「食読感覚…読書はたいへんな行為だ、と思いすぎないことです。読書についても、ちょっとフィジカルで、ちょっとメンタルな日々の行為のひとつに感じられるかどうか」多読術、松岡正剛
2019-04-19 16:46:09「雑誌…ヘッドラインはそのメディアの歌い文句をあらわしている。歌でいうならサビの部分なので、それが気にくわなければ読まないほうがいいでしょう。逆に、そのサビを無視して読まないほうがいい」多読術、松岡正剛
2019-04-20 10:50:20「それで本を読むことになるんですが、ここで焦ってはいけません。まずは目次のページを開きます。これがヒジョーに重要です。目次にはその本の最もよくできたアウトラインが示してある」多読術、松岡正剛
2019-04-20 10:55:23「読書は著者が書いたことを理解するためだけにあるのではなく、一種のコラボレーションなんです…読書は自己編集であって、かつ相互編集なのです」多読術、松岡正剛
2019-04-20 11:04:44「読むという行為は…複合行為…たとえば声もまじっているし、文字の形もまじっている。むろん文法も語法も、イメージもメタファーも、そして社会観や生理感覚もまじっている」多読術、松岡正剛
2019-04-20 11:09:19「自分の気になることがテキストの、どの部分に入っているのか、それを予想しながら読むということ…読み手は新たな時空に入ったんだという実感をもつこと」多読術、松岡正剛
2019-04-20 11:15:25「著者や執筆者のモデルの相違を感じるように…エライ人だなと思う必要はなくて、いま、この人が自分にプレゼンテーションをしているんだと思うんです」多読術、松岡正剛
2019-04-20 11:21:25「コミュニケーションでは、メッセージが通信されているのではなく、意味を交換するためのエディティング・モデルが動いている」多読術、松岡正剛
2019-04-21 08:40:01「情報は記憶構造に管理されるのではなく、編集構造として動的に維持されると考える。そしてその編集構造が変化しながら記憶を変容させている」多読術、松岡正剛
2019-04-21 08:44:09「私たちは取り交わされる情報のやりとりのプロセスで…似ていそうだと思える編集構造の断片やエディティングモデルになりそうなものを互いにさぐりあいながら交換しあっている」多読術、松岡正剛
2019-04-21 08:47:40「読書というのは…著者が書くモデルをつくったところへ、読者は自分のもちあわせているエディティングモデルを投げ縄のように投げ入れて、そこに読むモデルを括って、自分のほうに引き上げ、何かを発見していくことなんです」多読術、松岡正剛
2019-04-21 10:08:33「読書というのは平均的なことをするわけではない、と強く思うことです。それにはいつも、自分の読中感覚、をできるだけ多様にイメージすることです。ラーメンを食べるときはラーメン屋に行って箸を使い、フランス料理を食べるときはレストランでナプキンをかけて…」多読術、松岡正剛
2019-04-22 09:37:05「世界中の本は総じて、書物の海や、テキストの森を脈々と形成しているわけですが、ということは、そのあいだのどんなものも本にもテキストにもなりうるということです」多読術、松岡正剛
2019-04-22 09:52:43「そもそも思考や表現の本質はアナロジーであり連想であると思っている…科学も小説も、人文も芸術も…どんなことも堅く考えていないんですね」多読術、松岡正剛
2019-04-22 10:51:49