[R-18]「六等分の花嫁」ってヤンキー六人兄弟が女を共有妻にする話かと思ってました

いや思うよなあ!? え、何その目…え…おっちゃんだけ? いや、だって…だってさ…。
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帽子男 @alkali_acid

次男がおずおずと花嫁に訊く。 「ちげぇよな?お前がチビとか…」 「…兄ちゃ…ごめ…なさ…だまして…」 「ち、ちげぇよな…うそだよな?」 「…花嫁…見つけられな…でも…兄ちゃん達に…弓姉ちゃんと…戦ってほしく…なく…て…」 「ちげえよ…ちげ…」

2019-04-28 20:02:38
帽子男 @alkali_acid

OKOK。 言いたいことは解る。 いや幾ら何でも途中で解るでしょ。悪魔なんだし。 ちびの末弟がムチムチ美女になって花嫁として輿入れしてきたらそのうち気づくでしょ。 言い訳させてもらうと、ヤンキーの悪魔は本当に、本当に頭が悪い。察しも悪い。あと気持ちいいと止まらない猿だから。

2019-04-28 20:05:01
帽子男 @alkali_acid

「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」 六男は絶叫しながら甲の鎧をまとって転がって行った。

2019-04-28 20:05:59
帽子男 @alkali_acid

「ちげえよ…ちげえよ…俺がチビに…うちのチビに…ちげえって…まじ…え…膝枕気持ちよかったのも…ちげえよ…ちげ…」 次男は膝を抱いて揺れ始めた。

2019-04-28 20:07:14
帽子男 @alkali_acid

四男は鋏を鳴らしながらうろうろと回り始める。 「やっべ…やっべ…やっべやっべやっべ…」 末弟に授乳手こきをさせたことを思い出しているだけなので大丈夫です。 いや大丈夫じゃない。

2019-04-28 20:09:14
帽子男 @alkali_acid

五男は足の棘で柱をのぼり、天井にさかさまにぶらさがると、いきなり落下して床に頭を打ち付けた。 「死ぬわ…これあと何回ぶつけたら死ねんの…」 またのぼり始める。 先に祭殿の床がだめになるよ。

2019-04-28 20:11:05
帽子男 @alkali_acid

長男は遠い目をして祭殿の入り口まで歩き、はるか外輪山を見晴るかした。 「おやじ…おふくろ…男ってのは…なんなんだろうな…男ってのはよ…まじパネエな…男ってのはよ」 男全体の問題にしようとするな。

2019-04-28 20:12:34
帽子男 @alkali_acid

三男は女をにらみつける。 「ダマシだろてめえ」 「ちがう」 「俺は信じねえ!俺にチビが見分けられねえはずがねえ!ぶっ殺す!」 息を吐きかけ、歯を鳴らすと、引火して紅蓮の炎が広がる。 「死ねクソ女!」 灼熱の幕を二つに割いて一直線に矢が奔り、息の悪魔の耳元をかすめる。

2019-04-28 20:15:14
帽子男 @alkali_acid

「あ?コラぁ!!」 妖魅が振るう剛拳を、善神は紙一重でかわし、腕をかいくぐるようにして顎に鋭い掌底の一撃をめり込ませた。 「ぶべらっ!!」 錐もみ回転しながら飛んでいく男を、女はもう見向きもしない。

2019-04-28 20:17:09
帽子男 @alkali_acid

「行こう。羽の子」 おとめがさしのべた腕に、花嫁は応えかけ、首を振る。 「ごめんなさい」 「ごめんなさいって、もうやめて」 「僕…兄ちゃん達と…一緒にいる…」 「いなくていい」 「いたいから…一緒に…最初は…怖かったけど…六等分の花嫁って…今は…ちがうから…」

2019-04-28 20:19:42
帽子男 @alkali_acid

弓の善神は、羽の悪魔のそばにひざまずいて上目遣いする。 「私だって、一緒にいたいよ。羽の子」 「でも…僕、悪魔だし…弓姉ちゃんは…神様だし」 「関係ないよ。好きなんだもん」 「でも兄ちゃん達が」 「解った」

2019-04-28 20:21:37
帽子男 @alkali_acid

青黒の手が褐色の手をとって、二つの掌でそっと包み込む。 「お兄さん達。羽の子の兄弟と思えないぐらい弱くて情けないけど、鍛えれば何とかなるかも」 「え?」 「なるよ。私も。六等分の花嫁に」 「え?」 「それが羽の子と一緒にいられる方法なら、そうする」

2019-04-28 20:23:50
帽子男 @alkali_acid

◆◆◆◆ 焦茶に色づいた三対の乳房に埋もれるようにして、夜色の娘が息をあえがせている。重なる大小二つの肢体はともに菊座と秘裂から白濁を逆流させながら、汗みずくになって震えていた。 「つかよお。弓女テメーぜんぜんこっち弱ぇーじゃねーか!」 仁王立ちの三男がうそぶく。 「うる…さい」

2019-04-28 20:27:17
帽子男 @alkali_acid

ひとにらみで、息の悪魔を黙らせてから、弓の善神はなぐさめをねだるように羽の悪魔と舌を絡める。 「羽の子…よくこんなの…毎日」 「そのうち…なれるから…」 「んっ…なれないよ…すごすぎて」

2019-04-28 20:28:51
帽子男 @alkali_acid

指を絡ませ、胸と胸とを潰し合わせながら、唾液を交換し、互いのけだるい情欲の残り火を掻き立てる。 「つか次、俺の番」 次男が後ろからぬっと頭を出すと、新妻が振り返って、冷たく一言。 「今日はもうだめ。私の番」 「テメー!チビがどうしてもっつーから娶ったけどよお!」

2019-04-28 20:31:22
帽子男 @alkali_acid

長男が後ろから首に腕を回して引き離す。 「やめとけ。テメーは喧嘩だと弓女に勝てねえだろ」 「あ?何イモ引いてんだよ」 「は?俺は勝てんだよ。昨日も十回目で余裕で泣き入れさせたんだよ」 「それ喧嘩じゃねえ方だろうが!」

2019-04-28 20:33:33
帽子男 @alkali_acid

「うっぜ…」 花輪を持って六男が横からあらわれる。 「…チビ…これ好きだろ…」 ぼそぼそと告げるが、末弟じゃなかった末妹は義姉の熱烈ななつきぶりのせいで応えるゆとりもない。

2019-04-28 20:35:42
帽子男 @alkali_acid

「邪魔なんだよ」 棘のついた足で蹴りつけて、五男が入って来る。貝殻を連ねた首飾りを持っている。はっきり言って作りは雑。一部ちょっと割れてるし。 「チビに似合うだろこれ」 「あ?何してくれてんだテメー」

2019-04-28 20:37:14
帽子男 @alkali_acid

鋏の鳴る音が五男と六男の頭をゆすぶると、肘でおしのけて四男が乱入する。 「チビ!あの白い牛がガキ産んだぜ面白ぇから見んべ?」 「あ?牛?つかまじ殺すぞ」 「いやお前が死ねよ」

2019-04-28 20:39:17
帽子男 @alkali_acid

六柱の男悪魔がまたしても一触即発の空気になると、女悪魔はめくるめく喜びの中でも敏感に気取って、切なげな目になる。善神はゆっくり息を吐いて愛撫をとぎらせた。矢を摘むのに慣れたしなやかな指が義妹と己の肉穴をそれぞれ広げ、発情した雌の匂いを立ち昇らせてうたいかける。 「ほら」

2019-04-28 20:43:05
帽子男 @alkali_acid

「好きにしていいから。六等分の花嫁を」

2019-04-28 20:43:38
帽子男 @alkali_acid

六人の兄弟はなおもどつき合いつつ、二人の花嫁に群がり、欲望をぶつける。

2019-04-28 20:44:35
帽子男 @alkali_acid

OKOK。 言いたいことは解る。 幾らなんでも。幾らなんでもちょろすぎると。 言い訳させてもらうと、ヤンキーの悪魔は本当にちょろい。 六等分の花嫁がいれば、しかも二人な。もうころっとおとなしくなりますわ。 しょうがないしょうがない。

2019-04-28 20:46:06
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