190406「D-lab東京ギャラリー「隠れた都市の姿」ギャラリートーク「ノーテーションの射程」 #tkg_0406 」

MADE IN KYOTO Design Lab 隠れた都市の姿──文脈と創造を架橋する映像 会期|2019年2月22日[金] – 5月12日[日] 会場|KYOTO Design Lab 東京ギャラリー 続きを読む
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Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: ある人を調査する場合、誰かが持っているコンテクストをどのように自分ごととして捉えられるのか、その際に映像を通じて再認識するためにあるのではないかということです。 #tkg_0406

2019-04-06 15:27:52
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

Sarah Pink "Doing Visual Ethnography" amazon.co.jp/Doing-Visual-E… #tkg_0406 twitter.com/ynbr/status/11…

2019-04-06 15:27:53
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: この使い分けが映像デザインにおける重要な視点だと思います。さらにSarah PINKは、映像を用いた研究とは客観的な記録としての映像ではなく、主観的なコンテクストを構築することだと記述しています。 #tkg_0406

2019-04-06 15:26:53
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: ドキュメンタリー運動はイギリスで起きている。運動の中心人物であったジョン・グリアスンは、芸術は鏡ではなくハンマーだ、主張をもって使うべきではないかと声を上げています。制作者の考えを伝える必要な素材を記録として抑え、その素材をある秩序のもとで作品化すると。 #tkg_0406

2019-04-06 15:30:30
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: ドキュメンタリーの現在において、オブザベーション・シネマについてお話しします。映像作家自身が探求するすべとして制作する映像です。作家の態度や痕跡を記録したものですね。 #tkg_0406

2019-04-06 15:31:29
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: ここでは先にメッセージがあるのではなく、発見をいかに共有するのかに重きが置かれているものです。フレデリック・ワイズマンなどが有名ですね。ここではフィールドでの体験が重要視されています。映像されている人自身が体験したことを精査する、そのときに映像素材が使われる。 #tkg_0406

2019-04-06 15:32:44
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: 自分が体験したのはなんだったのかを考えるうえで、作家の思考や分析をまた映像として記録再構築することで、見るものと共有するという手法です。その上で、人間中心主義設計において、創造的な映像記録が重要性を増しているのです。 #tkg_0406

2019-04-06 15:34:28
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: フィールドでの当事者性を捉え直すメディアと、記録物が促す共感をメディアにどう配置するのかが映像デザインで今日議論されていることかなと思います。 #tkg_0406

2019-04-06 15:36:31
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: 建築家がリサーチをする上で映像をつくることが当たり前になる中で、きちんと理論的に整理してその意味を積み上げたいですね。 富永: 映像は情報量が多い。どうやって編集することが適切なのかもっと聞きたいですね。 #tkg_0406

2019-04-06 15:37:58
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

伊藤: 僕たちも後者のベクトルで建築を考えているように思う。映像からの補助線をいただいたように思います。 #tkg_0406

2019-04-06 15:38:27
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

池側: 視覚メディアのプロパーでありながら、後者のアプローチは少ないかもしれません。先駆者や実践者は、プロダクトデザイナーだったりしています。建築家のアプローチからもかなり影響を受けてるんです。 #tkg_0406

2019-04-06 15:39:34
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: ノーテーションから(再び)メディア・プラクティスへ。モクチンでプログラマとして働きながら、コンピューテーショナルデザインや建築設計の方法論について考えています。 #tkg_0406 建築学的知性3とは…

2019-04-06 15:42:00
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

中村:ノーテーションから(再び)メディア・プラクティスへ。コンピュータを用いた建築の可能性について考えています。建築学におけるノーテーションについて。ルネサンス期に建築を紙の上に描くということが生まれた。活版印刷術ができたこと、幾何学の発達などにより洗練が進んだ。 #tkg_0406

2019-04-06 15:43:18
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村:建築学におけるノーテーションとは、 ルネサンス期の建築の記述方法、図面の開発から始まります。3次元なものを2次元な線で表す、数学的に解くことがはじまり。 #tkg_0406

2019-04-06 15:43:44
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: モダニズムの中で建築を機械のように考えることが発達した。デ・ステイルやバウハウスでは、アイソメトリック図やコラージュが生まれてきます。芸術の流れが建築に流入し、21世紀ではさらに複雑な記述がはじまります。 #tkg_0406

2019-04-06 15:45:44
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

中村:20世紀前半にモダニズムがはじまる。建築の描き方のバージョンが増える。バウハウスのアクソメ図、ミースのコラージュ作品など。20世紀後半のポストモダニズムになると複雑化し、手法がオーバードライブされ表現方法が発展。ヘイダックによる2Dと3Dが混在したドローイングなど。 #tkg_0406

2019-04-06 15:47:16
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: ポスト・モダニズムの中で、J・ヘイダックは45°に降ったアクソメ図によって曲線も綺麗に扱える。リズベキンドやザハのような複雑な建築ではさらに発展しています。 #tkg_0406

2019-04-06 15:47:55
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

中村:なぜ建築家はノーテーションする必要があるか。表現の一方で他者に伝える必要があったと丸山洋志さんが言っている。論理と感性が同居するのがノーテーション。デザインのプロセスの総体としてのノーテーション。 #tkg_0406

2019-04-06 15:49:19
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: 中山洋志はノーテーションを、合理的な理論を開きながら、ある種の記述方法に収斂することだとしています。人に伝えることと考えを深めることの間に、ノーテーションがあると私は考えています。 #tkg_0406

2019-04-06 15:49:37
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: 建築学においてノーテーションは、盛り上がりは一度落ちてしまった。21世紀におけるノーテーションとは何か考えてます。ひとつは技術的な変化、コンピュータの発展が関連してます。Greg Lynnは設計をコンピュータのシミュレーションでやればいいじゃないかとか #tkg_0406

2019-04-06 15:51:03
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: 仮想的なシミュレーションだけでなく生産の視点でいうと、3Dプリンタやロボディクスと接続されてまた物理的な空間に再び落ちてきている。Mario Carpoは今日の動きを、ルネサンス期に繋がるとしています。 #tkg_0406

2019-04-06 15:52:45
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: 昨年出版されたThe Second Digital Turnでは、情報技術の発達により、人間が図面を書かなくてもいい未来が来るかもしれないと指摘している。機械が情報に合わせて、設計と生産をできるようになる、ノーテーションができるようになれば、図面とともに建築が消えるのかもしれない。 #tkg_0406

2019-04-06 15:54:24
はるろ|山をおりる⛰ @kohe13

参考)マリオ カルポ「アルファベット そして アルゴリズム: 表記法による建築――ルネサンスからデジタル革命へ」 #tkg_0406 amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%8… twitter.com/ynbr/status/11…

2019-04-06 15:55:11
Kakeru Asano / ynbr @ynbr

中村: つまり、図面が人と人の情報伝達からはじまったのだけど、機械とコンピュータが接続された未来にはどうだろうかと。 さらには、社会的条件の変化も指摘されています。Are We Human?の中では、デザインが人類をつくりかえるという反転が起きているのではないかと。 #tkg_0406

2019-04-06 15:56:50
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