2019年2月26日

【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」】

横山光輝「三国志」を一話ずつ解説してみようというコーナー。第201話「百たたきの刑」の巻 ※解説はbotさんの個人的見解です。 ※今回の話は、大判・横山光輝「三国志」第12巻に収録されています。
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横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」01】 第201話です。張松に魏の力を見せつけるために、曹操は5万の軍勢を調練場に集めます。号令一下で集めただけでなく、四方八面に隊列を整え、旗指物の色も鮮やかに、人馬空に踊り上らん勢いでした。今で言えば壮大な軍事パレードですか。

2019-02-26 12:45:00
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」02】 その中を楊修に案内されながら張松は進みます。閲兵する高台にいる曹操は、張松を呼びつけ、蜀にこれほどの軍隊はあるか、と言います。張松が恐れ入ってひれ伏すのを期待してたのでしょう。しかし、張松の反応は違いました。

2019-02-26 12:47:21
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」03】 蜀にはたしかに、これほどの軍隊はないが、蜀は文治と道義によって治まっているので、魏のように兵馬を必要としない、と言います。これには曹操、思わず、なにい!と色をなします。

2019-02-26 12:49:04
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」04】 ならば、と曹操がこの精鋭をもって蜀に押し寄せたらなんとする、と張松に言うと、張松は、たしかに精鋭ではあるが無敵の兵ではあるまい、と返します。曹操はふたたびなにい!、しかも活字ではなく手書きの「なにい」に曹操の怒りが込められています。

2019-02-26 12:50:56
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」05】 それに構わず張松は、曹操がかつて呂布や張繡に敗れ、赤壁では関羽に命乞いし、最近では渭水潼関の合戦では危うく討たれるところだったと、曹操の負け戦を羅列。精鋭といえども敗れることはあると、曹操の傷に塩を塗ります。

2019-02-26 12:53:35
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」06】 蜀を望んだとしても、天険要害の地にある蜀を果たして取れますかな、とまで言われた曹操。ついに堪忍袋の緒が切れまして、無礼者、首をはねい、と命じます。楊修が無礼者とはいえ、殺すには惜しい奇才、ととりなそうとしますが、怒りは収まりません。

2019-02-26 12:56:58
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」07】 首を塩桶に詰めて蜀へ送り返せ、とぶちまける曹操。楊修は、そうはいっても、張松は蜀の山道をはるばる越え、貢物を持ってきた者。その首を刎ねれば、経緯を知らない者が見たら、曹操が貢物が少ないから首を刎ねたという悪評が立つと言います。

2019-02-26 12:59:09
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」08】 そして、楊修を援護するかのように、眠そうな顔の男、実は荀彧なのですが、たしかに、丞相の前でこれほど無礼を申した人物はいなかったので、これは真実としては伝わらないと言います。となると、他国の使者を死刑にしたことが、変な形で伝わると。

2019-02-26 13:01:25
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」09】 噂や伝聞が真実を必ずしも正しく伝えないというのは古今東西の常ではありますが、さもありなん、な話で曹操の威厳に傷をつけることはない、と荀彧は言います。むむむ、と曹操。しかし、このままでは曹操の気持ちはおさまりません。

2019-02-26 13:03:24
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」10】 そこで、曹操は百たたきの刑にして追放しろ、と命じます。刑はすぐさま実行されます。竹の棒でバシバシ叩かれる張松。本気で叩かれたら、百数える前に気絶してしまいます。

2019-02-26 13:04:58
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」11】 ボロボロになった張松は、宿舎である芙蓉飯店まで抱えられて戻ってきます。店の主人は医者をすぐに呼びに行きます。蜀から張松とともに来ていた従者が、いったいどういうことかと尋ねます。

2019-02-26 13:08:45
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」12】 自分は仮にも一国の使者であるのにもかかわらず、面会するのに何日も待たされ、そのうえいきなり貢物の話をされ、このように侮られるとは思わなかったと。だから、曹操にも恥を与えたのだが、そのお返しがこの百叩きの刑だと言う張松。

2019-02-26 13:10:18
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」13】 医者がやってきて傷の具合を見ます。皮がめくれひどい状態ですが、塗り薬を処方し、包帯を巻くなどの手当を施します。二、三日安静にしていれば大丈夫だろうと医者。お大事にな、と言って帰っていきます。

2019-02-26 13:12:01
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」14】 その夜、うつ伏せに寝ている張松は、痛む体をよそに善後策を考えます。これからの蜀は惰弱な劉璋では守りきれぬと。曹操に蜀を献上し治めてもらおうと考えていたが、曹操を怒らせたことでその考えも壊れました。

2019-02-26 13:13:54
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」15】 劉璋の前で大口叩いてきた手前、このまますごすご帰れば、蜀の人々の笑い者になってしまいます。と、ここで、あることを思い出します。荊州にいる劉玄徳の仁義の名は遠国まで鳴り響いている。ひとつどんな男か様子を見てみるか、と考えた張松。

2019-02-26 13:15:52
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」16】 よし、そうしよう、と決意した張松。それにしても、あの蜀41州の地図を曹操に渡していなくてよかった、と机に置かれた「西蜀四十一州図」の巻物を見つめる張松でした。

2019-02-26 13:17:22
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」17】 夜が明け、張松は着替えて出立するぞと、部下たちに言います。医者は二、三日は安静に、と言っていましたが、張松はこんな国に長居したくはない、とさっさと出発してしまいます。こうして張松は苦痛をこらえて荊州へと向かいます。

2019-02-26 13:18:52
横山光輝「三国志」武将かるた_bot @yms_karuta

【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」18】 それにしても才を愛する曹操が、張松に対しては冷たい扱い。その理由として、張松の見た目の印象が悪かった、はっきり言えば醜男だったというのがあります。美男子とは言わぬまでも、見た目の悪印象がなければ、もう少し話ができたかもしれません。

2019-02-26 13:22:23
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」19】 もし曹操と張松が意気投合して、蜀を曹操が手に入れていたとしたら、三国志が始まらなかったわけです。実際の張松はそこまで醜男だったかは知りませんが、曹操が張松を毛嫌いしなければ話が進まないので、張松の見た目はかなり残念なものに。

2019-02-26 13:25:50
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【横山光輝「三国志」講座201「百たたきの刑」20】 曹操はみすみす大魚を逃し、後に蜀というやっかいな外敵をつくることになりますが、一方、その橋渡し役となる張松は、玄徳のもとを訪ねることに。果たしてこの出会いがどのようなものであったか。この続きはまた次回となります。 今回はここまで。

2019-02-26 13:27:38

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