荒木優太『無責任の新体系』感想集

発売から一ヵ月ほど経ったので拙著『無責任の新体系――きみはウーティスと言わねばならない』(晶文社、2019)の感想をまとめてみました。みなさま、お買い上げどうもありがとうございます。
和辻哲郎 思想 アレント レヴィナス 物語 批評 責任 ロールズ テクスト
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朝倉紀之 @asakuranoriyuki
荒木優太さんの近刊『無責任の新体系』見本誌読了。この歳になってレヴィナスの重要性を確認し一人頷く。しかしまあ、外面(そとづら)と中身がこれほどなんだかミスマッチな本ってすごい冒険だなとあきれるやら感動するやら。ウーティスというギリシャ神話由来の言葉が現代現在に響く感じがする。
朝倉紀之 @asakuranoriyuki
他方、先ほど書いた荒木さんの本は、思想家として、言葉遣いが時々なんちゃってな感じにはなるが、厳しくツイートや匿名性についての、主として負の面のいろいろなものをどうみるか、読む者に問いかける感じだ。
逆卷 しとね @_pilate
荒木優太さんより新刊『無責任の新体系 きみはウーティスと言わねばならない』(晶文社)を恵投いただく。開くと、うむ、老眼に優しい本である。責任についてはずっと考えてきた。あまりの更新の速さに連載時は置き去りにされたので、ようやく腰を落ち着けて読める。深謝。shobunsha.co.jp/?p=5041
杉田俊介@『安彦良和の戦争と平和』(中公新書ラクレ) @sssugita
荒木優太『無責任の新体系』。フリーターやテロ志望者こそさっさとテクスト論者になろうぜ。頭の悪い無責任な大衆だからこそ、物語を勝手に楽しめるじゃん。小さな英雄(オデュッセウス)になれるじゃん。何でもお見通しのつもりのお利口さんは、つまんないゴダールでもみてれば?…という本だった。
杉田俊介@『安彦良和の戦争と平和』(中公新書ラクレ) @sssugita
なんか顔の前に変なヴェールがかかってるしさー、本読みにくいけどさー、顔に変なのかかって悪目立ちするしさー、あとフリーターで金ないのに本高いしさー、でもひたすら本読もうぜ。みたいな。無知のヴェール、馬鹿のヴェール。
杉田俊介@『安彦良和の戦争と平和』(中公新書ラクレ) @sssugita
あと『無責任の新体系』が一つの物語だとしたら、赤木さんが実質的な主人公。強敵アレントを苦戦しつつ倒し、ロールズ兄貴の力を借りてひとつ目巨人を倒し、最後にテクスト論者に覚醒する。ペルソナ(仮面)を投げ捨てよ、無知=バカのヴェールを装着せよ。
本ノ猪 @honnoinosisi555
荒木優太『無責任の新体系―きみはウーティスと言わねばならない』(晶文社、2019)中の、興味深い箇所を①②に分けて引用(⇒amzn.to/2DsRMKv)。 ①「自己責任は帰責を個人に求めるが、それで「無責任の体系」を回避できるとは思えない。…
本ノ猪 @honnoinosisi555
…というのも、それは自己責任だ、という言明は、多くの場合、その当の「自己」から発せられるのではなく、見捨てることを正当化しようとする他者から発せられるものだからだ。勿論、他者による責任追及一般が無効であるとはいえない。ただし、そこで見出される「自己」なるものは、…
本ノ猪 @honnoinosisi555
…拡散した責任を個人に集約させ、すべてをなすりつけるスケープゴート化の産物あんどえはないか、と疑ってみる必要はあるだろう。ある個人の帰責と同時に、その裏では様々な関係者、政府や企業や国民の免責が行われているのかもしれない」(P37-38)
本ノ猪 @honnoinosisi555
②「物語を読んでつまらないと思うことは、感極まって泣いてしまうことと同じくらい大切なことだ。なぜつまらないかという問いは、つまらない話だけでなくて、面白いと持ち上げる他者たちと、つまらないと思う自分自身を問うことへと通じている」(P189) pic.twitter.com/jXtShpbf3n
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noguchi_pb @noguchi_writing
荒木優太さん、無責任の新体系を入手。 無責任のもつ賢さがどこまで有効で、どんなときに失効して愚かさに転落してしまうのか。「誰でもない」という匿名性がもつ、可能性とその限界を見極めること。 pic.twitter.com/mmptfpp8u9
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吉良貴之|T. Kira 🗼 @tkira26
荒木優太さん(近代日本文学 @arishima_takeo)より『無責任の新体系:きみはウーティスと言わねばならない』(晶文社、2018年2月)をご恵投いただきました。ありがとうございます。 ◆ 出版社:shobunsha.co.jp/?p=5041 ◆ アマゾン:amazon.co.jp/dp/4794970765 ◆ ウェブ連載:shobunsha.co.jp/?p=5041 pic.twitter.com/kgnYvpLV40
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吉良貴之|T. Kira 🗼 @tkira26
ウェブ連載をもとにした社会批評集ですが、本で読むとさらにスピード感があります(帯の煽り文句にも表れていますね)。でも読めば読むほど膨大な情報量があり、じっくり読んで二度おいしい本になっています。あとがきでは私の名前も出していただいております。過分な感じで恐縮です。 pic.twitter.com/DhA3rBsOIJ
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さえきかずひこ Kazu Saeki @UtuboKazu
友人が帯文の文句を版元が考えたんじゃないかと言うんだけれど「ロールズとレヴィナスとテクスト論でテンションマックスに達する」んだよ!こんな文書くの荒木さん本人しかいないじゃないか!!←確信。ぼくが、アラーキーなエクリチュールに何年触れていると思っているのだ!
Kotani Eisuke @kotani_eisuke
荒木優太さんから『無責任の新体系』をご恵投いただきました。ありがとうございます! まずは冒頭と後半をざっと読んだけど、これまで自分が芥川を読みながら考えてきたことと関わる論点がすごく多いことに驚く。最後の章はリチャード・ローティ『偶然性・アイロニー・連帯』を連想しました。
Kotani Eisuke @kotani_eisuke
顕名でことさらに責任を負うことにつきまとう演劇的な自意識の問題は芥川の「手巾」とか「開化の殺人」とかを読みながら考えてきたけど(そしてそれは篠崎美生子さん的な芥川論への批判でもあったのだけど)この本ではそういう問題を高橋哲哉で突き詰めた上で、最後は無知な匿名の楽しさ肯定に進む。
Kotani Eisuke @kotani_eisuke
コンテクストを断ち切るというのも共感。僕の論文も、コンテクストを読み込んでるように見えて、実のところは専門家なら当然踏まえるべきものとして共有されてきたコンテクストを断ち切りまくって好き勝手に読んでいて、そこが批判も浴びるのだけど、むしろその方がいいと自分では思ってるのですよね。
Kotani Eisuke @kotani_eisuke
現代においては文学研究はどういうことをするのが意義を持つのか、という問題を考える上で、とても有益な本のような気がする。そういう関心からの読み方をするのはもしかしたら特殊かもしれないけど。
荒木優太(本が出たよ) @arishima_takeo
「新体系の外在的理由と内在的理由」。長くなったのでまとめておいた。今後この説明をすることが増える気もする。togetter.com/li/1318828
柿内 正午 @kakisiesta
ウーティスな「本人の意思」により『無責任の新体系』が買われた。帰りに電車で読み始め、ずっと面白い。
幸秋@水曜日はサロン夜学 @sachiak_ing
今日買ってきた「無責任の新体系 君はウーティスと言わねばならない」の序章を読んだだけでも買って良かった。 実名であるが故の責任のインフレが起こす堂々巡りの意味のなさや、災いを回避するための匿名的トリックなど、「誰でもない」をうまく使うための知恵の泉に出会えたかのようだよ。 pic.twitter.com/fgmElqi5Tc
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逆卷 しとね @_pilate
荒木優太『無責任の新体系』読了。分人/個人主義/間柄を越えていく第7章以降が特におもしろい。全体なき部分であることの肯定(これについては、わたしもつい最近書いた)。最終章の21世紀版テクストの快楽は特に良い。現われの権利を晒されの暴力と結びつけるところ、バトラーにはない視点。
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