桜田門の前で「I」を語れないニホンジンについて

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uroak_miku @Uroak_Miku

ギャグまんがでブレイクしたある方の、デビューまでの道のりとその後の苦闘のエッセイまんがが中学生のとき印象的で、それのバリエーションとおぼしいものが夢のなかに何種類も出てきた。 今の自分がまさに同じ苦闘の真っ最中だからか。

2019-03-21 10:47:29
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①「I」の輪郭をはっきりさせられない ② 日本語脳には異質すぎるため、入門までの基礎練習がどうしても長くなる ③ 学校で「日本語」の意識化が行われないため外国語学習の基礎体力が不足 ④「I」の自律化は、既成の体制への批判的視点を孕むため学校では扱いにくい

2019-03-21 11:08:47
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⑤ 習得困難なぶん「道」として権力構造が生じ、現状批判を妨げにかかる ⑥ 学校英語から受験英語への切り替えが迫られることで、生徒の側が開き直る ⑦ 教える人材が圧倒的に不足のため The blind leading the blind. に陥るしかない ほかにもいろいろあるとして、とりあえず並べてみたよ。

2019-03-21 11:13:53
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戦時中に作られた教科書こそが、生徒たちにとって一体化できる「I」を提示してみせている…なんという歴史の皮肉であるか! pic.twitter.com/Z1xKMRYO56

2019-03-21 11:16:46
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具体的なロールモデルが描かれる。 pic.twitter.com/8L4u5iEWRl

2019-03-21 11:18:10
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イラストのなかに「I」がはっきりと描かれる。 日本の男子小国民…ううんこの子は中一だから本当は小国民ではおかしいのだけど、とにかく「I」の姿がはっきりしている。 pic.twitter.com/sihKSnWwkZ

2019-03-21 11:20:51
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「I」が国籍も性別もばらばらになって久しい、今の教科書からすれば、むしろうらやましいほどの明確な「I」の姿といえる。 pic.twitter.com/EZb8EJPXkM

2019-03-21 11:23:37
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学校英語では「I」は形式化され、育むことは徹底的に避けられる。 ゆえに私たちはエーゴで話しかけられると困惑する。 pic.twitter.com/n1E0eA06rY

2019-03-21 11:30:01
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uroak_miku @Uroak_Miku

本当に「I」に目覚めてしまうと、英語という異視点から自分たちを、そして自分自身を語り直すことになって、最終的には日本の教育システムを嫌疑するスキを与えてしまう。

2019-03-21 00:45:27
uroak_miku @Uroak_Miku

私の「エマ」はまさにそういう「I」をそなえた子。 それでいて日本の環境に完璧に適応してしまうという、わけのわからないガイジン娘。

2019-03-21 00:46:59

おまけ

uroak_miku @Uroak_Miku

①~⑦の不可避的構造的根源的困難があるにも関わらず、語学にはバイパスが存在するゆえに果て無き夢が輪廻する。 幼いうちにその言語に浸しておけば、楽々身に付けてしまう――①~⑦を乗り越えてしまう(気がする)。 私はだめだったけれど子や孫は…こうやってねずみ講は続いていく。

2019-03-21 12:16:02