牛島えっさい氏による「コスプレを楽しむ際に問われた”白か黒か”に対しての結論」

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

１僕がコスプレを研究対象として見て２６年、その中で常に話題になる「白か黒かグレーか」という点について、関係各所に聞いたり確認したりして、僕が出した結論を書きたいと思います。 まず、個人的に街中でコスプレをすることは「完全に白」です。 続く

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

２原作者や製作会社に迷惑が、とか著作権が、とかは全くありません。 その格好や持ち物が法律に触れなければ、何の罪にも問われません。 しかし、以下の場合は「別の法律」が当てはまります。 ・わいせつ物陳列罪に該当する・銃刀法取締法に違反する・軽犯罪法に違反する ・周囲に迷惑を掛ける／続く

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

３など、行為が問題になります。 「キャラクターイメージが」や「コスプレの評判が」といったトラブルは、その行為が問題になるのです。例えば、あるキャラクターのイメージを損ねる行動をした場合、その部分で訴えられる可能性はあります。 イベントなどで「コスプレでの来場禁止」とあった／続く

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

４場合、イベント側はルールを破った人の入場を断ることが出来ます。 イベントや興行で禁止されている場合は、そちらが優先されます。店舗などで断られた場合も、そちらが優先します。

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

５しかし、コスプレが「黒」になる場合があります。 「キャラクター名・作品名を出して活動をする」実は、これは黒です。 もちろん、権利者が主催するイベントは別ですが、”そこにお金が発生しようが、しまいが”権利者に無断でキャラクター名・作品名を出して何かしらの活動・主張をすると／続く

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

６黒です。芸能活動は勿論のこと、コスプレパフォーマンス、ランウェイ、写真集、ボランティア活動など、権利者に無断で行ってはいけないのです。 残念ですが、コスプレにグレーはありません。 ですが、企業・原作者・権利者がコスプレを訴えたという話は、「余り」聞きません。／続く

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

７これは、企業のスタンスによります。ファン活動として歓迎している、細かい話になるので見逃している、黙認している、企業イメージが損なわれるのでやらない、ボランティアなど企業イメージアップになるのでよい、などを理由として聞きました。 ですから、度を越した場合、看過できなく／続く

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

８なった場合、訴訟になる場合があります。企業はイメージを大切にします。 この辺りは、同人誌活動と近いかも知れません。 権利が関係してくるので、「公式に問い合せる」ことは、愚の骨頂です。 権利者側は、いいかと聞かれれば「ダメ」と回答するしかないのです。 公式以外のコスプレは／続く

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

９そこに活動があるのならば「権利者の好意・黙認によって成り立つ」と考えていいでしょう。 勘違いして欲しくないのは、最初に書いたようにコスプレは「個人で楽しむ」分には、なんら問題はありません（行為には気を付けて下さい）。 そして、コスプレに「グレー」はありません。

牛島えっさい／コスプレ研究家・評論家 @essai_ushijima2

１０長くなりましたが、以上が僕が長年調査、聞き取りをして出した結論です。 何か、ご質問・ご意見がありましたら、どうぞご連絡ください。ＤＭは開放しています。 ありがとう御座いました。いつまでも、コスプレを楽しみましょう。