某CP合同誌「片糸の契り」企画中止について、本アカでのモーメントまとめ（10月26日初出）

ことほぎ @kotohogi_tyame2

始めにこの騒動に関して、私の立ち位置を表明しておきます。私は参加者ではない第三者ですが、辞退されたお二人と友人であることによる贔屓を抜きにしても辞退者側です。なぜかといえば、今回企画の中止まで至ってしまったのはひとえに主催様の対応に問題があったゆえと思っているからです。

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主催様を非難する意図はありません。ですが私も一度複数人数が関わる企画の主催をしたことがあるので、今回の件は主催様に結構な怒りを抱えております。できるだけ冷静に、客観的に書いているつもりですが、過激に見えたら申し訳ないです。 さて、では始めます。

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表に出ている情報で確実にあったと思われる主催様の対応は、 ①作品提出後の小説テンプレート変更（両名の経緯説明・合同誌企画中止のお知らせ） ②主催のミスから生じた辞退や参加人数変更についての即時アナウンスがない（合同誌企画アカウントのツイートから） ③合同誌企画の中止（上記に同じ）

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私の印象は「責任感ないな。対応ごてごてだしひどいわ」です。①について大本の原因ではありそうですが、少々話を後に回します。②と③が繋がっていると思うこと、また、中止までの経緯に関してはこちらが本筋であるので、合同誌企画主催の対応として疑問に感じた点を先に言います。

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複数人数の関わる本を主催するとき、対応の基本は「発行までに問題が起こらないよう努め、もし何か起こったら即時頭を下げる」ことです。参加者複数人の時間と手間をもらって原稿を預かる発行物ですから、余程のことがないと中止はできません。

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主催の仕事は社長と似ています。自分たちの発行物が被りそうな火の粉をはらい続けること。万が一汚名をかぶったら雪ぐこと。そのために、自分が悪い時にはもちろんですが、たとえ問い合わせが筋違いであっても必要ならば頭を下げます。それが頒布終了まで続きます。

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今回のケースは主催側のミスで辞退者が出ていますから、企画アカウントで辞退者が出て参加人数が変更となった旨、主催のミスが原因であることを自発的かつ即時に発表したほうが良かった。おそらく辞退されたお二人も、それがあれば表立っての経緯説明はなさらなかったと思います。

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なぜ企画アカウントでの発表が必要かといえば、こういったトラブルによる辞退者が出たことは購買予定の企画アカウントフォロワーさんに必ずお伝えすべき情報だからです。それを知って購買を取りやめる方もいるかもしれませんが、それを恐れてアナウンスを行わないのは→

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初期不良品だと分かっているものを黙って売るようなものです。もし後で問題が明るみに出たとき、それが頒布後であった場合、本を買った方の中には「それなら買わなかった」と怒りや悲しみなどを抱えるかたもいらっしゃいます。ちなみに、私は怒るほうですね。

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とにかく、主催側のミスが原因で起こったことを隠すのは良くないです。即時で謝るのが全員の傷が浅い。今回中止まで至ったのは、ただただ初動対応が悪かったの一言に尽きます。

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あと企画中止の告知なら、辞退者のお知らせ項目はいらないんですよね。「主催のミスにより参加者さまからご辞退のお申し出がございました。その件について様々協議を重ねましたが、企画の継続は困難と判断したため中止とさせていただきます」とか。お二人のお名前出すのは良くない。

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複数人数の関わる企画で、中止の判断を下すのは主催です。他の人の行動が原因であっても、決めるのが主催である以上は中止の告知に書くのは主催の名前のみ。他のどのような方のお名前を書いても晒しになるからです。意図的でなくても。まああと、他人を持ち出すのは言い訳がましくて印象良くないです。

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しかし今回の場合ってお二人がご自分でわざわざ経緯説明用アカウント作ってくださったんだから、それをRTなり固定ツイートでリンクするなりすれば主催がわざわざアナウンスする必要って全然ないんですよね。手間が省けてむしろ有難い。

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まあそもそも、こんなことになる前にきちんと対応するのが主催の仕事なんですけど。

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とにかく、辞退者のお二人が経緯説明発動する前に主催側で自発的にアナウンス流しておけば良かったねって、ただそれだけの話です。自分が悪いときには真っ先に企画の宣伝媒体上で謝る。基本中の基本です。

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これでひとまず②辞退者に関する発表③企画中止についての話はお終いです。もし先々、アンソロジーなど主催したい方はご参考までに。

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次は①小説のテンプレート変更についてです。こちらに関しては今回、参加者お二人の辞退の時点で決着していることではあるのですが、いまいちピンと来ない方もいらっしゃるようなので簡潔に。

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オフでの発行物はたいてい4の倍数のページ数になります。なぜかというと、例えばB5の本を作る場合はB4の紙に両面印刷をし、紙の真ん中を折り曲げたものを重ねて本にするからです。ですので、寄稿する場合は4ページの倍数が規定になることが多いです。8ページとか、12ページとか。

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で、小説のテンプレートがなぜ必要になるかと言えば「ページ数の確定に必要だから」です。小説は「用紙サイズ・余白・文字サイズ・段組・行数・行文字数」が確定していないとページ数が定まりません。「8ページ提出してください」と言われても、テンプレなしではぴったりに提出することができません。

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ページ数の増減はそれに伴う調整が必要になります。本のページ数は4の倍数か、せめて2の倍数でないといけません（製本上の関係で）そういったことで生じる主催・参加者双方の余計な手間を避けるため、また、双方同じものを共有して編集し、見栄えを整えるためにもテンプレートは必要です。

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ここからはこだわり強すぎ文字書きの戯言として聞き流してくださって構いませんが、私は改行・改ページもですが行ごとの文字送りやページ全体の漢字とかなの比率と文字の密度の散らばりとかまで調整して書いてるんでもし私が参加してたら秒で激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームでした

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※個人差はあります。

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こだわっている方の書く小説って、ただ文字を並べただけの文章じゃないんですよ。ページという白紙に、文字列という筆を使って描く絵なんです。そういう方にとったらテンプレ変更でその形を崩すって、時間をかけて描いた絵をぐちゃぐちゃ上から塗られて、まったく別の絵に変えられたくらいの衝撃です。

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あれだ、ちょっと前にほら、近所のおばあちゃんが宗教画に上から描いちゃった事件あったじゃないですか。例えがひどいかもしれないけど気持ちとしてはあんな感じ

ことほぎ @kotohogi_tyame2

漫画で例えると原稿提出後に用紙サイズと解像度変えますって言われた感じで、仕事でいうなら仕様書通りに作ったテスト版納入後に仕様書変更を伝えられる感じですかね。私は心が狭いのでどっちもブチ切れます。だからテンプレートって変えないことが大前提だと思うんですよね（真顔）