東日本大震災から8年近く -長期支援の今-

赤い羽根共同募金「みやぎチャレンジプロジェクト」へのご寄付のお願いをツイッターで何度かしています。(この募金は、まとめ人・佐藤もメンバーとして活動する一般社団法人こころスマイルプロジェクトへの直截支援金となります。)お願いをするにあたり、最近の被災地の状況や支援についてどのようなことを考えているのかをまとめました。ご参考にしていただければ幸いです。
復興 ボランティア 募金
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東日本大震災から8年近く
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
東日本大震災の直後、この復旧・復興には少なくとも10年はかかるだろうなと漠然と思っていた。いつ果てるともしれない泥出し、物資支援、被災材(がれき)の処理から始まり、沿岸部の整地に仮設住宅の建設へとフェーズが進む中、既にノウハウのある大規模団体の支援とは別な道筋があることも見えてきた。
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
個人や小さなグループが地縁・血縁の多い地域で長期にわたって進める支援もまた、大規模団体が行う支援とは別な役割とニーズがあり、むしろそれが求められる現場もある。復旧が進むにつれ、少しずつ余裕のできた地元の人たちに参加してもらう支援が理想なんだろう。
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
その理想型が定着していけば、補助金が打ち切られたら即座に撤退するような団体頼みの支援よりも、よほど安心できる。がれき撤去や物資支援のように人海戦術の「短期支援」も重要だが、被災地の心情を長く見守っていく「長期支援」はそのような大規模支援ではなかなか掬いきれない現実もある。
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
生活再建や心労で途方に暮れている人たちを前にして、単発イベント的な支援はさほど有効ではない。(特に子供たちが対象だと、その時は楽しくても翌日に大きな喪失感を味わう子供たちがいる。)毎日、いつもそこにいてくれて、何かあれば繋がれる関係性の中で提供できる支援がどうしても必要になる。
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
あの震災から8年近く経過して、そんな状況をあちこちで見聞きしているわけだが、大規模団体による支援とはまた違った支援のスタイル、しかも地域住民による草の根に近い活動が必要とされていることは機会があるたびに語っていきたい。(怪しいカルトや詐欺団体はもちろん排除する前提で)
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
いずれは災害支援という枠組み・看板が消えて、地域や個人の普通の活動に還元されていくのだろう。その先にもし余裕があって残るとしたら、それが「災害の教訓」になるはず。自分の歴史屋としての仕事はその下地を作っていくことなんだろうが、まだまだその手前で留まっている。
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
脅迫観念的に無理矢理残そうとする「教訓」は、関係者が途中で息切れしてしまうし、そもそも当事者がいなくなれば消えてしまうだろう。何度となく大きな歴史的イベントが起きる度に繰り返してきことである。そういうものだと思わねば。いわば、教訓についての教訓
近年の災害時の初動体制と長期支援
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
災害直後の初動体制や即応支援は、官も民も東日本大震災以後、数々の経験と反省を経て着実に変化していると思う。多分、自分が東日本の時に経験したことはもう古くなっているはず。だから、その方面の専門家ではない以上、迂闊なことは言えないな、と自戒している
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
一方で、長期支援の体制は地域の特性、被災者の境遇の多様性に対応して、どうしても模索が続いているのが現実だろう。災害直後に立ち上がる組織が短期支援には機動性を発揮しても、信用の求められる長期支援になかなか移行できないケースを幾つも見てきた。
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
弊社団も任意団体から出発して、各種支援仲介団体から助成を頂けるようになるまでに、やはり3、4年の活動実績を積まねばならなかった。資金提供する側から言えば、実績の確認は当然ではある。地域密着の小組織が長期支援を実践するとき、一番高いハードルがこれだと痛感する。
ご寄付のお願い

 以上のようなことを考えながら、佐藤個人は東日本大震災での被災地支援に関わっています。総体として、支援そのものが依然として求められ、それに携わる草の根的な団体、組織の活動も重要であるという認識でいます。

 このような活動を実践していくためにも、皆様からのご寄付をお願いしているところであります。幸い、赤い羽根共同募金のプロジェクトの採択を得まして、弊社団は下記の募金活動を2019年3月31日まで実施しております。弊社団の活動にご賛同を頂けます皆様からのご寄付をお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。

佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
【ご寄付のお願い】一般社団法人こころスマイルプロジェクトでは、赤い羽根共同募金(みやぎチャレンジプロジェクト)からのご寄付をお願いしております。子供たちの居場所づくり、グリーフケア等の活動支援金となります。どうぞよろしくお願いいたします。 akaihane-miyagi.or.jp/challenge/org05
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
こちらの募金は、郵便局での振込も承っております。ご入用の方にはお送り致しますので、お気軽にお申し付けください pic.twitter.com/lfLlH7x0kl
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宮城県沿岸部点景
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
七北田川河口の堤防工事のために通行止になっていた道をしばらくぶりに走った。慰霊碑の付近も新しくなっていた pic.twitter.com/E8sP9FaEyn
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佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
この付近の堤防工事は終わっていた pic.twitter.com/Rk3n5CSFQP
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佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
野蒜海岸は今も、フル稼働の工事中 pic.twitter.com/XYZkxuMPBj
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おまけ
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
「バカッター」は繰り返し現れる、と話題になるが、前例を学ばない・知らない連中が途切れることなく再生産されるのが現実。自然災害が起きる度に、信じられないような行動に走る人が現れるのも同じだろう。だから、何度でも同じことは面倒くさがらずに、繰り返し注意喚起していく必要がある。
佐藤賢一の中の人 @ke_1sato
大規模災害が起きたときに現れるだろう厄介者のもう一つのパターンは、「人生リセット願望」の人たちかも。自分の現実から逃げるために被災地にやって来るような人。東日本大震災の時には結構見かけたけれど、大抵は周りに迷惑だけかけて、消えていってしまったなあ。
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コメント

酔仙亭響人 @suisenteikyohji 2019年2月20日
佐藤先生の継続的な活動には頭が下がります。
フローライト @FluoRiteTW 2019年2月20日
真っ先にやってくるのはマルチやサヨク団体の手先。 まっとうな組織は情報収集してから動く。 妙な余所者を叩き出す自警組織が最初に必要になるのは……なんというか悲しいね。 福島にいた連中が益城にきた。そして広島に行った。忘れてはいけない。許してはいけない。
takatakattata @takatakattata1 2019年2月20日
支援はブーム。 あの時支援を申し出た人達の一体どれくらいが継続してるだろうか? 発災当初はプロじゃないと難しい状況だったけど、今は素人でもできることばかりだから。
かーぽ @xi8442 2019年2月21日
支援を続けている人は、自分が脱落したらこんな叩かれ方をするのかもしれないと思うと、やめ方難しいだろうなぁとか思ってしまう。
たぴおか @tapiocamilkver 2019年2月21日
しっかりと将来を見つめて支援する人達もいるのに、胡散臭いやつらばっかり目立ってバズるのは可哀想だよなぁ‥
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