就職の悪い大学の生物系学部は高専に学べ!

理科好きの中学生必見! 2011 GW。連休明けはもう通勤・通学電車が空いていて、大学生は講義に出なくなり、5月病がどうのこうのというつぶやきが聞こえる。そのことと、「大卒学歴=シグナル」説と、過熱する就職活動は無縁ではないように思える。C57BL6nippon先生が、高専のカリキュラムの強みを解説する。
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☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

どうして大学生新入生は、四月のテンションを五月まで維持できないのだろう、という謎としての五月病。

2011-05-09 09:02:43
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

初志貫徹とはよくぞ言ったものだ。高い志をもつことができる能力、その実現に向けて研鑽を持続する能力。古川宇宙飛行士はやはりかっこいい。

2011-05-09 09:12:19
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

大学に合格することが目標、企業に採用されることが目標・・・それでも終身雇用の枠組みの中でなら、十何年かけて自己実現と自己研鑽の道は、細くなかった。

2011-05-09 09:18:44
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

よくよく考えたら、高専(4・5年次)からの振り替え単位ですべてのB3~B4までの座学の必要単位数はるかに超えてたから、実習とセミナー形式の授業以外学部の授業なんて受けたことなかった。そりゃぁ、8限目までfullに使って4年次まですべて必修単位だしなぁ

2011-05-09 09:28:54
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

高専っていうシステムは、中学出てから5年間でとりあえず使えるレベルの社会人(主に工場・開発研究所)を量産するには非常に良いシステムだと思う。ほとんどすべての単位が必修で、1個でも落とすと即留年だったけど。僕の出身高専の機械科は、4年次で約半分にまで人数が減るのが当たり前だった。

2011-05-09 09:34:31
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

ちなみに、同学年で2回留年した場合や、3年次までに2回留年した場合、4・5年次で2回留年した場合は、問答無用で退学というルールがあったので、機械科の学生が3年生で半分留年しても、総数としての学生数はあまり変動しない。生物工学科も1/4は卒業できない人が発生してたなぁ

2011-05-09 09:39:58
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

@piyota0 僕が在籍していた時点では総合学科制のある高専は、母校の八代高専(今は合併して廃校)のみでした。分子○○生物工学科とか、よくわからない専門課程を作り過ぎてる感は否めないですね。

2011-05-09 09:43:16
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

@piyota0 ちなみに僕が在籍してた時点でも(おそらく今でも)、”寿退学”ルールがあって、旧態依然とした『学生の本分は勉学である』と地で貫き通すシステムです、高専って。

2011-05-09 09:46:32
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

最後に、高専だと3年次生までは専門科目の他に、大学でいうところの教養科目(英語、数学など)と、他学科科目という単位が存在する。つまり生物科でも、機械科や情報処理科、土木科の授業(2年次までの内容)を必修させられる。僕も機器製図や測量の基礎を習わされたけど、何の役に立ったかは不明

2011-05-09 10:13:31
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon 分野により就職のよいところとよくないところの差があるせいで、産業界からの恩恵にありつけなかった感があります >高専 GWあけに講義室がガラ空きになる4年生大学生よりも、どうかんがえても「はるかにマシ」だと思うんだけれども。

2011-05-09 12:04:49
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon 「大学教育の使命は学問の入り口を示すことで、学生は自発的に興味のある分野の学問を掘り下げて学ぶ」というタテマエは、ごく一部の「変人養成型」旧帝大以外では、とっくの昔に都市伝説になってしまいました、とさ。一単位15時間の講義に同数の予習と同数の復習、とか

2011-05-09 12:07:12
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon しかもそうやって養成された「変人」は、つい大学院に進み、ついPhDを取得したあと、新卒一括採用の波に乗り遅れて「余剰博士」として社会から社会不適合宣告を受け、高学歴ワープア道を邁進するんです。なんてこったい。

2011-05-09 12:10:19
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

@piyota0 ちょっと知られていないかもしれませんけど、高専って就活ってないんですよね。企業側が「今年は何人ください」と言ってくるので、学内選抜と簡単な面接で就職決まります。『あの高専なら大丈夫』という考えが、企業側にあるみたいです

2011-05-09 12:20:06
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

僕が在籍していた頃の生物工学科は、他学科から『高専のお荷物』と言われているような学科だったけど、それでも求人倍率は4を切ったことなかったし、外資を含め大手企業からも「今年は何人下さい」と高専詣があった。就職ってだけを目的にするなら、大学行くよりも高専の方が目的達成率は高いと思う

2011-05-09 12:24:18
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon それは僕も初耳です!それはいいしくみですね。とくに「就活」そのものが大学教育に影響を与えるようになっている昨今では。今後ますます高専生の、「プロ人材」としての価値があがるような気がします(だって大学生べんきょうしないんだもん)。

2011-05-09 12:26:22
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

@piyota0 高専5年生は4年次の3月くらいから夏休みまでの短い期間中に、ほぼ100%就職先が決まります。卒論もちゃんとあるので、逆に就活で研究時間潰すなんて許されない雰囲気ですね。僕は大学編入だったので、ちょうど今の時期に編入試験受けてました。

2011-05-09 12:29:19
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon 中学生の時点でしっかり人生選択できた学生=高専生ってことですよね。鉄は熱いうちに打て、ともいうし・・・。モラトリアム(=4年生大学生の学生生活)が人生を豊かにするっていう「いい時代」は、実は5年前くらいに終わってしまったんですねぇ〜 しみじみ

2011-05-09 12:30:25
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon すくなくとも大学・大学院修士の生物系の就職難と、生物系PhDの「余剰博士感」は半端ないので、大学教員としてはなんとかしたいと思います。

2011-05-09 12:33:40
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

高専からの大学編入って、センターも必要ないし、学科試験があるところも少ない。あっても英語と専門科目とあとは面接だけ。東大とか一部の旧帝大は、2年次編入になるけど、ほとんどの大学は3年次編入だし、ほとんどの大学の編入倍率は1.0付近。大学進学するにしても、実は高専の方がはるかに有利

2011-05-09 12:34:39
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

@piyota0 高専の就職システムの一番の功罪は、『学内選抜』です。学内で選抜された人間しか、企業からの面接に行かせてもらえないので、余った人間は大学に行くしかなくなります。ただ、学内でも選抜されるので、企業からの評価はおおむね高く、「また来年も」という形で続いていきますが。

2011-05-09 12:39:05
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon 「学内選抜」のしくみは、一昔前の大学の有名ラボの就職システムに似てますね・・・企業人事担当者から、教授に直接求人が来るシステム。機械工学系、化学系ではまだあるみたいですね。生物系は、国内製薬会社の体力低下とともに、そういうのは絶滅寸前みたいです。

2011-05-09 12:42:30
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

@piyota0 高専へ企業から求人が来る場合、ほとんど『高専枠』というのを別に設けてます。面接日も大卒とは全く別です。研究系の職を募集していないような厳しい製薬企業も、”工場は止めるわけにはいかない”ので『高専枠』が消えることはほとんどありません。

2011-05-09 12:54:57
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

高専の頃、応用物理の先生が、『ここ(高専)は歯車を育てている。ただし、優秀な歯車だ』と言っていたのを、当時は「何てこというんだこの爺」と思っていたけど、自分が求人出す立場になった際に『優秀な歯車がいないと、研究もできない』と気付いて、歯車教育を受けたことに誇りを持つようになった

2011-05-09 12:59:08
☆★圧倒的に成長したヌー卜リアは力ピバラと区別がつかない★☆ @piyota0

@C57BL6nippon すばらしいです (「・・・ただし優秀な歯車だ」)。それって、個性重視の「世界に一つだけの花」的なゆとり教育の思想の、強烈なアンチテーゼですね。医学部における臨床医教育も、まず新人としてトップダウンでチーム医療に参加するところが、歯車的で似てます。

2011-05-09 13:03:07
ウエストエンドヒーローは居ません @C57BL6nippon

ちなみに高専ツイートで補足。僕の母校の高専は、1年生は全寮制になっている。その寮生活では、毎日8時から11時30分まで、誰とも話すこともできず、テレビ・PC・ラジオもつけられず、寝ることも許されない状況で自習をしないといけないってのがある。そりゃあ優秀な歯車にもなるわさ

2011-05-09 14:51:46