20歳の頃に出合った女とその後の話

若いころの話を物語風にまとめました。
11
松井ドンキーノ @researcher001

俺はビールを飲んでいた。六本木にある靴を脱いで入る珍しいクラブだった。俺の家は遠いのでここで朝までビールを飲もうと決めていた。しばらくすると女が店に入ってきた。足にまとわりつくような細いスカートを履いていて、髪が黒くて眼が丸く大きな女だった。俺は女に近づいて言った。

2011-05-08 21:11:48
松井ドンキーノ @researcher001

「ねえ、小便小僧って知ってる?」 「知ってるよ」 「あれはベルギーの英雄の像で、なんで英雄かっていうとそいつは小便で爆弾の導火線についた火を消したんだ。だけどその像はもう何百年もずっとあるから、英雄という意味なんてとっくになくなってただ尿を出し続ける像になっていていたんだ。

2011-05-08 21:12:15
松井ドンキーノ @researcher001

そのことに芸術家がイライラしたんだろう、俺の考えではその芸術家はビールを吐くまで飲むべきなんだが、飲まなかったから変なことを考えたんだ。この小便小僧にブリーフをはかせたらどうなるだろうって。

2011-05-08 21:14:05
松井ドンキーノ @researcher001

だから芸術家は灰色のブリーフを買ってきて小便小僧に穿かせて、それから小便を出させた、小便はいつものように勢い良く発射されることはなく、灰色のブリーフは尿を吸い込んでゆっくりと黒く濡れて行ったよ、それを見て芸術家はゲラゲラ笑った。

2011-05-08 21:15:26
松井ドンキーノ @researcher001

しばらく笑いながら見ていたのだが、ブリーフから垂れる小便を見て芸術家はまたムカムカしてしまった、だからそいつは小便小僧の尿の出力を最大にしたよ、すると小便小僧の尿は濡れてしまったブリーフを空高く吹き飛ばした、青い空が綺麗な日でそのブリーフを吹き飛ばした尿は大きな虹を作ったんだ」

2011-05-08 21:16:40
松井ドンキーノ @researcher001

「なんなの?その話」 「別冊宝島って本に書いてあったんだ」 それからその女と酒を飲んだ。ビールとウオッカを飲み続け、お互いの耳に口を押し合てて大声でしゃべった。朝方になって連絡先を交換して別れた。

2011-05-08 21:17:26
松井ドンキーノ @researcher001

次の日朝、部屋に戻った俺は2日酔い死そうで、さらに倒れたビールの缶がテーブルを汚しているのを見つけて嫌な気分になった。タバコを吸っていると昨日クラブで会った女から電話がかかってきた。なんでも彼女はカモが見たいのだそうだ。

2011-05-08 21:18:41
松井ドンキーノ @researcher001

次の日朝、部屋に戻った俺は2日酔い死そうで、さらに倒れたビールの缶がテーブルを汚しているのを見つけて嫌な気分になった。タバコを吸っていると昨日クラブで会った女から電話がかかってきた。なんでも彼女はカモが見たいのだそうだ。

2011-05-08 21:18:41
松井ドンキーノ @researcher001

「カモ?いいけどなんで?」 「あなたが昨日言ったじゃないの、家の近くの川にカモの家族がいるって」 カモの話をしたことは全く思い出せなかったが、2日酔いだけど天気がいいのでカモを見るのもいいと思った。それから2時間してその女が来た。俺たちは河原でビールを飲みながらカモを見た。

2011-05-08 21:19:14
松井ドンキーノ @researcher001

明るいところで見る彼女は地味な服を着ていて目が大きくて綺麗な顔をしていた。足にまとわりつくスカートから出ている白い脚を見たら欲情したので部屋に誘った。女は部屋に来て、しばらくしゃべってからセックスをした。女はフェラチオに長い時間を使った。

2011-05-08 21:20:56
松井ドンキーノ @researcher001

舌と唇でペニスを刺激して、たまに歯を使ってわざと噛んだ。口の中で射精したいと言うと亀頭を口で含み、右手を使ってペニスをしごいた。俺は声を出して射精した。喉が渇いたのでビールを飲んだ。眠りたいと思った。寝る前に少ししゃべった。女の名前はリエで26歳ということがわかった。

2011-05-08 21:26:43
松井ドンキーノ @researcher001

それからリエは週に3回ほど俺の部屋に来るようになった。俺は休学中の大学生でリエは働いていなかったので金を使わないように部屋で料理を作ってビールを飲んだりした。近所に住むカモやネコも良く見に行った。

2011-05-08 21:27:29
松井ドンキーノ @researcher001

たまに少しだけ遠出をした。アウトレットモールでリエはスカート買った。俺はリエが服を見ているときに店内で鳴っている音楽は誰のCDかと店員に聞いた。リエは後で無視されたと怒った。俺は怒られることが嫌いだからビールを飲んだ。会うと必ずセックスをした。リエはセックスが上手だった。

2011-05-08 21:29:02
松井ドンキーノ @researcher001

とりわけペニスを勃起させることが上手だった。唇と舌と歯で勃起させてくれて俺はリエに会う度に5回射精した。長い黒い髪とフェラチオは良く似合うなと思った。射精してからタバコを吸って味を濃くした味噌汁を飲んだ。コーヒー豆が無かったから代わりに味を濃くした味噌汁を飲んだ。

2011-05-08 21:30:26
松井ドンキーノ @researcher001

それからリエは1週間ほど俺の部屋に来なくなった。心配になって電話すると家族ともめているそうだ。そのとき実家で暮らしていることを始めて知った。 次の日、リエから電話が入った。なんでも荷物を運ぶのを手伝って欲しいのだそうだ。

2011-05-08 21:31:43
松井ドンキーノ @researcher001

浜松町駅から20分ほど歩いて目的地のマンションに着いた。2DKの綺麗なマンションだった。部屋に入ると二段ベッドがあった。 「言いにくいんだけど、この部屋ね、前に一緒に住んでた男の部屋なのよ」

2011-05-08 21:34:07
松井ドンキーノ @researcher001

「うん」 「でも付き合ってるとかじゃないのよ」 「うん、俺さ、二段ベッドってすごい憧れてたんだ、小さいころから」 「だから彼とは一緒に寝ないし、そのための二段ベッドなのよ」 「ねえ、上のベッド登っていい?」 「いいわよ」

2011-05-08 21:36:09
松井ドンキーノ @researcher001

俺は二段ベッドに上がった。そうだ、俺は二段ベッドに憧れてたんだ。リエは本やCDや服をドラムバッグに詰めている。二段ベッドの上の段は高くて天井が近かった。二段ベッドから下を見下ろすとビールが飲みたくなった。少ししてリエがベッドに上がってきた。

2011-05-08 21:36:48
松井ドンキーノ @researcher001

リエはセックスしたいと言った。リエにペニスを入れるといつもより大きな声を出した。射精しそうだと伝えるとまだダメと言ったので我慢した。射精を我慢していたがリエのいつもより大きな声や胸に食い込む俺の指に追い立てられるように射精した。リエは悲しそうな声を出した。

2011-05-08 21:37:50
松井ドンキーノ @researcher001

「ねえ、ビールないかな?」 「多分ないわよ」 「持ってきてよ、俺は他人の部屋の冷蔵庫は開けないようにしてるんだ」 「イヤよめんどくさい、それにあの人飲まないから無いわよ」 「あるかも知れないだろ、俺は二段ベッドに本当に憧れてたんだよ」 「勝手に探したらいいじゃないの」

2011-05-08 21:39:05
松井ドンキーノ @researcher001

俺は二段ベッドを降りた。他人の部屋なので腰にタオルケット巻いた。冷蔵庫を開けて俺は悲鳴を上げた。冷蔵庫の卵を置くところに毛の生えてないピンク色のネズミが並べられていたからだ。

2011-05-08 21:41:37
松井ドンキーノ @researcher001

「おい、なんだよこれ、ネズミがいるぞ、毛が生えてないネズミだ」 「ああ、この家の人はヘビを飼ってるのよ」 「ヘビ?」 「うん。ヘビはネズミを食べるの」

2011-05-08 21:42:20
松井ドンキーノ @researcher001

冷蔵庫にビールはなかったが、冷凍庫にウオッカがあった。なにかの茎が入ってるウオッカだった。ビールが無いのは残念だったがその薬品の臭いがするウオッカも美味しいと思った。なによりも二段ベッドは気分が良かった。二段ベッドの上は温度が高いのでエアコンの設定温度を最低まで下げた。

2011-05-08 21:44:02
松井ドンキーノ @researcher001

リエに何か話をしてよと言われたので俺はサボテンの話をした。するとリエは前に聞いたと答えた。腹が立ったが黙っていた。慣れると美味しいウオッカだった。もう一度セックスしたいとリエが言った。俺はしたくなかった。子供のころの二段ベッドへの憧れを思い出して良い気分だったからだ。

2011-05-08 21:45:39
松井ドンキーノ @researcher001

まあ酒でも飲めよと言った。リエはまた、もう一度セックスしたいと言った。出来ないよ立たないもの、と言うとリエは俺のペニスを引っ張り出ししゃぶり始めた。上手なフェラチオだった。平穏な気持ちのままペニスだけが勃起した。リエは俺に乗り、腰を振って声をあげた。

2011-05-08 21:47:32