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あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
えー、何の因果か不肖あでのい、この2019年にケロロ軍曹にどハマりして、そりゃあもう夢中になっちゃっているのはフォロワーの皆様には既に周知の通りな訳で、今の所原作漫画29巻分とアニメ劇場版5作まで完了した所であります。
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で、漫画の方の何がそんなに素晴らしいかはその内ガッツリとブログの方でまとめるつもりなんだけど、折角なので劇場版の中で個人的に一番面白かった「超劇場版3 ケロロ対ケロロ天空大決戦」についてちょっくらついったの方でしっかり語っておこうかなー、と。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
いやストーリーもスゲー良かったっていうか、普通にエンディング泣いちゃうくらい感動したんだけど、今日話しておきたいのは何かって、この映画の山場が「ロボットアニメ」としておよそ完璧だったってことなんすよね。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
前提的な話としてまずそもそも「ロボットアニメの魅力とは何ぞや」という話を少しだけしとくんだけど、ザックリ言うと「人が乗って操縦する巨大人型ロボット」っていうガジェットが「少年少女が世界と対峙するための舞台装置」として凄い優秀なんだよね。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
物語の1つの類型として「少年少女が困難に立ち向かい、乗り越える」という型があって、そん時に重要なのは困難およびそれと戦うための力をどうするかという点で、これを何に設定するかで物語のジャンルがある程度規定される。
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「困難」ってのは換言すると「世界の理不尽さ、不条理さ」でもあり、故に少年少女たちは「世界と対峙するための何か」が必要になる。
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場合によっては困難が「弱小貧乏野球部にいる自分と名門野球部にいるアイツ」で力が「豪速球を投げれる左腕」だったり、困難が「女の子が謎の化け物に襲われるのに巻き込まれる」で力が「その女の子から渡された不思議な能力」だったり、そこは作品それぞれ。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
で、「侵略者来襲」とか「戦争」とかのデカい話になれば当然その分「力」の方もある程度大きくなきゃならんのだけど、そん時に「ロボット」ってのが、操縦者の身体の拡張でありながら決定的に本人自身の力ではないという、どっか操縦者本人と完全に同一視されない辺りの距離感が絶妙なんだよね。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
少年少女の本来的な「無力さ」に対して、「人間の形をしたデカくて強い乗り物を操縦する」というのが「世界との対峙」までのスムーズな導線になるんですよ。設定的にもビジュアル的(ここ重要)にも。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
で、こっからケロロ軍曹の話なんだけど、ケロロ軍曹のキャラクターの特殊性に「大人」と「子供」の立場をかなり自由自在に行ったり来たりしてるという点がある。もうちょい正確に言うと、冬樹や夏美ら地球人の子供たちに対して、「年上」としても「年下」としても振る舞う。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
ケロロらは「地球外星系から地球侵略のためにやってきた軍人」であり、設定としての立場上は成人男性な訳である(モアちゃんからはおじ様呼びされてるし)。だからケロロ達は冬樹らに対し宇宙文化や技術を紹介する時は先導役、兄貴分役を担うし、事件が起きて戦う時は冬樹達を守る側の立場になる。 pic.twitter.com/jgnxmRBbzn
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一方で、ケロロは冬樹と夏美から面倒を見られたりお仕置きされたりする「年下」的存在でもある。宇宙人のケロロは1人で買い物ができないため模型店には冬樹に連れて行ってもらうし、家の手伝いをさぼり侵略という名の悪戯をしては夏美に叱られている。そんな時はケロロは彼らの擬似的な「弟」となる。 pic.twitter.com/rNieIIpIqr
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この「大人」と「子供」の自在な行き来には、ケロロらのビジュアルが演出面でかなり大きく寄与している。単純な話としてケロン人の体格は地球人にとっては小動物か幼児のようなものなので、冬樹らとケロロらを同じ絵の中に普通に収めると自動的に絵面としてケロロらの方が庇護対象のように映るのだ。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
直前まで兵器を手にした「少女を守らんとする力ある者」という存在だったギロロが、次の瞬間には「少女に守られる力無き存在」にスムーズに転身する。この辺にケロロ軍曹のキャラクター魅力の正体の一端がある。 pic.twitter.com/rt3n1qFxCL
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あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
で、ここまで説明した上でようやくはじめに話題に挙げた超劇3の話。内容は古代ケロン軍の侵略兵器キルルの誤作動によって生まれたケロロのクローン、ダークケロロによる地球侵略を、ケロロ小隊と冬樹達の面々が食い止めようと奮闘するというストーリー。 pic.twitter.com/C6czDPRpxh
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「大人」と「子供」、「力ある者」と「力なき者」、これらの両面を併せ持つのがケロロ軍曹の魅力と前述したが、この映画では序盤から中盤にかけて繰り返し繰り返しケロロの「無力な存在」としての側面が強調して描かれる。 pic.twitter.com/v2K8OaahKi
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元々ケロロ自身は小隊の中で(非戦闘要員のクルルを除いて)唯一単身では戦闘能力を持たない。一応ビームは出せるが、使用されるのは専らギャグ文脈でのみだったりする。この辺は漫画内でも何度かネタにされている。 pic.twitter.com/qtNPjKzW4S
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あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
(これはギャグ漫画として主人公は「トラブルメイカーだが自分1人ではトラブルを解決できない」という周囲巻き込み型キャラクターの方が都合が良い、という話ではあろう)
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
この映画では敵陣で丸腰のケロロは一貫して無力な存在として演出され、冬樹がケロロをまるで庇護対象のように扱う絵面が繰り返し描かれる。このシーンとか完全に「迷子の幼児がようやく親と再会」な構図。 pic.twitter.com/3PiZpeggSX
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で、そんなケロロと冬樹の関係を何度も繰り返した末に、ダークケロロとの直接対決のこのシーン。ここが本っ当に無茶苦茶素晴らしいんですよ。 pic.twitter.com/7Q4WkFToT7
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冒頭のケロロと冬樹が抱き合うシーンでは元来の体格差から完全にそれ以前の「冬樹→ケロロ」の庇護関係が踏襲されているが、その直後、ケロロが「無力な存在」としてのキャラクターのまま、冬樹を守るためにコアファイターのコクピットに押し込める。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
ここでケロロは「冬樹を守るために自分だけが戦う」という覚悟を決めている訳で、そこには絵面からの印象として冬樹>ケロロという力関係が保存されながら、ケロロの意思によって庇護関係が逆転している訳だ。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
そして絶対的な強者であるダークケロロに対し「力なき存在」のまま戦う意思を見せたケロロの前に、遂に「戦う力」の象徴たるケロロロボが現れる。そして始まる巨大ロボ対巨大ロボのメカ戦!
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
この一連のシーン、マジでロボット物で「主人公がロボットに乗り込む」シーンとしておよそ完璧なんですよ。「無力な小さき者が力を必要とする」「力を行使するに足る資格の持ち主であることが示される」「巨大な力が与えられる」の流れが視覚的にスムーズに描かれてる。
あでのい@17歳女子高生 @adenoi_today
実はこの前段で「皆で力を合わせて作ったRX-78-2に乗って戦う」ってシーンもあってそこも無茶苦茶良かったんだけど、とにかくこのシーンが俺の理想のロボット乗り込みシーンすぎて初見時に割とマジで本気で感動したんすよね。
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コメント

しゃけちゃづけ @DdHhhl 2019年4月23日
自分の「好き」を明確に表現できる人が羨ましい。
生き残った墺太利伊太利帝国さん @NotAustralia01 2019年4月23日
吉崎御大にとってもはやライフワークだろうし、キャラモノとして確立してっから 短中編繰り返して軟着陸すんのかなぁ… からの大長編が来るからビビる 原作の「ケロロ小隊24時」の熱さの解説もこの人にお願いしたい
16TONS@最近ゲームやってねえ @moonintears16t 2019年4月23日
ニコ厨の皆さん…聞こえますか…もうたつき降板の黒幕吉崎説を止めろとは言わん…ケロロ軍曹を吉崎先生へのヘイトとして使うのはやめろ…頼む…やめろ…
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