【R18】絶倫ペアの情交模様・PR2・猛の事情
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プロローグ2・猛の事情
物心ついた頃、ぼくは母と二人、狭く古いアパートの一室に住んでいた。狭いと言っても、六畳と四畳半の二間に小さな台所、風呂と便所が揃っていたから、母子二人で暮らすのに不自由したという記憶はほとんどない。冬の隙間風に身を縮めていたくらいだ。 #twnovels
2019-03-17 12:52:05二人の生活を支えるため、母はいつも働いていた。昼はスーパーで、夜は居酒屋で。そのため一日を通して母が部屋にいることはほとんど無く、ぼくは幼少期、独りで過ごすことが多かった。多分、生活保護も受けていたと思うけれど、その頃のぼくはそんなことを考えもしなかった。 #twnovels
2019-03-17 12:53:02父のことは知らない。母はそれについて何も語らなかったし、ぼくも聞かなかった。いや、正確には、『子供には父と母がいる』という事実を小学校に上がるまで知らなかった。ぼくの親は母ひとりであり、ぼくは母の唯一の肉親だった。 #twnovels
2019-03-17 12:53:35最初の頃は一人で家に置かれている状況に不満を持っていたが、母がぼくを育てるために苦労していることを知ってからは、家の中のことを積極的にやるようになった。最初は部屋の掃除。洗濯。小学校に行くようになってからは食事の支度もやった。 #twnovels
2019-03-17 12:54:02母は、『猛(たける)、無理をすることないのよ。子供は遊ぶのが仕事なんだから』と言ったが、昼も夜も外で仕事をしている母に、家の中でまで働かせたくはなかった。 『猛、いつもありがとう』 母がかけてくれる労いの言葉が嬉しかった。 #twnovels
2019-03-17 12:54:33ぼくが小四になった頃、母は男と付き合い始めた。男は頻繁に、母と一緒にぼくを食事に連れて行ってくれた。今にして思えば、連れて行ってもらったのは安いファミリーレストランだったけれど、ぼくにとっては初めて食べる“豪華な食事”だった。 #twnovels
2019-03-17 12:55:36けれど、ぼくは二人の仲を素直に喜ぶことはできなかった。なぜなら、二人の関係は公にはできないものだったから。男には、妻と二人の子供がいた。母と男の関係は不倫だった。それでも、幸せそうな母の顔を見ると、二人の関係を咎めることはできなかった。 #twnovels
2019-03-17 12:56:09母の帰りが遅い夜には、食事の支度だけしておいて、ぼくは先に寝かせて貰っていた。その夜もぼくは、母の帰りを待たずに一人で布団を被っていた。夢現の中で玄関の鍵の開く音を聞き、(母さん、お帰り)と声に出さずに母を迎えた。起き出すと、寝不足を心配されるから。 #twnovels
2019-03-17 12:57:35けれど、その夜は普段と少し違っていた。 「どうぞ、狭いところですけれど、お上りになって」 いつも一人で帰ってくる母が、誰か連れてきたらしい。 「お邪魔します」 聞き覚えのあるその声は、母の不倫相手のものだった。隣の部屋との間の襖が開く音がして、少しして閉じた。 #twnovels
2019-03-17 12:58:08母が、ぼくが眠っていることを確認したのだろう。不倫相手をアパートに連れてきたことはそれまでなかったが、付き合っているのだから不思議なことではない。八割方眠っていたこともあって、ぼくはそのまま夢の世界へと降りていった。 #twnovels
2019-03-17 12:58:41母の悲鳴を聞いた気がして、ぱっと目を開いた。豆電球だけが照らす暗い部屋の中は、普段と変わらない。何も聞こえない。ただの夢かな。そう思ったぼくが布団を被ろうとした時、今度ははっきりと母の声が聞こえた。 「あ、ああぁ、勒朗(ろくろう)さん、あ、あぁ」 #twnovels
2019-03-17 12:59:11母の声。一気に目が覚め、緊張する。隣の母の布団はぺしゃんこのままだ。隣室に人の気配。けれど、声は聞こえない。いや。 「あ、あぁ、あん、あぁ」 間違いない。母だ。しかし、悲鳴とは違うようだ。初めて聞く母の声。 #twnovels
2019-03-17 12:59:43ぼくは、音を立てないように寝室と隣の部屋を区切っている襖に近寄った。 「あん、あ、ああん」 母の声は断続的に聴こえてくる。ほんの数ミリメートルの隙間から、隣室の光が漏れている。けれど、向こう側はほとんど見えない。音を立てないようにそっと、襖の隙間を広げた。 #twnovels
2019-03-17 13:00:10その幅が一センチメートルほどになった時、母と、不倫相手の様子が見えた。ぼくは息を呑んだ。二人とも全裸だ。まだ三十歳前の母の白く美しい肌が横たわっている。そして、膝を立てて脚を開いた母の股間に、不倫相手は頭を突っ込んでいる。 #twnovels
2019-03-17 13:00:43「あ、ああん、あぁ、勒朗さん、あぁ、もっと」 ぺちゃぺちゃという音。汗に濡れた身を捩る母。 「あまり声を出すと、猛君に聞こえるよ。隣にいるんだろう」 「だ、だって、気持ち良すぎて。あぁ」 母の裸は見慣れていた。けれど、その時の母は普段よりずっと美しかった。 #twnovels
2019-03-17 13:01:17やがて、不倫相手は顔を上げ、母の脚の間に身体を入れた。その股間のペニスは大きくそそり勃っていた。それが母に挿さると、母はそれまで以上に身悶え、喘いだ。 「ああっ、あっ、ああっ、あ、ああっ」 その表情は、今までに見たことがないほど、幸せに満ちていた。 #twnovels
2019-03-17 13:02:11いつしか、ぼくは股間に手を当てて動かしていた。ちんこが大きくなっている。それに気付いてパンツの中を覗くと、勃ったペニスの先端から、尿とは違う液体が滲んでいた。ぼくは襖から離れ、ティッシュペーパーでペニスの液体を拭き取り、布団に潜った。母の嬌声は続いていた。 #twnovels
2019-03-17 13:03:10それからオナニーを覚えるまで、いくらもかからなかった。ほとんど毎日、母の帰りを待ちながら、ぼくはオナニーに耽り何度も射精した。母と一緒に風呂に入る時、その美しい裸身に見惚れた。時々連れてくるようになった不倫相手との情事の声に、嫉妬した。 #twnovels
2019-03-17 13:04:41男と女の関係を続けたことの結果として、母は子を孕み、産んだ。ぼくが小六の六月のことだった。母も不倫相手も喜んだ。不義の子の誕生を簡単に喜んで良いのか、と疑問に思ったが、病院で水月(みつき)と母が名付けた妹と初めて対面した時、そんなことはどうでも良い、と思えた。 #twnovels
2019-03-17 13:05:38よく、産まれたばかりの赤ん坊は猿のようで醜い、と聞くが、水月は産まれた時から可愛い女の子だった。兄となったぼくの贔屓目かもしれないが。 家族が増えたことで、ぼくたちの生活も少し変わった。水月の面倒を見るため、母は昼の仕事をできなくなった。 #twnovels
2019-03-17 13:06:43