対戦車小話あれこれ~ライフルグレネードは微妙? シュルツェンの効能、ソ連とパンツァーファウストとRPG

大戦期の携行対戦車装備についてあれこれ雑多に
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ソ連が成形炸薬投射器の類の開発に消極的だったという事はまったく無くて、相当いろんな方向性を試してはおったのですが。例えばこんなPTRD改造の擲弾銃なんてのも。PzB改造のあれが参考になってるのかしら pic.twitter.com/AF30RDrFLt

2019-02-08 19:21:22
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

あらLPG-44(後々のRPG-1)の鮮明な写真は初めて見たかも。見た目はソ連で作ったパンツァーファウスト250って感じですが、1944年春にはもうテストされてるんで実は独自に生まれたスタイルだったりします pic.twitter.com/aYGq6rZxGN

2019-02-08 19:28:48
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

LPG-44は一丁前にRPGっぽい見た目をしてて良さそうに見えますが、実は結構塩っぱい。だいまいパンツァーファウスト60くらいの弾道で飛ぶ威力のファウストパトローネIって感じで、あと再装填できるくらいの代物。ファウストが潤沢に鹵獲できてる状況なら、無理にこれの生産急ぐ必要は感じませんよね

2019-02-08 19:37:00
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

(ファウストの種類ごとの弾道の違いを言われて実感できるひと、悪質火力FPSプレイヤーくらいなのでは?)

2019-02-08 19:39:37
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

LPG-44(RPG-1)は先の写真でも分かるように、発射筒の径がかなり細いです。実際30mmしかない。外装擲弾型なんで弾径はもっと大きいですが、でも口径が小さいという事は投射能力が小さくて。だから1.6kgの70mm弾を40m/sで投げるという初期パンツァーファウストめいた程度の物になってしまったのです

2019-02-08 19:43:39
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そんなわけでLPG-44は1944年春に試験されるたものの性能に不満で。改良を進めて1945年頭にはRPG-1と名付けられ、独ソ終戦後には500挺の限定的な量産が決まるも、結局生産体制が整うのは46年。さらに配備は47年までずれこみます。出来に満足できた頃には急ぐ必要もなくなっちゃったんですね

2019-02-08 20:16:16
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

一方RPG-1よりずっとメジャーなRPG-2は、実は改良型ではなくDRG-40の名前で1944年には開発が始まってました。つまりLPG-44(RPG-1)と並行してたんですね pic.twitter.com/twaWvKbcOg

2019-02-08 20:18:58
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

DRG-40(RPG-2)はLPG-44(RPG-1)と同じスタイルを採ってますが、あくまで概形だけで造りは別物。そしてよく言われるパンツァーファウスト150は1944年12月にやっと計画が始まった物なんで、もっと前に始まったDRG-40が参考にしている筈もなく。全部それぞれ独自にあのスタイルに至ったようなんですね

2019-02-08 20:30:50
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ところでパンツァーファウストに関しちゃ長らく誤解してたんですが、ピストルグリップが付いたやつが250で付いてないやつが150という訳ではなくて、実際150の開発途中から再使用化って話が出てきたんすね。そして250はそもそも一つも完成してないので写真はない、と pic.twitter.com/3tHv7ZvMPY

2019-02-08 20:57:30
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そうそう、RPG-1と2がパンツァーファウスト150や250を参考にしていないのは開発時期からして確かなんですが、しかし手持ちの無反動砲から有翼の成形炸薬弾を撃ち出すというアイデア自体はより以前の型のファウストから来てるっぽいです。当時の文章でも「パンツァーファウスト式の」と書かれてるくらい

2019-02-08 21:07:37
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

多分あのPf150やRPG-1/2のスタイルは発展から来る必然なんでしょうね。初期のファウストはひどく低初速なので仰角を大きく取る必要があり、そのうえに径の大きな弾頭を照星にも使う関係から、小脇に抱えるスタイルが必要だった。でも弾頭の小型化と高初速化によって肩に載せても照準できるようになった

2019-02-08 21:17:07
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ほとんどの携行対戦車火器があのスタイルを取ってる事からしても、人類が重くて長い筒を持つには基本的には肩にのせるのが楽だからそれを選ぶのが普通で、むしろそれ以外のスタイルを取る必要があったパンツァーファウスト100以前のほうが異例なんじゃろな

2019-02-08 21:26:57
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

パンツァーファウスト150とRPG-2。ウェーブシェイパーとかリブ付きの円錐風帽とか、弾頭の造りは参考になってるような気がする。発射筒のスタイルよりむしろこっちの方が肝かもだ pic.twitter.com/MQVVAUUftY

2019-02-08 21:36:29
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

RPG-2は開発開始時期こそパンツァーファウスト150より早くても、でも仕上げに時間かかってて最終的に採用されるのは49年なんで、その間にパンツァーファウスト150のミーミーが入ったというのは普通にありそう。特に成形炸薬の造りはドイツの方が進んでたろうし

2019-02-08 21:39:59
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ファウストパトローネ1と2とパンツァーファウスト60と100それぞれの使い勝手の違いが実感できるようなゲームもっと増えて👺👺👺

2019-02-08 21:57:03
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

パンツアーファウスト250ってこんな風にピストルグリップ式発射装置が付いただけで従来型とそこまで変わらないと思ってたんですが、実際には150以前とは全然違って、発射筒は延長されてるしフォアグリップも付く、発火機構が打撃式から冬季に強い電気式に変わってるとか、完全に別物だったんですね pic.twitter.com/uJq9KirOw9

2019-02-09 18:35:51
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えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

Pf250がフォアグリップ付きってことは、発射筒だけ見るとバズーカやRPG-7(2のほうじゃなくて)に似てくるのかしら。旧来知られてたピストルグリップだけのやつはPf150の10回再装填可能版であって、あくまでPf250の写真なりは知られてないっぽい?

2019-02-09 18:38:54
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

でもパンツアーファウスト250が実際全く完成しなかった訳でもないらしく。戦中には未完成だったもののソ連軍の強い興味を惹いたために戦後に資料とドイツ人技術者が集められ、46年に作られテストを実施。この手の活動はV-2ロケットからのR-1がよく知られてますけど、なるほど他分野でも当然やった訳だ

2019-02-09 18:43:12
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ただし何故か、ソ連軍が最も興味を示したのはパンツァーファウスト250ではなく150の方だったと。実際、ドイツ人技師に作らせたパンツァーファウストは1946年に試験されたものの、不適格だと判定されてしまう

2019-02-09 18:57:42
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

試験結果報告とかは見つからないんで何がまずかったのかは全く分かりませんが。所期の性能を達成できなかったのか、それともソ連的にはパンツァーファウスト250は高級側に振れ過ぎていたのか。あるいは後に採用したRPG-2が装填状態4.6kgで済んでるのを思うと、7.2kgのPf250は重すぎたとか?

2019-02-09 19:00:19
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

Pf250が不適格で、また一層興味を惹いたPf150の方もやっぱり丸コピーして赤軍装備として採用するようなものではないと判断されて、結局改めて国産の対戦車擲弾発射機を開発するという方向に。そしてモスクワ郊外の試験場にドイツ人技師が集められて研究が行われ……って、これまたV-2と同じ経緯だ

2019-02-09 19:08:37
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

V-2やパンツァーファウスト150/250のほか、ヴァッサーファル対空ミサイルやヘンシェルの対艦誘導弾(Hs293かしら?)、タイフーン無誘導空対空ロケット(R4Mに比べるとマイナーですが、より大型で自己着火性液体燃料を使うもの)なんかが同様にソ連でテストされたとの由

2019-02-09 19:14:57
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ドイツのミサイル技術とかはV-2以外だって当然興味を惹いただろうなって感じで驚くにもあたりませんが、パンツアーファウスト150/250も同じ枠に入ってたというのは若干意外かも

2019-02-09 19:17:50
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

そうしてパンツァーファウスト150、パンツァーファウスト250から得られた知見はDRG-40の改良に採り入れられ、RPG-2として完成するに至ったと。弾頭の中身の造りが似てるのは、本当にそこが直系で来てるんですね

2019-02-09 19:22:57
えすだぶ@C103日曜東3"サ"-58a @FHSWman

ってわけでRPG-2がパンツァーファウスト150や250からの発展って呼んじゃうのは全然違うのだけど(少なくともV-2からのR-1みたいな物ではない)、しかし技術的要素を取り入れているのは間違いないと。せいぜいMe262とMiG-9くらいの関係かもだ

2019-02-09 19:32:50
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