魔法学校ネタまとめ

picrew #魔法学校入学手続き さんで遊んでたら妄想がムクムク膨らみました。 全員なぜか「マンドラゴラ愛好会」に引き込まれる運命にあるみたいですよ。
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じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

Picrewの「魔法学校入学手続き」でつくったよ! picrew.me/share?cd=ESUJJ… #Picrew #魔法学校入学手続き マンドラゴラ研究の第一人者を目指してるそうですよ。

2019-03-25 12:46:32
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

幼少より家の庭で栽培されているマンドラゴラに興味を持っていた彼は、ある日姉にこう尋ねた。

2019-03-25 13:03:30
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

「ねぇ、どのマンドラゴラがいちばんおいしいの?」 姉はその無邪気な問いに眉尻を下げることしかできず、「学校に行けば教えてもらえるかもよ」と誤魔化したのだった。

2019-03-25 13:20:43
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

しかし姉は知っていた。 学校に行ったところで彼の問いへの答えは存在しないのだ。 そう、マンドラゴラは食べ物ではない。 精霊を召喚する際の触媒として魔術的加工を施すことはあっても、決して口に入れることはない。 どのマンドラゴラでも、決して、口にすることはない。

2019-03-25 18:53:43
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

月日が経ち、魔法学校へと入学した彼はその事実を知ることとなったが、落胆することはなくむしろマンドラゴラへの興味を一層燃え上がらせたのだった。 「食べられるマンドラゴラがないなら!それを作るのが自分の役目だ!」

2019-03-25 20:10:45
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

Picrewの「魔法学校入学手続き」でつくったよ! picrew.me/share?cd=rur0Y… #Picrew #魔法学校入学手続き 魔法使いたちの間にもきっと「邪気眼」的なものは存在すると思う。

2019-03-25 22:05:03
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

ついに魔法学校に入学した。 これで憧れの召喚術士としての第一歩を踏み出した。 かのように見えた。

2019-03-25 22:09:51
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

カリキュラムの説明を受けて愕然とした。 召喚術の授業を受けるにはまず低学年で精霊概論・触媒概論を、中学年で召喚呪文概論を修得しなければならない。

2019-03-25 22:23:23
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

高学年になれば精霊召喚学の講義を受けることができるが、付随する触媒学・精霊学・霊獣学・人工精霊概論・キマイラ概論・精霊音声学の講義を受けなければならない。 これらの講義を受けるには、触媒取扱3級を個人で取得しておくことが条件となる。

2019-03-25 22:33:48
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

召喚術から利益を得ることは困難を極める。触媒が無ければ精霊の召喚は成り立たず、高価な触媒を要する召喚を行い続け大赤字を出してしまう召喚術士も少なくない。 また、精霊を召喚することと、使役することとは別の問題である。

2019-03-25 22:52:11
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

召喚が成功したからといって精霊が術者に従うとは限らない。精霊言語による交渉で精霊の力を借りるまでが「召喚術」の一連の流れとなるのだ。

2019-03-25 22:57:11
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

召喚術は、儀式開始から術の発動までに最も時間と労力と財力がかかる魔術であるため、よほどカネと時間を持て余した貴族の間でしか研究がなされていない。

2019-03-25 23:00:33
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

それほど裕福ではない自らの家系を少しだけ呪った。 自分とは違う種族と心を通わせることに興味があった俺は、召喚術とは違う方法でその道を模索することにした。

2019-03-25 23:05:01
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

ある日、学校の裏庭で奇妙なヤツを見かけた。 やたらに古臭く無駄にデカい絨毯を地べたに直接広げ、真ん中にちょんと胡座をかき、これまた古臭い本を読んでいる。絨毯のほとんどを占領しているのが、ポコポコと置かれた小さな鉢植えの群れ。

2019-03-25 23:12:57
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

学校内で怪しい商売でもやっているのかと横目でやり過ごそうとした時、鉢植えを文鎮代わりにした手書きのチラシが目に入った。 「マンドラゴラ愛好会!会員大募集!」 俺は「これだ!」と思ってしまった。

2019-03-25 23:20:19
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

本当は魔法学校なんて行かずに商売の勉強をしたかった。 けれど親戚中の猛反対を受けて仕方なく入学することにした。 商売をやるための商材探しや人脈作りの為と割り切るしかない。

2019-03-26 20:13:19
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

イチから商いをはじめたい。 魔法用具や箒や書籍など、先駆者やフォロワーが多い商材を取り扱うのではなく、ニッチなところを狙っていくのが賢明だろう。 多くの人たちをあっと驚かせるような、それでいて身近で親しみのあるもの……。

2019-03-26 20:21:16
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

商材探しのネタになるだろうと受講していたとある授業で、私はとんでもない存在と出会うことになった。 植物なのにもかかわらず、動物のように動き回り、顔を持つ。どこか憎めないその姿に私は驚きと期待を抱いた。 なるほど、これがマンドラゴラ。

2019-03-26 20:53:15
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

もはやこの血筋は「呪い」なのではないのだろうか。 万物を読み解き、ありとあらゆるものを自らの手で創り上げる「錬金術」――それは自然の摂理という名の偉大な書物の神秘を、力づくでこじ開ける冒涜の技術なのだ。 少なくとも彼はそう思っている。

2019-03-28 01:23:09
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

古くから錬金術師の家系である彼にとって、キマイラやゴーレム、フラスコの中の小人などの「仮初の命」は身近であった。 それと同時に、術士の杖の一振りであっけなく崩れる命の歪さに得体の知れぬ恐怖を感じ続けてきた。

2019-03-28 01:29:01
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

また、彼は人間の強欲さにも怯えていた。 人間の使う「科学」というものは錬金術と親和性が高い。錬金術の技術を応用させ、人間に立ち混じることによって彼の家系は紡がれてきた。それに故に人間の強欲さに呆れ果てる両親の背中を何度も見てきたのだ。 家の中にも、家の外にも、恐怖は満ちている。

2019-03-28 01:37:15
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

両親から錬金術だけを教わりながら生きていくのだとばかり思っていた彼にとって、魔法学校への入学は二度とない僥倖だった。 彼は、錬金術師である良心の元を離れ、錬金術によってもたらされていたありとあらゆる恐怖から自らを解き放とうと決断した。

2019-03-28 01:46:22
じゅわき(ツインバスターライフル装備中) @juwakisan

しかし、困ったことに「仮初の命」ばかり見てきた彼は、本物の命の扱いを全く知らなかった。両親以外の魔法使いにもほとんど会ったことがないため、友だちの作り方もわからない。 どちらに対しても興味はあるが、ふれ合い方がわからないのだ。

2019-03-28 01:51:39
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