A3+2018:紬

つむぎプラスまとめ
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𝕞𝕖𝕞𝕒𝕚 @memai_com

カテキョ #A3プラス 『右眼がなんか変…』そう言った直後、勢いよく立ち上がった至が私に駆け寄ってきて肩を掴んだ。「とうとうその瞳に封印されし力が!?」驚いていると今度は背後から紬が抱きしめてくる。「駄目だよ!その力を解放してはいけない…!」『待って勝手に厨二エチュードを始めないで』

2018-07-19 23:04:51
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『ただいまー』「おかえり!病院行った?」帰るなり心配そうな顔の紬が駆け寄ってくれた。『予想通り麦粒腫でした』「カッケー!何それ!?」真横で話が聞こえたらしい九門がキラキラした目でこちらを見てくるから、つい。『…これは我が右目に宿し呪い…』「えっ…」九門の目の輝きが増した気がする。

2018-07-20 18:48:27
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#A3プラス 自分でも分からない涙が溢れる事って、ある。「どうしたの!?」『わ、分かんない…ごめんね、すぐ止めるね』彼に謝りながら、慌てて手で拭う。「擦っちゃ駄目だよ」そう言って抱きしめてくれて、優しく背を撫でてくれた。「少し疲れちゃったのかな。無理しないで、泣いてもいいんだよ」

2018-07-22 22:06:50
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#A3プラス 贅沢な気持ちになりたくて買った泡風呂の入浴剤。『紬も一緒に入る?』「えっ!?」冗談だったのに、顔を赤くして驚くからつい笑ってしまった。『なーんて「入る」『へ?』「せっかくの泡風呂だしね」『待っ「ほら、冷めちゃうよ?…あ、俺に脱がせてほしいのかな」なんて少し悪い顔で。

2018-07-25 23:12:09
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#A3プラス 「つらかったね」失恋した私の話を、隣に座って聞いてくれた。『紬くんを好きになりたかった』小さい子をあやすように私の髪を撫でてくれたその手が酷く優しいから、涙が止まらない。「…じゃあ、その傷が癒えたら、今度は」吹き抜ける風が涙を乾かしていく。「俺とやさしい恋をしよう」

2018-07-27 21:45:58
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#A3プラス 『つ、紬くん、あの、今日…』「うん、泊まるね」くすくすと笑いながら、寮に連絡してくるねと立ち上がった彼の腕を掴む。『電話ならここでどうぞ!』その目を丸くして驚いた後、今度はあははと声を出して笑った。「もう、そんなに怖いならなんで見るの?」『怖いけど見たいの』「も〜」

2018-08-18 22:24:06
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#A3プラス 先にベッドに寝転んだ私を見て、電気を消してくれた彼。『ありがと…紬?』「ん?」『…近くない?』私を抱きしめるようにするりと距離を詰めてきた彼に驚く。「涼しくなったから、今夜は久しぶりにくっついて眠れるかなって。…だめ?」『うっ…ダメじゃないです…』「ふふ、よかった」

2018-08-19 23:50:02
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#A3プラス 「…悪いな。お前のところに行くって言って聞かなくて」深く溜息を吐きながら紬をこっちに引き渡す丞くん。「ただいまぁ」ふにゃりとした顔で抱きついてきた彼の背に腕を回して、丞くんを見送った。『この酔っ払いめ』「酔ってないよー」『ほら、お水飲んで』「…飲ませてほしいなぁ?」

2018-08-23 00:05:45
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#A3プラス 繋いだ手が二人の間で揺れる。「…もうすぐ着いちゃうね」残念そうなトーンで言うから、思わずぎゅっと握り返した。「ねぇ、」返事をする前に引っ張られて、手の甲に触れたのは柔らかいくちびる。「今日は少し遠回りしようか?」いたずらに笑う彼の頰に、背伸びしてお返しのキスをした。

2018-08-23 22:50:09
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旅行なのに朝から起きれない紬を『起きてー!飛行機遅れちゃうよ!』って叩き起こしたいし、旅先で二人してスマホ見ながら『今この道通って来たよね』「じゃあこっちかな…?」ってちょっと迷子になったりしたいし、ホテルや旅館の布団に二人でダイブして「『つかれたぁー!!』」って叫んたりしたい…

2018-09-14 20:28:03