「電子書斎(電子工房)のつくりかた」第一回 ~知的活動の場所と目的意識を持とう!~
なぜ、その話をするのか。令和時代には「コスパの良い活動場所」が求められると思うからです。平成バブル期のように、「いくら飲んでも、経費で落とせる。ジャンジャン飲め!」、という時代じゃないから。
2019-05-04 23:36:49「電子書斎/電子工房」が、何なのか(What)、なぜ使うのか(Why)、どう使うのか(How)、順番に説明していきます。まず、「電子書斎」とは何なのか?
2019-05-04 23:39:05なぜならたとえば、「台所」にもし流しの設備がなくても、そこでコンビニ弁当をレンチンするだけでも、そこを台所と認めて良いと思います。「人間が食事を取る」という生産的な行動が本質だからです。
2019-05-04 23:45:21なお、ここでは不動産業や建築業や、それに関連する法律的な基準は考えません。不動産を売買する話ではなくて、個人の生活の話なので、個人の生産性が上がるかどうかだけを考えます。
2019-05-04 23:46:59あるいは、図書館を考えてみますと、図書館で本を読まなくても、勉強などの作業がはかどるなら、意味はあるでしょう。(なお、勉強などの作業を許容するかどうかは、その図書館の方針によります)
2019-05-04 23:48:21ここでは、何が正しい定義か、ではなくて、意味がある、または効果がある、生産性がある、という方向で考えます。そうしないと不毛なことになりがちだからです。
2019-05-04 23:49:16電子書斎の話に戻りましょう。電子書斎の条件は、電子書籍があることでしょうか? それは本質ではありません。本がなくても書斎。電子書籍がなくても電子書斎。
2019-05-04 23:50:34改めて電子書斎を定義すると、「(デジタル技術を使った、個人の)知的活動の場所」です。書斎も電子書斎も、「知的活動」という本質は変わらず、道具が電子化されているだけです。
2019-05-04 23:52:37これは「本が置いてあるだけの部屋」を「書斎」とするかどうかと、パラレルな問題です。本が置いてあるだけなら、たんなる「書庫」かもしれない。やはり、「知的活動」が行われているかどうかが、問題の本質です。
2019-05-04 23:56:01「書斎」の価値は、本の数が多いとか、会社の重役室みたいに、立派な机が置いてあるとか、トロフィーや賞状が飾られているとか、そういうことではなく、知的活動の場所として機能しているかどうかです。
2019-05-04 23:57:32会社の重役室みたいに、すごく立派な書斎を作ったとして、椅子でグルグル回って、葉巻をふかしてふんぞり返っているだけで、知的活動がないのでは、実質的に書斎の意味がないのです。
2019-05-04 23:58:54「電子書斎」においても、電子書籍(リーダ)があるかとか、パソコンのスペックが高いかどうかとか、そういうことは本質ではないのです。知的活動が実際に増すかどうかが、大事なポイントなのです。
2019-05-05 00:01:39では、電子書斎が知的活動の場所だとして、イメージしやすい具体的な例を挙げながら、「なぜ電子書斎を用意するのか」、という「Why」の話もしていきます。
2019-05-05 00:03:22まず、電子書斎の例として、「語学習得」に活用する場面を挙げます。もしかしたら、ピンと来ないかもしれませんが、「書斎」という言葉に引っぱられないために、最初に挙げます。
2019-05-05 00:04:35たとえば昔、「駅前留学」というCMがありましたが、今の時代では「自宅留学」が可能です。ネットのチャットで、外国人に直接レッスンを受けられる。
2019-05-05 00:05:52