「天罰」発言をめぐる末木文美士氏との対話（2011年5月5日）

@Bunmao

はじめてツイートしますので、よくやり方が分かりませんが、貴重なご意見をみなさんからいただいて、感謝しています。やはり傍観者の勝手を免れないこと、自分でもいらだちます

@Bunmao

「天罰」をめぐる皆様のご批判に対して、少し詳しくお答えしました。昔のＨＰは自分でもアップの仕方を忘れてしまいましたので、とりあえず、臨時のブログを開設しました。 http://bunmao.cocolog-nifty.com/blog/

@Bunmao

@naagitaさん、@tora_teya さんはじめ皆様へのお答えです。 　http://bunmao.cocolog-nifty.com/blog/ 更なるご批判をお待ちします（末木文美士）

佐藤哲朗(nāgita) @naagita

天罰問題元原稿 http://t.co/WNKyFVm　末木美文士氏。中外日報2011･4･26号「東日本大震災　とどけ、思い」欄に掲載。

小烏丸 @kogarasu1982

あとで読む/天罰論批判に対しての末木氏自身のコメント / bunmaoのブログ http://htn.to/xTTWR2

松永英明＠ことのは＃ゲニウス・ロキ @kotono8

@bunmao 拝読しましたが、やはり日本アニミズム的な印象が強いですね(仏陀の教えとは無関係なので仏教と付会させないほうがよいかと)。また、天罰という考えは為政者の自戒であるべきで、民あるいは反対者への非難として用いるべき思想ではありません。

佐藤哲朗(nāgita) @naagita

またか…末木文美士・国際日本文化研究センター教授が東日本大震災を「天罰」と主張にコメント追加しました。末木氏ご本人からの返信と、ブログ記事へのリンクなど。 http://togetter.com/li/130222

KONDO Mitsuhiro 近藤光博 @mittsko

重要　"@naagita: 大震災に関して、ご批判に答える http://t.co/J27Wu7Q 末木文美士氏のブログ。"

イスｰカワ @ishikawakz

この文章、ここがポイントかな。「不便な地域が過疎化して見捨てられるというような、日本の社会の歪んだ構造が、弱者に被害を集中させるような結果を招いたという、人災的な面がなかったといえるでしょうか」 / 大震災に関して、ご批判に答える: b… http://htn.to/AKWSSE

KONDO Mitsuhiro 近藤光博 @mittsko

後期、末木先生の『日本宗教史』を　昨年同様に教科書に指定させていただこうと思っていました　件の記事をまずは拝読します

佐藤哲朗(nāgita) @naagita

@bunmao @tora_teya 末木先生、いらっしゃいませ。批判から始まってしまいましたが、有意義な議論ができれば幸いです。今後ともよろしくお願いします。（佐藤哲朗）

あいこい @ikoishy

わかったような、わからないような…。 / 大震災に関して、ご批判に答える: bunmaoのブログ http://htn.to/ttmqR8

141 @m1s4m1

末木先生の反論読んだ。「天罰」発言については、震災における“人”災的側面を出した感じか。しかしこの原稿を震災後かなり早い段階で書いたのなら、まだ東電その他の人災的な部分は十分に見えてなかったはず。やはり背後には『立正安国論』的な思想があるのでは…と思ってしまうがどうなのだろう。。

@Bunmao

@bunmao 追加します。それはアニミズムではないかというご批判に対しては、アニミズムという言葉で一括りにするのは、一神教という言葉で、ユダヤ教もキリスト教もイスラーム教も一括するのと同じような暴論だと思います。

佐藤哲朗(nāgita) @naagita

末木先生、「天罰」発言に関するブログ記事を拝見しました。疑問に思うのは、天災が人間の所業に対する「神の怒り」だとすれば、なぜその「所業」の矛盾で苦しんでいるはずの人々（四川省のチベット人、東北の過疎地農村の人々）が被害を受けるのか、ということです。（続く） @bunmao

佐藤哲朗(nāgita) @naagita

（承前）中国政府のチベット弾圧への「天罰」としてチベット人が死に、日本政府の地方切り捨てへの「天罰」として地方の人々が死ぬというのはアベコベです。結果を見ると、中国政府や日本政府の施策を「天が祝福」して、邪魔者を処分した、と考えた方が、まだ辻褄があいます。@bunmao

佐藤哲朗(nāgita) @naagita

（承前）ですから、天災について「天罰」や「神の怒り」を持ち出すのは、まったく無意味、無意味どころか有害であると考えます。地震にともなう「人災」については、なおさらです。人間が積み重ねた行為の結果として、因縁を探っていくべき事柄ではないでしょうか。 @bunmao

@Bunmao

@naagitaさま　もともとの天人相関説だと、為政者の側の善悪が民衆の幸不幸として出ることもありえます。善神捨国説だと、善神が国を捨てるために、悪神が国に跋扈することになります。

@Bunmao

（承前）ただ、ボクが問題にしたいのは、そのような理論を文字通り解して、その正当性を論ずることではなく、すべてを人間が理解できる因果の枠に収められるかということです。人間の理解を超えた力もあるのではないか、ということです。

佐藤哲朗(nāgita) @naagita

それは認めます。「天人相関説」を取れば革命を起すべきですが、現代は主権在民なので「一億総懺悔」に誘導されてしまう。「善神捨国説」を取ると、善神の好みを巡って終わらない議論をすることになる（法華経を信仰すれば良い、とは限らない）。時間の無駄ではないでしょうか？ @bunmao

毒蝮三毒太夫 @sunnapanna

@bunmao 議論の場を設けて向かいあっていただき感謝します。謙虚になること、罪を自覚すること、超越的な存在に畏敬を感じること、それが自分自身にとっての課題であれば一定肯けます。しかし、提言という緩やかなカタチであっても、他者にそれ振りかざし、要求したらどうなるでしょう？

毒蝮三毒太夫 @sunnapanna

@bunmao 謙虚になれ、罪を自覚せよ、神に従え…そのような善意に満ち溢れた言説は、私にとってはおぞましい限りです。グロテスクにデフォルメし過ぎと思われるかもしれませんが、そのような落とし穴があるご発言だということは、お考えになってもよろしいのではないかと考えます。

毒蝮三毒太夫 @sunnapanna

@bunmao 翻って、ダライ・ラマ法王はまず第一にこの震災が五大の乱れによってもたらされたものであり、悪業の報いではないことを述べられました。先生はそれを流派の違いのように言われますが、既に苦しみのどん底にある人々がそれ以上無用の苦しみを味あわぬための、慈悲に満ちた言葉です。

毒蝮三毒太夫 @sunnapanna

@bunmao そのような慈悲に満ちた慎重な配慮こそが仏教そのものであり、それを欠くならば、流派がどうのこうのではなく、それは非仏教、反仏教の言説だと、私は断じます。

毒蝮三毒太夫 @sunnapanna

@bunmao アニミズムではないか？という批判に対し、先生は乱暴な括り方だと言われます。私は、アニミズムや多神教も、その内実は強固な一神教に他ならないと見ます。もちろん砂漠の民のそれと日本とでは違うところはあるでしょうが、神を振りかざし神の代行者になる快感をもたらすことは同工。