人事件』へのコメント(ざっくり訳) 「本書の謎に対する解決は私がこれまでに読んだ作品の中でも屈指の独創的なものだ」 (the solution is one of the most original that I've ever read) dailymail.co.uk/news/article-5…

2019-02-08 02:38:27
リンク Mail Online More people are reading crime novels than any other fiction When faced with news of terror attacks and bombs of ISIS and the horrors of the war in Syria, perhaps our hunger for justice has let us Brits again to crime novels, WRITES RUTH DUDLEY EDWARDS. 93
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

Togetterにまとめました。「アンソニー・ホロヴィッツが島田荘司『占星術殺人事件』を「最高のスリラー小説10選」に選出(英『デイリー・メール』紙、2018年4月)」 togetter.com/li/1317028 改めて見てみると、英国作品6、北欧3、日本1で、アメリカの作品は選ばれていない。

2019-02-08 05:40:18

アンソニー・ホロヴィッツ「最高のスリラー小説10選」(TEN THRILLERS TO DIE FOR)(2018年4月)

※リンク先の『デイリー・メール』紙の記事本体は、ミステリー作家でコラムニストのルース・ダドリー・エドワーズが執筆したもの。記事の中ほどにミニコラム的な形で、アンソニー・ホロヴィッツが書いた「TEN THRILLERS TO DIE FOR」が差し挟まれている。

 2019年2月現在、日本語で読めるのは『占星術殺人事件』も含め7作。
 あとの3作は未邦訳だが、うち1作は人気シリーズ作のため今後邦訳される可能性が高い。

  • 【英】ヴァル・マクダーミド『処刑の方程式』(1999)
  • 【英】イアン・ランキン『血に問えば』(2003)
  • 【英】ケイト・サマースケイル『最初の刑事』(2008)
  • 【日】島田荘司『占星術殺人事件』(1981)
  • 【スウェーデン】スティーグ・ラーソン『ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女』(2005)
  • 【英】サラ・ウォーターズ『黄昏の彼女たち』(2014)
  • 【アイスランド】ラグナル・ヨナソン『The Darkness』(2015)
  • 【英】ソフィー・ハナ『閉じられた棺』(2016)
  • 【英】ハリー・ビンガム『The Dead House』(2016)
  • 【ノルウェー】ジョー・ネスボ『The Thirst』(2017)(ハリー・ホーレ刑事シリーズ)

 ラグナル・ヨナソンの『The Darkness』は、小学館文庫で邦訳が進んでいる〈ダーク・アイスランド〉シリーズ(または〈警官アリ=ソウル〉シリーズ)とは別のシリーズ。
 未邦訳3作についての補足は、本Togetterの末尾。

The Tokyo Zodiac Murders (Pushkin Vertigo)

出版社による紹介ページはこちら(https://www.pushkinpress.com/product/the-tokyo-zodiac-murders/)

処刑の方程式 (集英社文庫)

ヴァル・マクダーミド

リンク 翻訳ミステリー大賞シンジケート 【横山秀夫『64』CWA賞最終候補記念】日本ミステリー英語圏進出の「その後」(3)(執筆者・松川良宏) | 翻訳ミステリー大賞シンジケート 今回の記事では、世界の古典的名作ミステリーを英訳出版するイギリスの叢書《プーシキン・ヴァーティゴ》(2015年9月創刊)を紹介するが、その前にまずは先日発表されたインターナショナル・ダガー賞の最終候補(ショートリスト)に触れておきたい。 連載のバックナンバー 日本ミステリー英語圏進出の「その後」(1)(2016年6月) 日本ミステリー英語圏進出の「その後」(2)(2016年7月) ◆【祝】横山秀夫『64』、インターナショナル・ダガー賞最終候補入り 横山秀夫『64(ロクヨン)』が英国推理作家協会賞(CWA賞
  • 『占星術殺人事件』は、2004年に最初の英訳版が日本の出版社から刊行されており、2015年9月にイギリス、プーシキン社のミステリーレーベル〈プーシキン・ヴァーティゴ〉の創刊ラインナップの1冊として英訳改訂版が出版された。
  • 〈プーシキン・ヴァーティゴ〉については、ちょっと情報が古いですが、上記の記事で紹介しました。

ロシア語版『占星術殺人事件』、2019年1月発売

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

島田荘司先生のロシア語版『占星術殺人事件』(Токийский Зодиак)、2019年1月発売。表紙に漢字で「本格」。「Хонкаку-детектив」(Honkaku-detective)シリーズ第1弾としての刊行だが、今後のラインナップには何が入っているんだろう。 eksmo.ru/book/tokiyskiy…

2019-02-08 01:57:06

英訳版『斜め屋敷の犯罪』、2019年1月発売

Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

島田荘司先生の『Murder In The Crooked House』(『斜め屋敷の犯罪』英訳版)も1月末にイギリスで発売になったわけですが、日本やアメリカのamazonだと紙版は「6月25日発売」になっててまだ買えない……? 単に発売日変更の反映が遅れているだけかと思っていたんですが……。 amazon.co.jp/dp/B07MJPWSLQ

2019-02-08 01:00:05
Dokuta 松川良宏 @Colorless_Ideas

英訳版『斜め屋敷の犯罪』 amazon.co.uk/dp/1782274561 、イギリスamazonで「よく一緒に購入されている商品」はジェイン・ハーパー『The Lost Man』。

2019-02-08 07:32:16
Matthew Castle @mrbasil_pesto

When a mystery novel has a room allocation diagram, you know it's going to be a good one. pic.twitter.com/ER41lnXEDQ

2019-02-03 01:57:26
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