ライスのアニメ感想:#67 TIGER&BUNNY(6)
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TIGER&BUNNY#06「Fire is a good servant but a bad master.(火は従順なしもべだが、悪しき主人でもある)」 6話目。ファイアーエンブレムことネイサン回と思いきや、3話でのお話の続きという側面が強かった印象。
2011-05-08 10:00:273話のビルに爆弾を仕掛けた実行犯が目撃者である虎徹たちを処分しようという一件から浮かび上がってくるウロボロスの影。そしてバーナビーとの因縁も浮き彫りにというエピソードだったように思います。お話の構成的には「死」という価値観がキーワードのようにも見えました。
2011-05-08 10:03:59冒頭で初回の強盗犯が焼き殺されてますが、お話的に「死」を意識するお話だよ、という指し示しだったように思います。今後、彼らが焼き殺された理由というのも明らかになるかもしれませんが、今回の導入のために道具立てとして殺されたっていう面が強そう。
2011-05-08 10:07:06この強盗犯たちの死が虎徹たちにも波紋を呼ぶ形に。虎徹は例え犯罪者だとしても人間の命を尊重するという考えに対して、バーナビーは仕事が終わってしまえば、その当事者がどうなろうと知った事はないという考え方。人間臭い虎鉄とあくまで事務的でクールなバーナビー。
2011-05-08 10:10:58今回、一番大事だったシーンは新聞記事で強盗犯たちの死亡を知ったシーンでの二人の反応の差、だったんじゃないかなあと。とどのつまり、ヒーローというものをどう捉えているかの違い、なんでしょうけど。
2011-05-08 10:15:16虎徹はヒーローは人を守るために存在するという価値観の上で、敵の命も無闇に奪わないという事を貫いているように見えたのに対して、バーナビーは自分の敵のためにはどんな手段も辞さない危うさが見えてきたかなあと。
2011-05-08 10:19:06だからウロボロスに対しては非常に感情的だなあと。ウロボロスの一員に両親を殺され、そいつを追うため、子供の頃から必死に捜索を続けてきたと。手かがりを見つけても手が届かず、もっと深く探るためにはという計算の上でヒーローになったんだろうなあと推測されます。
2011-05-08 10:21:29だからもとより誰とも馴れ合うつもりはないし、虎徹みたいな人間は以ての外なんだろうな。「オレの復讐はオレのものだ」っていうガンソードのヴァンみたいな考えの持ち主なんでしょうねえ、バーナビー。つまりは周りが見えてない。
2011-05-08 10:24:30ということはバーナビーにとって、ヒーロー稼業は仕事でもなく、ウロボロスに近づくための手段でしかないんだろうなあ。だから人の命とかも、自分の手段にかかわってない所ではまったく無意味だから取り合わないってことなんだろうなあと。
2011-05-08 10:26:36たださっきも言ったようにウロボロスが関わると、バーナビーは感情や素の部分が出てくる人間だから、ヒーロー活動をしている時の彼とバッティングしてるかな。復讐に燃えている自分とヒーローとしての自分の折り合いの付け方が難しいように思うけど、その綻びがすでに出始めてる感じではありますね。
2011-05-08 10:29:53その綻びって言うのがプロデューサーが襲われるのを防いだあと、ウロボロスの刺青を確認した瞬間の反応がすごい顕著。今回はヒーローTVが放送してない状況での一件だったからよかったものの、あれが電波に乗ってたら、抗議されてもおかしくない感じ。公私混同であるし何よりヒーローじゃなくなってる
2011-05-08 10:34:11だからヒーローのヒーローたる自覚がまったくないって言っていいんだろうなあ。虎鉄もサブキャラのヒーローもそれぞれ理由があって、ヒーローをしてるわけだけど、「人を守る、助ける」って前提があって、やってるのに対して、バーナビーだけはなにからなにまで自分の為でしかない。
2011-05-08 10:38:11そこへカウンター的に現れた青い炎を操るダークヒーローが登場と。あれですね、スーパーマンの世界にバットマンを登場させるというアクロバットみたいな展開をして、あらためてヒーローの正義性を問いただす展開になりそう。回答者はもちろんバーナビー。
2011-05-08 10:42:54虎鉄たちの価値観は性善説に乗っ取ったヒーローなのに対して、今回出てきたヒーローは性悪説に乗っ取った対立項なんだろうなあと。未だにヒーローの自覚がないバーナビーその問いを吹っかけてきている。つまりは「悪人死すべき」なのかそうでないのかという彼の復讐にも関わってくる問いである。
2011-05-08 10:46:54いわば虎徹をとるか、ダークヒーローを取るかの二択なんだろうなあ。だから今回は「死」という重いテーマをピックアップして、ヒーローとして「人の死」を是とするか非とするかという。で、虎徹は明らかに非の立場。善人であれ罪人であれ、人が無残に死んでいくのを良しとしない。
2011-05-08 10:52:28虎徹は娘って言う、守るべき明確な存在がいるからこそ、真にそう思えるってことなんだろうなあ。もしくは何らかの理由で奥さんを亡くしてそうな感じでもあるけど。虎鉄のエピソードに関しては今後語られていきそう。
2011-05-08 10:55:18全てを失って、復讐に燃えるバーナビーと守る存在がいる虎鉄。命の尊さも、正義を語る上で、重要なテーマになってくるってことなんでしょうね。ただあんまりにも重い話になりがちだから、今回はネイサンが賑やかしでいたってことなんだろうなあ。
2011-05-08 10:57:38Ustの配信ではTV放送でCMの入る部分にスタッフや声優のインタビューが入るコーナーをやっていて、そこで脚本の方が言ってた「ネイサンは扱いやすいキャラでよく動いてくれた」っていうのも、今回のバイプレーヤー的な役割って意味なんだろうなと。
2011-05-08 11:00:05実際、ネイサンがいた事で割りと深刻な展開なのにコミカルな面が出てて、いい意味で重苦しさがなくなってたなあと。そういった挿入は見ていて安心しますよね。ガス抜きというか筋に関係ないところで今回は面白く活躍してた印象が。
2011-05-08 11:02:27でも「活躍するのは後半から」とも脚本の方は仰ってましたので、そちらも期待かなあ。他のサブキャラも早くドラマの方で活躍して欲しいなあ。今の所、ネタ的にしかキャラが立ってないからまあ、なんとも。カリーナことブルーローズとかもキャラが立ったとはまだ言いがたいですし。
2011-05-08 11:05:20今の所、バーナビーと虎徹のストーリーが強すぎて、サブキャラのエピソードがまだまだ弱いといった印象なので、サブキャラの方も積み上げていって欲しいと思うところ。せっかくどのキャラも魅力的なのだからちゃんと捌いてほしいなあと。
2011-05-08 11:07:44でまあ、バーナビーの話に戻すと次回のタイトルが「蛇の道は蛇」ということからもさっき説明した所にダイレクトに繋がってきそうなので楽しみです。
2011-05-08 11:09:22今回はいろいろ注目していくべき所が出てきました。次回も楽しみです。それでは感想はここまで。また次回に。ありがとうございました。
2011-05-08 11:12:33