『まどか☆マギカ』 ほむらとさやかの一方通行な思い
- crowserpent
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「まどかマギカ」は女の子の一方的な執着の怖さってのを描いていたように思えたり。さやかが恋愛感情で、ほむらが友情ね。両者とも相手の内面が描かれず、一方的に執着した行動の結果の悲惨さを描いていたので。
2011-05-06 10:42:36ある程度なら好意を抱けるけど、あまりに強烈になりすぎると怖いのよ。「あなたの手を治すために人生捨てました」とか「あなたを助けるために延々と戦い続けてます」とかさ。
2011-05-06 10:46:45二人に共通しているのは、自分の想いを隠している点。相手との交流によって想いが育ったのではなく、自分の中で勝手に想いを高めていったのが、一方的な執着を育んだように思えますな。
2011-05-06 10:50:55相互に同じくらいの想いが育っていれば問題ないのでしょうが、片方が「そんな風に想ってない」という状態だと、一方的な執着になってしまう訳ですよ。そしてそれに気づけないのがストーカーになっていく訳だ。
2011-05-06 10:54:13まどかのは特殊過ぎるから分かりにくいにせよ、上条の場合は実際あり得るでしょうからねぇ。好みじゃない女が入院中に毎日見舞いに来るのですよ。明らかに自分に好意を抱いている感じで。その想いに気づいたら地獄でしょう。自分も相手に好意を抱ければメデタイですが、そうじゃない訳ですからね。
2011-05-06 10:56:35一方の想いだけを描いていると、それが客観視、または相手の立場として考えた時に危ない言動だったとしても気づかないんですよね。何しろ視聴者や読者は好意を抱いているキャラの視点で観ているから。
2011-05-06 10:58:16その事で凄かったのが「屍鬼」ね。原作小説の方の。女性側の視点では「毎日彼の部屋を見つめるのが日課なの。それしか出来ない臆病な私。でもそれでもいいの。そうしているだけで幸せだから」みたいな実に乙女チックな感じで描かれている訳ですわ。
2011-05-06 11:00:21これだけ読んでいると「何て健気なお嬢さんだ。いつか想いが届くといいね」みたいな気分になる訳ですよ。でもそれが男視点になると「あいつ毎日俺の部屋を覗きやがって気持ち悪い。最悪な女だ。ストーカーだぜ」という風になっていて、実際確かにその通りなんでギョッとする訳ですな。
2011-05-06 11:02:24ほむらの想いにしても、受け入れてもらえた訳だけど、一歩間違えれば執着の強さに恐怖を覚えられて「何でそんな事するの? 頼んでないんだからやめてっ」とか言われてもおかしくなかった訳ですよ。
2011-05-06 11:10:44それだけ強い想いってのは、下手すると嫌われる要素になる訳ですな。失敗例がさやかな訳でしょう。上条の内面が描かれなかったから何で駄目だったのか分かりませんがね。でも退院の日を教えない辺りから、相当嫌がられていたのは明らかですわな。
2011-05-06 11:12:35「CD持ってくんなっ」と激昂した辺りが彼の本心の現れだったのかも知れませんね。「来んじゃねえよっ」という想いが普段からあってああなったとか。それを何故普段は口にしないのかと言えば、自分が悪者になりたくないからでしょう。言ったら相手を傷つけるのは明らかな訳だし。
2011-05-06 11:18:02ほむらに対するまどかの想いってのもそうですが、片方の想いだけが描かれて、それを受け止める方の想いってのはあまり描かれていないような気がしますわ。結局最後も「ほむらを助ける」というより「魔法少女を助ける」って感じでしたしね。つまりほむらはその他大勢と同じ扱い?(笑)
2011-05-06 11:20:23マミやさやかに対しては、まどかの想いってのが凄く描かれていたけど、ほむらに対してはあまり描かれてなかったですからね。だからどうしてもその他大勢になっちゃうというか。
2011-05-06 11:22:32そこら辺で最後のシーンもほむらの一人相撲な感じがして悲しさが増したり(笑)まどかにとって一番の友人はさやかでしょうからねぇ。そこら辺で何か寂しいオチのような気がします。「一方的でしかない想いを抱いて頑張るほむら」って図がさ。
2011-05-06 11:25:11まどかの内面がよく分からないので困るのですな。本当にほむらが凄く好きなのか、感謝しているのかとかが。自分に対するあまりに凄い執着を知って内心引いてるんだけど、取り敢えず受け止めたような言葉を告げただけの可能性もある訳ですから。
2011-05-06 11:33:24何しろ知りもしない人のために自分の人生捨てられるような人間ですからねまどかさん。それだけ慈愛に満ちている人なんで、怖く感じるような執着も受け止めてくれる度量があるというか。
2011-05-06 11:34:36上條くんについて、"好みじゃない女が毎日訪ねてくる地獄"ととるか、"毎日女の子が甲斐甲斐しく見舞いに来てくれる天国"ととるか。
2011-05-06 11:36:25ただそれは慈愛な訳で、友情じゃない訳ですよ。想い受け止めてくれているだけで、返してはくれない。心のキャッチボールにはならない訳ですな。ほむらは受け止めるだけのミットに向かってボールを投げ続ける人生を歩む訳ですよ。
2011-05-06 11:37:01一生片思い、みたいなものかしら、ほむらさん。 RT @shibachi1: ただそれは慈愛な訳で、友情じゃない訳ですよ。想い受け止めてくれているだけで、返してはくれない。心のキャッチボールにはならない訳ですな。ほむらは受け止めるだけのミットに向かってボールを投げ続ける人……
2011-05-06 11:42:50見舞いに来られる事自体が耐え難い女であれば地獄なんじゃないかと。耐えられるくらいの女の子なら天国でしょう。 RT @Six315: 上條くんについて、"好みじゃない女が毎日訪ねてくる地獄"ととるか、"毎日女の子が甲斐甲斐しく見舞いに来てくれる天国"ととるか。
2011-05-06 11:45:29@emesh まあ、見えないからこそ上条に対するさやかの想いってのが面白い訳ですけど。退院の日を教えられなかったシーンを観た際に、私の中で変な笑いが起きましたゆえ。
2011-05-06 11:48:14思えばまどかは最初から最後まで遠くの存在だったような気がする。魔法少女になった友人達を見守るだけで何もせず、結局神様みたいな存在になっちゃった訳だし。
2011-05-06 11:52:53