「【考察】就職活動はなぜつらいか?その解決策」向上心と思考が辛さの原因である。

就職活動で辛くなる人の思考過程を考察した。また、辛さを軽減するための解決策も考察した。
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Sweets @Sweets1942

1.向上心があるからこそ、不安 就職活動をしている皆さんは、その年齢を問わず、向上心が高い人である。 新しい仕事を獲得するということは、現在の生活より、未来の生活を良いものにしようとしているからである。 現在より良い未来を獲得しようとする、志の高い、向上心ある人である。

2019-03-12 14:03:41
Sweets @Sweets1942

これは、大変褒められたことである。 しかし、この向上心が、不安を生む。 まず、不安とは何かを概説して、向上心が、不安を生むメカニズムを論じる。

2019-03-12 14:03:42
Sweets @Sweets1942

不安は、一言でいえば、現在の自分と目標の自分が剥離していて、かつ目標の自分になれるか不確定な場合に生じる感情である。 例で示すと、本気で将来なりたい職業、就職したい会社があるとする。これが目標の自分である。 しかし、現在の自分≠目標の自分であり、目標を達成するかは未確定である。

2019-03-12 14:03:42
Sweets @Sweets1942

このような状態に置かれると、その本気さ、向上心ゆえに、不安という感情が生じる。 逆に、現状に満足している場合、現在の自分=目標の自分であり、そこには不安を感じる要素はない。 現在の生活を継続するこそが目標であり、そこには、未確定要素は少ない。

2019-03-12 14:03:43
Sweets @Sweets1942

以上が、向上心が不安を呼び起こすメカニズムである。 しかし、これは就職活動を行う人全員にあてはまることである。 従って、これだけでは、就活を行う人の中で辛い人・辛くない人両方居ることの説明にはならない。 では、この両者はなにが違うのか?それは思考である。

2019-03-12 14:03:43
Sweets @Sweets1942

2.思考が不安を辛さにする 誰もが不安を抱えてはいるが、全員が辛い訳ではない。 辛い人は、思考によって、不安を辛さに変えている。 辛くない人は、不安を不安のままにしておくことができる。 これはどういうことかを論じる。

2019-03-12 14:03:43
Sweets @Sweets1942

辛い人は、不安をもち、さらに未来は誰にも分からないにも関わらず、思考を巡らせ、未来を確定しようとする。 これが不安を辛さへ変える。 例を示す。このような人は、面接や試験のあと、思考を巡らす。 試験官の顔色、自分は笑顔であったか、ドアをノックしたか、お辞儀をちゃんとできたか…。

2019-03-12 14:17:35
Sweets @Sweets1942

挙げればきりがないが、このようなことを考える。 未来は不確定であるにも関わらず、少しでも不確定を確定させ、不安を減少させようとする(不安は未来の不確定性から生じていた)。 このようなタイプの思考は尽きることはない。 そのため、やるべきことは終わったのに、延々と思考を巡らす。

2019-03-12 14:17:35
Sweets @Sweets1942

不安を消したいがため、休むことなく、思考する。 この状態が続けば、多大なストレスがかかり、ひいてはうつ状態へ陥る。 以上が不安を辛さへ変えるメカニズムである。 すなわち、やるべきことはやったのに、不安から逃れたいがゆえ、延々と些細なことを思考することである。

2019-03-12 14:17:35
Sweets @Sweets1942

3.辛くならないためにはどうしたらよいか 1, 2では、なぜ就活で辛くなるのかを考察した。 3では、辛くならないための処方箋をみていく。 今までの議論から、辛くならないためには、やるべきことをやって、終わったあとはうじうじ考えずに、結果を待つことである。

2019-03-12 14:22:41
Sweets @Sweets1942

つまり、不安と戦わず、受け入れることである。 未来は不確定であると受け入れることである。 このことは、過去の偉人からも、ことわざとして伝えられている。 「人事を尽くして天命を待つ」 これは、自分にできることをして、後は自分の力ではどうにもできないから、天命を待て、という意味である。

2019-03-12 14:22:41