尾上先生の勉強風景 (19) 日経サイエンスとか

2
尾上正人 @9w9w9w92

男女の平均IQは同じだが、男の方が分散が大きい。IQではg以外の独立の能力も測られていることがわかってきていて、それらの中に性差の大きいものが含まれている。p.122-4. pic.twitter.com/CMn0NA287z

2018-11-05 10:41:55
拡大
尾上正人 @9w9w9w92

南米インディアンのアヨレオ族(A)でもカナダ(B)でも、子殺しをした母親の年齢分布(率換算)は似ている…若くて繁殖可能期間が長いほど殺す。p.157. pic.twitter.com/TDFCLIohJG

2018-12-05 11:04:46
拡大
尾上正人 @9w9w9w92

@contractio 進化に偶然的な要素があるという主張(変異以外に、浮動なんてのもあります)と、進化が全体として偶然に支配されているという主張は全然別ものでしょう。例えば下記↓のドーキンズの記述(累積淘汰)は、吉川本とは「両立」しないのでは? twitter.com/9w9w9w92/statu…

2019-02-17 06:13:58
尾上正人 @9w9w9w92

「偶然は、ダーウィン主義の秘訣(レシピ)としてはさして重要な構成部分ではない。もっとも重要な構成部分は、本質的にランダムではない累積淘汰である」94頁 実質的に(文系ではなくw、理系の)自己組織化論や複雑系論に近いこと言ってるようにも思える

2017-03-14 11:31:16
尾上正人 @9w9w9w92

「レム睡眠に必要な遺伝子 アセチルコリン受容体の遺伝子が重要…Chrm1遺伝子とChrm3遺伝子の両方を欠損したマウスは、通常のマウスよりも睡眠時間が短く、レム睡眠はほとんどなかった。…レム睡眠が生存に必須ではないことを意味している可能性があるという」『日経サイエンス』2019年1月号、13頁

2019-03-08 03:06:13
尾上正人 @9w9w9w92

「女性リーダーの時代…1957〜2017年に発表されたリーダーシップ発現に関する100件超の論文を解析…人は一般に、男性に比べ女性のリーダーシップ特性に気づきにくい。だがグループ内の交流時間が長くなるとそうした男女差が縮小…相手をよく知るにつれ、性別役割の先入観にとらわれないようになる」17

2019-03-08 03:19:08
尾上正人 @9w9w9w92

「フェイスブック男女格差…利用の男女差は他の男女格差の代理指標となる…世界の多くの地域で男女のフェイスブック利用率は似通っているが、一部の発展途上国・地域では利用が男性に偏っている…フェイスブック・ジェンダーデバイドの小ささは経済的男女平等を促進する要因であって、結果ではない」19

2019-03-08 03:28:53
尾上正人 @9w9w9w92

「チーターのお見合いシステム 尿の匂いでマッチング…メスのチーターはお相手候補のオスの尿の匂いをかぐだけで遺伝的つながりの程度を感知でき、遺伝的に遠いオスを好んで選ぶことが、最近の研究でわかった。この発見はチーターの飼育下繁殖を改善して保護に寄与する可能性がある」20頁

2019-03-08 03:35:01
尾上正人 @9w9w9w92

「マッツィンガー…は1990年代、免疫系は外来の異物だけでなく、自己の組織の損傷も認識するとの見方を提唱した。その後、損傷や感染その他の傷害を受けた組織から放出される分子が同定され、この見方は支持を得た」「免疫系が脳を動かす」26頁

2019-03-08 06:56:38
尾上正人 @9w9w9w92

「メダワー…は1940年代、脳に移植した外来組織はほかの場所に移植した場合に比べて拒絶が遅れることを示した。脳には『免疫特権』があり、免疫系の不可侵領域である、とメダワーは主張した」「免疫系が脳を動かす」26頁

2019-03-08 09:18:35
尾上正人 @9w9w9w92

「脳の免疫活動全体を髄膜という境界へと移したのは、免疫系がニューロンの機能に干渉せずに中枢神経系全体に働きかけることを可能にするために進化が編み出した策なのだろう」「免疫系が脳を動かす」30頁

2019-03-08 09:30:02
尾上正人 @9w9w9w92

「免疫系の決定的な役割は、微生物を検出し、その情報を脳へ伝達することだと私[J. キプニス]は提案する。もし私の推測通り脳のプログラムに免疫応答が組み込まれているなら、それは『第7の感覚』といえるだろう」「免疫系が脳を動かす」31頁

2019-03-08 10:02:10
尾上正人 @9w9w9w92

「2000年頃から精神疾患患者の死後脳研究において脳内ミクログリア細胞の過剰活性化を示唆する病理所見が報告されるようになった。特に…統合失調症患者、うつ病患者の中でも自殺した患者に限ってミクログリア活性化が顕著であった」「精神疾患の新しいモデル ミクログリア仮設」33頁

2019-03-08 10:05:43
尾上正人 @9w9w9w92

「ストレスはあらゆる精神疾患において発症や再発の誘引になっており、『ストレス→ミクログリア活性化→周辺の脳細胞(特に神経シナプス)への影響→精神疾患の発生』という病理仮説」「精神疾患の新しいモデル ミクログリア仮説」33頁

2019-03-08 10:08:59
尾上正人 @9w9w9w92

「信頼ゲーム…[ミクログリア活性化抑制作用のある抗菌剤]ミノサイクリンを内服した群では相手に預ける金額が低くなる傾向が見られ、ミクログリアに無意識的行動(ストレスフルな相手に対するお人好しな性格由来行動や異性に対する欲動由来行動)を制御するような興味深い作用がある」34頁

2019-03-08 10:15:01
尾上正人 @9w9w9w92

「森やさらには自然界におけるそれぞれの種の地位は、彼らの食物選択によって決まる。歯は食物の選択に影響する。…だが、入手可能性のほうがずっと重要である…数百年あるいは数千年以上の間に起こった入手可能食物の変化が、ある動物種の食べ物にどう影響を与えたか」「歯が語る人類祖先の食生活」68

2019-03-08 10:31:20
尾上正人 @9w9w9w92

「ゴリラは彼らが食べねばならない機械的・化学的に最も食べにくいもの[繊維質]に適応しているが、そうした食べ物を好んでいるのではない…適応している食物以外のものを好むという現象は動物界に広く見られ、『リームのパラドックス』と呼ばれている」「歯が語る人類祖先の食生活」70頁

2019-03-08 10:37:47
尾上正人 @9w9w9w92

「リームのパラドックスのポイントは、動物が適応した食物を避けることよりもむしろ、解剖学的な特殊化がより広範な食物摂取につながりうるという点だ」「歯が語る人類祖先の食生活」70頁 大は小を兼ねる的な?

2019-03-08 10:40:57
尾上正人 @9w9w9w92

「サバンナ仮説…草原がアフリカ全体に広がり始めたとき、古人類は進化の岐路に立った。パラントロプス属は一方の道に進み、サバンナ植物の種子や根など堅くて乾燥した部分を専門的に食べるように進化した。初期ホモ属は別の道に進み、融通性を高めた。彼らの食事は肉を含むより柔軟なものに」72頁

2019-03-08 11:14:08
尾上正人 @9w9w9w92

「ポッツ…『多様性選択仮説』…更新世のアフリカは食べ物をえり好みできる場所ではなかった。ポッツによると、人類進化を促したのはサバンナ草原の拡大よりも、融通の利く柔軟性が求められたことが大きい」「歯が語る人類祖先の食生活」73頁

2019-03-08 11:23:05
尾上正人 @9w9w9w92

「ネアンデルタール人には食物に対する柔軟性があり、生息地とそこで手に入手できる食物に適応していたようだ。だが、最終氷期にヨーロッパに住んでいた現生人類ではこうした違いが少ない。…初期の現在人類は環境変化に直面したときにネアンデルタール人よりも好みの食物をうまく獲得できたのだろう75

2019-03-08 11:31:25
尾上正人 @9w9w9w92

「食跡は、初期ホミニンの食事が時期と場所によって異なっていたこと、そして気候や生育環境、入手可能な食物が絶えず変化したことによって私たちが柔軟な食性を進化させた可能性が高いことを教えている。つまり、私たちが倣うべき祖先の食事[原始人ダイエット]は1種類ではない」75頁

2019-03-08 11:35:30
尾上正人 @9w9w9w92

「不妊症の女性の約半数は子宮内膜症だ。妊娠を望む女性には酷なことに、子宮内膜症の痛みは陣痛のような痛みだと言われている」「子宮内膜症 ようやく始まった解明」81頁

2019-03-08 12:46:45
尾上正人 @9w9w9w92

「まだ推測の段階ではあるが、子宮内膜症による慢性炎症は乳酸菌を死滅させて子宮内の微生物のバランスを崩し、炎症を長引かせて不妊を招いている可能性がある」「子宮内膜症 ようやく始まった解明」82頁

2019-03-08 12:50:30
尾上正人 @9w9w9w92

「インド女性の高い自殺率 達成願望を阻む社会環境が関連?…2016年に全世界で自殺した女性の36%超がインドの女性で、単純な人口比(18%足らず)を上回った」 発展する南部諸州で高く、伝統的な北部州では低い。西欧と異なり、男女とも致死的手段を用いるためか?『日経サイエンス』2019年2月号、25頁

2019-03-09 05:34:19
尾上正人 @9w9w9w92

「発生生物学 人工クモの糸 組み換え微生物を用いて本物と同じ強さと弾性の糸を合成…『自然は一般に反復的なDNAを好まず、排除しようとする』と…ジャンはいう。クモは大きなDNA反復配列を安定化する方法を見いだしたが、他の生物ではそうした反復ユニットは切断されるか変化する」26頁

2019-03-09 05:40:29
1 ・・ 9 次へ