深い谷間、川の中州、そこに至る道もない…俗世から離れた布原集落の”ぽつんと一軒家”を訪ねたレポが興味深い

布原駅の一日乗降客数が衝撃的すぎる
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R774@まとめ屋 @kendou774

とんでもない場所にある一軒家。川の中州にありながらも、そこに至る道は無い。ただ伯備線の鉄橋が渡っているだけだ。そして地図には『清新荘』の表記。この一軒家は一体何なのだろうか。気になったので『新見市布原集落』に行ってみた。 pic.twitter.com/Kgzx76pzcf

2019-04-10 22:50:36
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『新見市布原集落』 布原集落は新見市街地から僅かな距離にありながら、阿哲峡と言われる深い谷間に位置している。市街地の隣に険しい地形が存在するのは、起伏の激しい中国山地ならではだ。そして主要駅の新見駅から一駅の布原駅。主要駅の隣が秘境駅というのもインパクトがある。 pic.twitter.com/qX768ALEva

2019-04-10 22:52:31
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布原集落へ通じる道路は新見市道(元・岡山r8)の実質一本。市街地とは峠で隔てられている。生活路にしては狭い峠道を走ると、谷底に集落が見えてくる。そして川の対岸には布原駅。陰陽連絡メインルートの伯備線にありながら、その姿はあまりにもみすぼらしい。 pic.twitter.com/3SxAb74KEn

2019-04-10 22:55:36
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周囲から隔離されたような谷底にある布原集落。現在の住民は7世帯18人。昔ながらの建物が点在し、その雰囲気は非常に美しい。そんな中、線路沿いに『庭に踏切』のある一軒家があった。あまりにも気になったので声をかけてみると、お婆さんが出てこられた。そして色々なお話を聞かせて頂いた。 pic.twitter.com/awoL3ehUZQ

2019-04-10 22:57:31
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『この踏切は、鉄道に努めていた私の主人が貰ってきた。そして、孫のためにと実際に動くようにしていた』、『布原は昨年の豪雨で被害に合い、この家も床上浸水した。踏切も水没して動かなくなってしまった』、『(亡き主人が)この姿を見たら嘆きよる』 pic.twitter.com/ZODiLBNPar

2019-04-10 22:59:49
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『中洲の一軒家には誰も住んでないが、時々長男が来ているとのことだったので、早速中洲へ向かう。途中の集落内、お婆さんの言う通りに田圃は砂に埋まっていた。豪雨で用水が壊れて復旧もままならないそうだ 。市の財政難、一部個人負担、このような状況では復旧は難しいだろう。 pic.twitter.com/IyJPB3VaHM

2019-04-10 23:06:13
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『到達困難な一軒家』 集落の外れで道は途絶えた。そして地図で見た通り、川の中洲には一軒家があった。ただ、周囲を見渡す限り、伯備線の鉄橋以外に橋は無い。まさしく孤立した一軒家だ。すぐそこに見えるが、流石に鉄道橋は渡れない。幸いにも川の水量は少ない… pic.twitter.com/N4qwnKEko3

2019-04-10 23:09:04
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R774@まとめ屋 @kendou774

今日はここまでにしておきます。残りは明日ツイートします。お疲れ様でした。 pic.twitter.com/xbOFTaVj9m

2019-04-10 23:14:03
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懸念していた渡渉は容易だった。豪雨で川の流れが変わっていたのだ。それでも流木が折り重なり、乗り越えるのに一苦労した。何とか中洲に辿り着くと、目の前に立派な一軒家が現れた。その一軒家の脇を特急が通り過ぎていく。とんでもない場所にある一軒家だ。声をかけてみるが、当然ながら誰もいない。 pic.twitter.com/SZzbrQfvtb

2019-04-11 22:17:43
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R774@まとめ屋 @kendou774

川と線路に挟まれた場所に一軒家は建っていた。先のお婆さんによると、一軒家も昨年の豪雨で水に浸かったとのことだったが、家屋は綺麗に手入れされていた。そして、玄関には『清新荘』の立派な看板。この一軒家は『清新荘』だ。地図の表記は正しかった。 pic.twitter.com/JuvVIrTFzm

2019-04-11 22:21:34
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R774@まとめ屋 @kendou774

家の裏にはお墓があった。勿論、こちらも綺麗に手入れされていた。この一軒家の主は既に亡くなられている。時々戻って来られる長男が手入れされているのだろう。それにしても、常に響き渡る川の音、頻繁に通り過ぎる列車の音。何とも賑やかな場所だ。 pic.twitter.com/Pg7b92SScr

2019-04-11 22:24:28
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R774@まとめ屋 @kendou774

線路を挟んで中洲の反対側。過去の航空写真では耕作地が広がっていたが、今では木々が生い茂って見る影もない。今でこそ到達手段のない中洲だが、過去には中洲に渡る橋があり、更には中洲の先にも一軒家があったそうなのだ。確かに、中洲の先には藪に埋もれた一軒家が見えた。 pic.twitter.com/kLvtLoqNUH

2019-04-11 22:29:56
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R774@まとめ屋 @kendou774

しかし、何故『清新荘』なのか。帰り際、もう一人のお婆さんにお話を伺った。清新荘の意味は分からないが、時々、友達とか同級生が集まっていたとのことだ。推測になるが、一軒家は集いの場として『清新荘』と名付けられていたのではないだろうか。その真相は一軒家の長男にお聞きしないと分からない… pic.twitter.com/5MWr71Icw4

2019-04-11 22:45:12
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R774@まとめ屋 @kendou774

昨年の豪雨によって、今回の一軒家を含めて布原集落は大きな被害を被っていた。それでも、住民の方々は明るく気丈に振る舞われていたのが印象的だった。なお、 こちらのブログに中洲の過去写真が載っていました。sl-taki.blog.so-net.ne.jp/2008-06-07 pic.twitter.com/JONngopv5P

2019-04-11 23:03:15
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リンク しゅうちゃんのお出かけ日記 (No141)伯備線阿哲峡④: しゅうちゃんのお出かけ日記 今日は、久しぶりに自宅の小さなテラスでバ-ベキュウをしました。野菜、魚、肉、焼きおにぎり、そしてビ-ル でもうお腹一杯になりました。 さて、昭和43年3月、45年3月に訪問した伯備線阿哲峡の続きです。 布原信号場から1つ目の鉄橋ほ渡り西川が左の方に移り線路は右にカ-ブすると2つ目の鉄橋を渡ります。 西川の水面に機関車を映してみましたが露出不足と風が出て思うようには行きませんでした。 鉄橋の向こう側と思いますが水車小屋がありコットンコットン水車がと回っていた覚えがあります。 鉄橋を渡ると西川の中洲と思われる
R774@まとめ屋 @kendou774

とんでもない場所に一軒家がある。そこには生活がある。何故そこに住んでいるのか。どんな生活をされているのか。気になる事が尽きることはない。最後に、色々教えて頂いた布原集落の方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。 pic.twitter.com/7hE4RiWaat

2019-04-11 23:06:09
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リンク Wikipedia 布原駅 布原駅(ぬのはらえき)は、岡山県新見市西方字野々原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅である。 新見駅管理の無人駅。 線路名称上、当駅を通る路線は伯備線であるが、伯備線の列車は普通列車も含めて全て客扱いは行わない一方、新見駅を発着して隣の備中神代駅から芸備線へと直通する列車(気動車)は停車し客扱いをするため、運転系統上は伯備線ではなく芸備線の駅として扱われている。そのため、新見駅および備中神代駅の伯備線ホーム駅名標や、線内各駅の駅掲示時刻表の駅一覧では、あたかも「布原駅は伯備線に存在しない」というよう 1 user
おばた @sho1_oba

すげえ。 いろんなところがあるもんだなあ。 twitter.com/kendou774/stat…

2019-04-11 23:37:05
魚住リクオ @uozumi_rikuo

こういうまとめがあるからツイッターは面白いです。 twitter.com/kendou774/stat…

2019-04-11 18:52:33
じゅんちゃん @junchan_taruto

新見が注目されている…Twitterで始めて見た 新見といえば同級生のおばあちゃんが住んでる率がやたら高い地域という印象 昔は栄えてたのかな twitter.com/kendou774/stat…

2019-04-11 13:59:28

豆知識