映画『翔んで埼玉』を、原作が花ゆめ掲載時から読んでいたロートルの感想。

『パタリロ!』のアニメもそうでしたけれど、魔夜峰央先生の漫画の独特のノリと間の取り方は、映像にするのは難しいですね。
伊勢谷友介 埼玉 二階堂ふみ マンガ 東京都 映画 千葉 中尾彬 Gackt
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天野譲二@『幻の未発売ゲームを追え!』発売中 @TOKYOMEGAFORCE
『翔んで埼玉』鑑賞。埼玉と千葉が差別される東京で、埼玉出生の痕跡を消したGACKTが白鵬堂学院に転入、正体がばれるものの都知事の息子の二階堂ふみと逃走、千葉県解放戦線の伊勢谷友介と反目しながら、埼玉解放戦線の幻の指導者・京本政樹の助けを借りて埼玉解放の反攻に出る。
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原作だと3話で打ち切りの未完だが、映画では1話以降は殆どオリジナル。原作では東京>埼玉>茨城しかなかったヒエラルキーに、東京>神奈川>千葉>埼玉>群馬という追加要素を付加している。また、京本扮する埼玉デューク、原作では名前しか出て来ないが、実は……と設定や描写は変えられている。
天野譲二@『幻の未発売ゲームを追え!』発売中 @TOKYOMEGAFORCE
魔夜作品は高橋留美子作品同様、間の取り方が絶妙なのだが、本作は力押しの作風になっているので、妙にガチャガチャした作風になっている。『ヘルハウス』が『HOUSE』になったような感じか。真面目な演技なのに笑える作品でなく、二階堂ふみや麿赤児のオーバーアクトにシフトした作風。
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踏み絵にされる埼玉県知事の写真が草加せんべいにされているとか、原作の毒はかなり薄められ、追加されギャグが結構滑っている反面、千葉と埼玉の戦いで、川を挟んで地元の有名人のアピール合戦とか、笑えるシーンも。ただ、狂言回しの家族と、エピローグのヨイショフォローは余計だったかな。
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とはいえ、原作は30年以上前の作品だけれど、圧倒的な東京とタッグを組んだ神奈川、その仲間に入ろうとする千葉が、抵抗する埼玉勢を潰しにかかるという、何とも現代的な風刺の加わった改変は悪くない。これで画面を華麗でなく、リアルなドキュメンタリー風にしたら、原作の毒が生きたと思うのだが。
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ネタバレすると、最終的に都知事の陰謀を知った千葉と埼玉が連合して都庁に攻め込むのだが、都庁前でのぼりやらトラクターの軍勢が機動隊と激突するクライマックスは、ややコマ切れながらも、なかなか見応えがありましたよ。『猿の惑星征服』『魔界転生』あたりが好きな人は是非。

コメント

ウメ(モッコス) @ume_86 2019年2月26日
予告で合戦のシーンは面白そうだったけどやはりレンタルで済ますか
やし○ @kkr8612 2019年2月26日
踏み絵の変更は当時の埼玉県知事(畑和、漫画では旗だったかな?)が連載時点で既に在任10年の長期政権(さらにこの後10年続く)にあったという事情がわからないと全く通じないギャグなので変更はやむなしかと。
み(Togetter) @Togetter11 2019年2月26日
埼玉以外の地方都市での上映舘数少なくね?劇場版お前はまだグンマを知らないより遥かに多いけど
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