凄腕アニメーターに語るキャラクター入門

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柳沼和良 @yaginuma_san

有名漫画家達は行動しているのに、アニメの偉い人達は行動するどころか、 自民や文化庁に尻尾を振っている。恥ずかしい・・・!! twitter.com/KenAkamatsu/st…

2019-02-13 21:26:30
赤松 健 ⋈(参議院議員・全国比例) @KenAkamatsu

「誰が頼んだ」違法ダウンロード対象拡大、人気漫画家も懸念 - ITmedia NEWS itmedia.co.jp/news/articles/… ★明日以降、ネットTVやネットニュースに(必ず弁護士や法学者と一緒に)出演します。そこで「これは合法で、これは違法になる。これは今も違法だが~」みたいな解説をしつつ、心構えを論じます。

2019-02-13 20:45:28
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san アメリカの漫画家さんたちはちょうど日本のアニメーターみたいなポジションなんですよ。ユニオンもないし。(新聞まんが家のユニオンはあるけれど)

2019-02-14 06:48:47
柳沼和良 @yaginuma_san

@KaoruKumi フランスの漫画家は大変だと、リトルニモの頃にメビウスから聞いたことが有る。朝起きるのが怖いくらい貧乏だって。お城に住んでいる人も居るけど・・・アメリカの漫画家は生活きついの?

2019-02-14 07:41:03
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 拙訳『スーパーマン』にもある話ですがその昔スーパーマンのまんがを思いついたユダヤ人男子コンビが連載開始にあたっていっさいの権利を出版社に譲渡したのが先例となってまんが家(原作者含む)は著作権を有さないのが通例なのです。新聞まんがの世界ですでにそういう仕組みができていました。

2019-02-14 09:07:33
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 生活がきついというのではなくて、たとえばドラえもんは藤子F先生のものですがアメリカだと小学館がいっさいの権利を独占してF先生を首にしてほかの方に続きの話と絵を任せるなんてザラです。カリスマまんが家や原作者もいますけどねスタン・リーとか。日本のカリスマアニメーターの位置かな。

2019-02-14 09:09:45
柳沼和良 @yaginuma_san

@KaoruKumi あっ・・・頭いい〜〜(;´Д`) ほんとうに悪知恵天才!

2019-02-14 20:46:15
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san いえそうではないのですよ。スーパーマン以前はまんが雑誌とかコミックストリップそのものがなくて新聞日曜版まんがをフリーペーパーに再使用する(ああいうのは旬のものだから新聞掲載後は使い放題)のが通例で、新聞漫画の世界では著作権を通信社が握るしくみができていて、それを踏襲したのです。

2019-02-15 08:12:23
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 移民がNYにあふれて、英語ができないこのひとたちを掴むために二大新聞(というか通信社)が日曜版のカラーイラストに力を入れてまんが頁が充実。人気漫画の移籍騒動があって二大通信社のあいだで裁判があって「キャラクター」こそ知財という考え方がこの頃生まれて、これの帰属がカギとなったのです。

2019-02-15 08:15:27
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san ウォルト・ディズニーが「キャラクター=知財」の考え方を徹底化して、世界標準化。(兄のロイと顧問弁護士が知恵袋となった) そしてミッキーの誕生の10年後にスーパーマンによって漫画雑誌がアメリカに誕生。このとき新聞漫画の権利処理を踏襲したせいで今にいたるまでアメコミは出版社のものに。

2019-02-15 08:20:05
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 日本ではまんがの理解が小説の延長なのですよ。『坊ちゃん』の著作権は漱石にある、だから『のらくろ』も田川水泡のものであると。 アメリカは「キャラクター」を知財と考えるので、スーパーマンの脚本家や絵師さんが入れ代わっても出版社がスーパーマンさんを芸能事務所的に管理しているわけです。

2019-02-15 08:22:23
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 前にこのあたりのことを夏目房之介教授の院生ゼミで少し語ったのですが…とんちんかんな質問が飛んできて閉口しました。日本だとまんが作者=主人公キャラのオーナーの公式があるので、主人公キャラは芸能事務所(的なところ)のものという考え方は理解しがたいようです。

2019-02-15 08:25:05
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 半世紀前に日本のテレビアニメのアメリカ輸出が始まった際に、先方のテレビ局が「キャラクターの知財権は日本国外ではうちがもらうけどいいね」という契約書を提示してTBSがわけもわからず署名して後で局内の著作権課課長が「これつまり日本国外で新作も商品も好き放題作れるってことじゃないか!」と

2019-02-15 08:28:51
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 気が付いてTBSも講談社(原作まんがの掲載元)もパニック!『エイトマン』のときの裏話。『鉄人28号』でも同じ騒動が。これがきっかけで「キャラクター=知財」のアメリカンな方式がようやく日本でも研究されるようになって、これが今のキャラクタービジネスの始まりとなったのでした。

2019-02-15 08:32:10
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 人気まんがや人気アニメの人気キャラクターを商品にして売って印税で稼ぐやり方は『アトム』や、さかのぼれば戦前の『のらくろ』でもあったわけですが「キャラクターこそ知財」というアメリカンな考え方を本当には理解していなくて、ただウォルトのまねをして得意がっていたというレベルでした。

2019-02-15 08:35:07
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 現在のスタイルのまんがやアニメが形成されたのは20世紀初頭のアメリカで、進化を促したのは「キャラクターこそ知財」という大発見によってでした。監督だれそれ絵師だれそれ企画立案者だれそれではなく、ミッキーならミッキーの所属事務所(ウォルト・ディズニー社)こそがミッキーのオーナー。

2019-02-15 08:38:18
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san そしてミッキーという俳優があって、そこから映画なり商品なり遊園地のアトラクションなりの企画を立てていくわけです。まんがについてもそうです。 しかし日本はまず作品ありき。藤子F先生の人気まんががあって、そこからドラえもんというスターを引っ張り出してスターに育てていくというスタイル。

2019-02-15 08:40:02
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san 日本の漫画家さんは明治以来西洋の新聞漫画を研究していて、目で盗んできました。しかし背後にあるこうした知財の考え方には気が付かなくて、それで作品があってキャラが立つという考え方に縛られた。アニメのアメリカ輸出でようやく思い知ったのです、それがキャラクターの王国USAでは通用しないと

2019-02-15 08:42:19
uroak_miku @Uroak_Miku

@yaginuma_san このテーマで本が一冊書けるくらい奥の深い話です。これが日本のアニメの労働環境問題とも絡んでくるのですが、今のところ現場の方で理解できたひとナシ。

2019-02-15 08:43:40
uroak_miku @Uroak_Miku

コマからコマへの躍動は、キャラの同一性保持のためにむしろ欠かせないものだった。映画というニューメディアの大衆化が背後にあった。

2019-02-15 09:49:12
uroak_miku @Uroak_Miku

1900年代のニューヨークの新聞漫画のことです。 これがまわりまわって1947年のテヅカのこれに、まんが進化の再生として現れたとみます。 pic.twitter.com/xv7tJKnmdz

2019-02-15 09:58:19
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