「令和」と中国古典について

同種のまとめはあるのですが、少し趣きを変えてまとめてみました。
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emirin。 @emirin70746543

蘭亭序の冒頭に似ている

2019-04-01 11:48:32
みらい@『 』 @mri7_pgh11

令和って言われるとどうしても蘭亭序の最初の永和九年を思い出すのは私だけか?

2019-04-01 11:52:13
r.tamura @launcher_test

万葉集の梅の花の序文か、蘭亭序を思い浮かべた。

2019-04-01 11:54:18
ぼくさー @boxeur0211

アホだから中西進しか思いつかない。 ci.nii.ac.jp/els/contentsci… 21fukurou.com/n_sch/n_sch.ht… 論文もある。 中西進「六朝詩と万葉集――梅花の歌をめぐって――」『万葉と海彼』(『万葉集論・第三巻』講談社、1995年) pic.twitter.com/y3TEJaswAC

2019-04-01 12:00:11
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スメラミコト @sumeramikoto22

日本古典初の出典というけれど、『文選』に「於是仲春令月、時和気清」とあり、この序文自体も漢籍を踏まえて作られてるんだよな。最初から『文選』出典で良くない??

2019-04-01 11:58:44
yura @tadamamoyurani

確かに、「日本の」古典によるのかもしれないけど、漢文による序の中の一節が典拠だから……しかも梅花宴歌の序は王羲之の蘭亭集の序をリスペクトして大伴旅人が書いたものだから!

2019-04-01 12:01:19
Akiko Saito @saito_akiko

元号は(初めて日本の古典)万葉集から引用とのことだが、巻五の梅花の宴の序。この序はあの、王羲之「蘭亭集序」などに拠っています。

2019-04-01 12:01:31
Archer @Archer12521163

『藝文類聚』に引用される後漢の張衡の賦に「於是仲春令月,時和氣清」とあるが…?

2019-04-01 12:01:32
伏見りんたろう @Frintarou

張衡「帰田賦」(文選巻十五)の「仲春令月、時和気清」だと考えておこう。

2019-04-01 12:02:29
平林緑萌 @moegi_hira

『万葉集』の「令月」は中国古典からの引用ですね。『儀礼』の「士冠礼」などに見える。やはり中国古典からは逃れようがないのだなぁ。

2019-04-01 12:05:21
Hiroshi.O @HR_AT567

「令月」はよい月。『文選』張平子の帰田賦に「於是仲春令月、時和気清」とある。

2019-04-01 12:08:26
GEISTE @J_geiste

この万葉集の文言「初春令月、氣淑風和」については、蘭亭集序「是日也、天朗気清、恵風和暢」がすでに出典として指摘されてるんだが、これは…

2019-04-01 12:11:11
Archer @Archer12521163

岩波文庫さん、これを受けて『文選』賦篇を緊急出版ですよ!

2019-04-01 12:29:15
山田崇仁 @TakahitoYamada

元号の出典。一義的には万葉集になっているけど、出典のイベントは蘭亭のアレを踏まえたものだし、文からも蘭亭集序の改変なのは明白。本来なら題辞とあるところを序としてるのも、蘭亭序をリスペクトしたものじゃないのかなあと思う。

2019-04-01 12:40:21
山田崇仁 @TakahitoYamada

んで、王羲之のこれも、張衡「帰田賦」を踏まえたものだし、張衡「帰田賦」すらも礼記の月令を踏まえている。

2019-04-01 12:41:28
山田崇仁 @TakahitoYamada

こういう典拠のある文章を踏まえて書く(典拠が持つイメージを借りて、文に彩りを添える)営為こそが、中華の文人のスタイルであり、それを踏まえた万葉集もまた、漢字文化圏的な営為に則った部分があるということになる。

2019-04-01 12:45:40
岩波文庫編集部 @iwabun1927

新元号「令和」の出典は、『万葉集』の「梅花の歌32首」の序。太宰帥の大伴旅人邸で梅花の宴が開かれ、太宰府官人などが歌を詠んだもの。序は旅人自身が作ったとされています。「あたかも初春のよき月、気は麗らかにして風は穏やかだ。」(『万葉集(二)』☞ iwnm.jp/3000559pic.twitter.com/rYkGpMKEXT

2019-04-01 14:35:57
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岩波文庫編集部 @iwabun1927

新元号「令和」の出典、万葉集「初春の令月、気淑しく風和らぐ」ですが、『文選』の句を踏まえていることが、新日本古典文学大系『萬葉集(一)』iwanami.co.jp/book/b325128.h… の補注に指摘されています。 「「令月」は「仲春令月、時和し気清らかなり」(後漢・張衡「帰田賦・文選巻十五)」とある。」 pic.twitter.com/wBqpNVWN0M

2019-04-01 14:55:42
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岩波文庫編集部 @iwabun1927

「令和」の句を含む後漢・張衡「帰田の賦」。たとえば『文選詩篇(二)』☞ iwnm.jp/320452 では、こんな風に訓読されています。 「仲春の令(よ)き月、時は和らぎ気は清し」。 pic.twitter.com/gk1v7U0U3p

2019-04-01 15:10:16
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tomo_tsubaki💉💉💉 @tomo_tsubaki

令月 よい月。 〔儀禮、士冠禮〕令月吉日。 〔張衡、歸田賦〕仲春令月、時和氣淸。 〔孔子家語、冠頌解〕頌曰、令月吉日、王始加元服。 pic.twitter.com/JOjWP6h8VO

2019-04-01 12:30:28
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平林緑萌 @moegi_hira

【令和の典拠まとめ】 ・直接は『万葉集』の「梅花歌三十二首幷序」(大伴旅人が書いたか?)とする ・「令月」は『儀礼』士冠礼などにも見える古い語 ・そもそも『万葉集』の当該部分、後漢の張衡「帰田賦」の「於是仲春令月、時和氣清」とクリソツでは? ・大伴旅人は『文選』を読んでたっぽいね

2019-04-01 12:37:17
平林緑萌 @moegi_hira

王羲之や昭明太子も絡んでくる壮大なスケールの元号ですごくいいなこれ。考案された先生はどなただろう。国書という発注も満たしつつ、紀元前からの流れが美しく、本当に素晴らしい元号だ。

2019-04-01 13:14:06
平林緑萌 @moegi_hira

『礼記』月令に「命相布德和令、行慶施惠、下及兆民」とある。

2019-04-01 14:34:43
平林緑萌 @moegi_hira

日本で成立したものを「国書」というカテゴリで定義する人がいても構わないとおもいますが、「令和」の出典部分が明確に張衡の「帰田賦」を踏まえているのも事実なんですよ。「国書」を強調するあまり、東アジア文化圏における古代日本の知識人のあり方が矮小化されることこそを僕は恐れますね。 twitter.com/qqt25feyvnezbe…

2019-04-02 08:44:35
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