伊東　乾さん@itokensteinの「下らない垣根で貧しい自分を守るな！積極的に自分を壊せ！」

Ken ITO 伊東　乾 @itokenstein

例えば黛敏郎さんは1950年代に梵鐘の響きをスペクトル解析して極めてオリジナルな仕事（涅槃交響曲など）をしケージもブーレーズもシュトックハウゼンも認知するんだけどあの人は飽きっぽくその後４０年ほどの余生でこれを大成しなかったし、多くのお弟子さんはフーリエ解析を理解せず途絶するわけ

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黛さん、あるいは伊福部、松村など僕の師匠筋は一面筋金の入った理系で伊福部氏は北大林学で木材放射線技師だったし松村も三高理科で物理とか前提で音楽を考えるわけだけれど、幸か不幸かこのラインの大半のお弟子はサイエンスと距離のある人が多く、結果的に僕がその辺の事も一手にやる事になっている

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音楽って情念や一過性の思いつきでやるだけのものではない。ピアノのチューニングは調律師に任せて指の練習しかしない子は永遠に内田光子が何をしているか体感することはないだろう。もっと普通にしろよ若い連中は、とおじさんはいいいたい。下らない垣根で貧しい自分を守るな！積極的に自分を壊せ！と

Ken ITO 伊東　乾 @itokenstein

@rufeir 日本国内のいまの入試やオーディションは減点法、ミスしないが基準になりやすく結果タイプライター打つみたいなことにえてしてなりやすい傾向が。２０世紀前半、モノラルで十分ですから音楽の必然性をきちんと理解した大家の演奏を強くお勧めしたいですね @RINO_Violin

Ken ITO 伊東　乾 @itokenstein

@LEE19821024 さんは音楽の方ですか？理科でいえば質点の量子力学（水素原子ろとか）程度のは誰でも扱えると思うしもし音楽で考えるなら黛さんやジャン・クロード・エロワ、ハインツ・ホリガーやジェラール・グリゼーの扱った程度のものならやる気さえあれば万人が使いこなせる代物です。

Ken ITO 伊東　乾 @itokenstein

@LEE19821024 さんがどういうご興味の方か分からないけれど、僕はフーリエ解析的なスペクトルのきれいな世界をやっつけたくて非線形相関解析の武器を作るのに２０年程かけて音楽作ってます。バロウズのカットアップは若い時からかぶれたけど、表層の真似じゃ残るものは何も作れないので。

Ken ITO 伊東　乾 @itokenstein

@Ackiee25 例えばアナログ＆デジタルシンセサイザーでスペクトル解析やサンプリングは一通り飽和してて頭働いてない訳です。「線形」の限界なんですが、これを「非線形」でぶち壊すのは中々ホネで、相関解析という道具と出会って一通り破壊し尽くすのに１０年単位で人生を食いました１＾＾；