- mizunotori
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「読者数」。 なろうが誇る圧倒的なメリット。ネットワーク外部性。ただし、投稿者は多重投稿ができるので、なろう以外のサービスにもある程度は作品が集まる(三ヶ所くらいが限界だろうが)。また、競争が激しすぎるのを避けて、新しいサイトで目立とうと考える投稿者もいるだろう。
2019-04-26 19:19:29「システム」。 さすがに15年前に開設しただけあって、なろうのシステムは古い。この点で強いのがカクヨムで、はてなと手を組んで新しい投稿システムを作り上げた。新サービスはカクヨムの機能を意識していることが多く、一種のスタンダードになっている感がある。
2019-04-26 19:19:29「出版社直営」。 なろうは出版社直営でないので、さまざまな出版社が書籍化オファーを出すし、コラボ企画もしやすい。出版社直営だと「その出版社からしか書籍化できない」という印象を与える(実際には他社による書籍化を禁止しているわけではないはずだが)。投稿者が多重投稿をする理由のひとつ。
2019-04-26 19:19:29逆に、その出版社からの書籍化を狙うならば、「出版社が見ていてくれる」というのはメリットになる。大企業が運営しているというのもユーザーにとっては安心感につながる。LINEノベルは、LINE自体も出版を担いつつ、複数の出版社と提携していることを表明しており、うまくデメリットを避けている。
2019-04-26 19:19:29「収益化」。 なろうにはユーザー収益化の機能がないため、そこを狙ってか収益化を売りにしたサービスが増えている。ただし、多くは広告収入を還元する形なので、サービスに一定以上の規模がなければ還元額も少ない。現状ではアルファポリスが先行しており、カクヨムも導入を検討しているようだ。
2019-04-26 19:19:30出版社直営サイトは出版で稼げればいいので広告収入を還元できるが、非出版社系サイトは広告収入そのもので稼いでいるのでユーザーに還元しづらい、という違いもあるのかもしれない。
2019-04-26 19:19:30「ジャンルの固定化」。 細かい流行の移り変わりは早かったりするのだが、全体としてジャンルが固定的な傾向はある。他サイトは「なろう系」とは別のジャンルで勝負をかけようとしている。特にエブリスタはケータイ小説文化圏からの影響があり「なろう」とは異なる雰囲気を築けている点に強みがある。
2019-04-26 19:19:30まさかの最後に「エブリスタ」の文字。 しかしその通りかも知れない。 多くは異世界、転生、VR?ものを中心としたなろう系に大別される作品群であるが、ことエブリスタにおいてはケータイ小説発祥の「現代物(恋愛系)」の素地とポテンシャルがあると思う(そしてこの系列に女性向け作品サイト群が並ぶ
2019-04-26 19:42:10いきなり増えた小説投稿サイトは、つまるところ「なろう」から奪い取りたい各社の思惑の成れの果てなのだろうか? (ただどこも分かってなさそうなのは読者を集めるが一番大変であり、かつ最重要案件の一つということ)
2019-04-26 19:55:44@nagi_tter どちらかというと、「読者数」が重要であることが分かりすぎて、読者数では戦えないと考えているんだと思います(読者数が多いほうが勝つゲームで読者数がいちばん多いサイトを倒すという無謀)。何とか土俵を変えようとしているように見えます。
2019-04-26 20:10:21@mizunotori 個人的にはLINEノベルの売り出し方を見ると、作家、あるいは人気作があれば勝手に読者が集まると読んでいる風にも見て取れます(カクヨムは成功してませんが)。 最近は電子書籍を利用する人も増えているので、新規読者は大量に眠っていると思いますが、そこを掘り出そうという姿勢が見えないなと(続
2019-04-26 20:22:08@mizunotori 承前)基本的に土俵を変えたいというのも、どうも作者を集めるという方向に見えます。なので「なろうから奪い取りたい」のかなと書きました。奪うのは作者ですね。読者が作者に付いている、と企業側が考えているのでは、という見方です。
2019-04-26 20:24:20@nagi_tter LINEノベルは、LINEユーザーという(なろうと親和性が薄いだろう)新たな読者層を取り込むことを期待しているように見えます。とはいえ過去に二度ほど似たようなコンセプトで失敗しているようなので、運営側も厳しい戦いだと思っているでしょう。
2019-04-26 20:30:49@nagi_tter 有名作者を集めるのは「そこまでしないと勝てない(あるいはそこまでしても難しい)」から、と解釈した方がいいかもしれません。
2019-04-26 20:31:30@mizunotori 作家さんたちも一部を除きどこか使い捨てっぽい雰囲気があるのを見ると、そういった方の活躍先としてのサイト運営もあるのかな、という考えも浮かびます。 (別件で続きます)
2019-04-26 20:38:37@mizunotori 承前)カクヨムやエブリスタ等の作品からアニメではなくドラマや映画になるような作品も生まれているので、「土俵を変える」にはなろう系ではない作品群をより集めたい、という思惑のあるサイトもあるのかなと思います。 (次でラストです)
2019-04-26 20:41:15@mizunotori ただ一番思うのはこの手のものは横並びで「とりあえず作っとけ」みたいなことも多いので、そこまで考えずに見切り発車しているものも多いのかな、と思っています。
2019-04-26 20:43:13@nagi_tter むしろ「なろうのランキングを上から順に書籍化すればいい」というような時代が終わって必死なんだと思うんですよね。これまでは「既にそこに投稿されている作品」を拾えばよかった。これからは「出版社の欲しい作品が投稿されるような環境」を出版社自身が用意しなきゃいけないのだろうと。
2019-04-26 21:19:14@mizunotori 「出版社の欲しい作品」の提示がないので、明確にプロデュースできるような能力がないのかな、とは思います(本当に欲しいものがあるならそれを掲げたニッチなコンテストでもすれば良い)。 つまり「売れるものが欲しい」けど「なろう系はもう飽きられてるから他ので」くらいの意見というか。
2019-04-26 21:25:04@mizunotori ちなみに私は野良作者として利用する側であるし、使いやすく自分が書きたい作風の物が多いサイトが良いのですが、読者としてはなろう系ではなく一般文芸を中心に読むので、そういった作品を多く集めるサイトができないかな? と思っておるのですよ。 なので今はエブリスタ中心でやっていますが。
2019-04-26 21:27:05@nagi_tter 出版社が求めるものって究極的には「面白ければ何でも」になるんでしょうしね。ただ、エブリスタもそうですけど、カクヨムやアルファポリスはいろんなコンテストをやっていますし、セルバンテスはコンセプトを絞ったレーベルと併せて差別化してたり、決して適当にやっているわけではないと思いますよ。
2019-04-26 21:41:44@mizunotori アルファさんはインセンティブで先行されているので今後伸びる可能性はあります(未使用です)。 カクヨムさんは読者選考がなく、もう少し読者が多ければ悪くないです。 セルバンテスさんは今のところはノーインパクトです(検索もランキングも読者がいないのも含めてかなりきつい)
2019-04-26 21:56:36@mizunotori どこもそうですが現場の一部の人のがんばりで何とかしているが、能力があり、ネットにも長けた編集者さんが少数な為に、何をどうやればいいか分からない、手探り状態がずっと続いているように感じます。 人気作等に声を掛ける、以外にはこれまでの受動的な姿勢と大差ないというか(金の卵待ってます)
2019-04-26 21:59:49@mizunotori △カクヨムさんは読者選考がなく ↓ ◯カクヨムさんは読者選考がなくなってくれて
2019-04-26 22:01:14