2011年5月6日

「護衛艦「ちくま」、東日本大震災奮戦記

私の友人が護衛艦「ちくま」の乗員から聞いた、東日本大震災に対する支援活動。また聞きな上に酒の席での話しなので、その点は要注意。
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鉄底海峡 @tetteikaikyou

今から東日本大震災により宮古沖に出動した、護衛艦「ちくま」(大湊が母港で第15護衛隊に所属)の乗員“M”氏から聞いた現場の状況を呟こうと思う。但しこれは私が直接聞いたわけではなく友人“H”からの又聞きであり、また“H”がその話を聞いたのも酒の席であった事は考慮に入れおいて欲しい。

2011-05-06 14:34:29
鉄底海峡 @tetteikaikyou

3月11日の地震発生時は、「ちくま」は同じ15護衛隊の「おおよど」と共に、大湊西桟橋に停泊作業中でした。「じんつう」は配置転換のため大湊を離れており、「とね」は定期整備のため函館ドックに入渠中と言う状況でした。

2011-05-06 14:38:05
鉄底海峡 @tetteikaikyou

地震は「ちくま」でもかなりの揺れを感じ、その直後、大湊全域が停電。外部電源で稼働していた「ちくま」は急遽発電機を動かして待機。さらに直後に津波警報があったため、緊急出港しました。ちなみに、大湊では津波の影響は殆どなかった模様。

2011-05-06 14:40:04
鉄底海峡 @tetteikaikyou

“M”氏は艦内のTVをちらちら見ていたそうですが、どよめきが起こったので、作業を止めTVを見ると、津波で町が押し流されていくのを見たそうです。しばらく沖合で様子を見ていたところ、横須賀から、稼働できる全自衛艦は災害地に出動せよと命令が来て八戸まで取る物も取りあえず向かいました。

2011-05-06 14:42:23
鉄底海峡 @tetteikaikyou

「ちくま」は八戸の沖合で漂流している漁船を捜査。乗組員がいない無人船は海上保安庁に「○○丸漂流中」と位置を知らせ、乗組員がいる漁船は安否の確認後、燃料と水食料を補給しました。その後、宮古沖まで南下。本格的な救助部隊であるJF1に合流しました。

2011-05-06 14:45:00
鉄底海峡 @tetteikaikyou

「ひゅうが」や「ロナルド・レーガン」はもっと沖合にいて姿は見えなかったそうです。「ちくま」はヘリコプターを積んでいないため、出来る限り海岸まで近づき、瓦礫の中を漂っている生存者の捜索と、遺体の収容を行いました。

2011-05-06 14:46:13
鉄底海峡 @tetteikaikyou

「ちくま」は全部で8体の遺体を引き上げました。小学生男子と思われる遺体は上半身が膨れ上がっていて、直視出来なかったとのこと。

2011-05-06 14:47:52
鉄底海峡 @tetteikaikyou

現場海域の状況は劣悪で、瓦礫が散乱浮遊しており、ソナーの一部に損傷。左右のフィンスタビライザーに瓦礫が引っかかって、船体が傾斜するなどした。またスクリューに漁網が絡みついて、一時的に航行不能に陥った事もあるそうです。

2011-05-06 14:49:43
鉄底海峡 @tetteikaikyou

2~3日後、損傷復旧のため函館ドックに入渠。“M”氏はその間、大湊の実家に戻って、家の片付け。函館ドックで修理後、今度は陸上自衛隊への物資補給のためポリタンクの水と食料、燃料ドラム缶180本を搭載して気仙沼に向かいました。“M”氏曰く、「まるでネズミ輸送だった」とのこと。

2011-05-06 14:53:21
鉄底海峡 @tetteikaikyou

気仙沼も港が壊滅しているため、カッターにドラム缶を積んで海岸まで輸送。そこで陸自の隊員に受け渡しました。「ネズミ輸送」は2~3回行いました。また輸送艦「しもきた」のLCAC(エルキャック)は瓦礫が多すぎるため使用できず、「しもきた」はヘリのみで物資輸送を行っていたそうです。

2011-05-06 14:56:29
鉄底海峡 @tetteikaikyou

同じ輸送艦でも、「ゆら」のような直接ビーチングできる艦が重宝したそうです。あと1~2年で退役する船が、一番フル稼働していたとのこと。 ちなみに掃海艇が浮遊する瓦礫の撤去を行い、その後でビーチングしたそうです。

2011-05-06 14:58:01
鉄底海峡 @tetteikaikyou

5月1日になって救助活動が一段落したため、補給もあって横須賀に入港。3日の午前中で補給を終わらせ、午後は心の洗濯のため飲み会。4日に私の友人“H”や、その他“同好の志”とのオフ会となりました。

2011-05-06 15:02:14
鉄底海峡 @tetteikaikyou

一緒に入港した潜水艦救難艦「ちよだ」の乗組員(潜水夫)が精神的にマズイ状態になり、横須賀市内の自衛隊病院に入院しました。「ちよだ」だけで数百体の遺体を収容したそうで、ダイバーの心が破綻したらしい。

2011-05-06 15:03:06
鉄底海峡 @tetteikaikyou

取りあえず、今後の救難活動は、「ひゅうが」率いるJF1が引き続き行うことになり、「ちくま」は5日の夕方に横須賀を出港。警戒任務に就いた後、20日くらいに大湊に帰還するとのことでした。

2011-05-06 15:04:06
鉄底海峡 @tetteikaikyou

以上、又聞きの、護衛艦「ちくま」東日本大震災奮戦記でした。

2011-05-06 15:07:10

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